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サムイ島上陸
ノルウェージャン・サン号は、タイランド湾を反時計回りに航行して・・・

タイで2番目の寄港地となるサムイ島に接近し、島からかなり離れた所に錨を降ろしました。

2階建てのおもしろい形のテンダーが何隻も港から早々に近づいて来ましたが・・・

オフィシャルからの上陸許可がなかなか出ないのか、テンダリング開始のアナウンスがいくら待ってもありません。
結局1時間くらい遅れてようやく最初のテンダーのコールがあり、すぐに行列に並んで定員ギリギリ最後に乗れてラッキーでした。

テンダーは、20分ほどで島北西部にある島内唯一の街ナトンの桟橋に着きました。
ナトンビーチでランチ
桟橋の付け根のすぐ横からナトンビーチが広がっているので、今日は寄港地ツアーは利用せず、このビーチでまったり過ごす予定です。

ナトンビーチは、タイの有名なパタヤやプーケットのビーチと比べると、観光地としての賑やかさよりもローカルな生活感が残るエリアです。
既にほぼ正午なので、地元の市場や屋台やローカルレストランなど、ランチに良いお店を探しながらビーチ沿いに歩いて行きました。
インドネシアのロンボク島では現地通貨を持たなかったためにランチをなかなか食べられなかったので、昨日レムチャバン港で寄港地ツアーから戻って来た時に20ドル分をタイ・バーツに両替してあります。
記念写真スポットはありましたが、なかなかこれぞというお店は見つかりません。

歩いて来た道路がビーチから離れてしまう角まで来た所で、良さ気なお店があり、値段も手頃だったので、ここに決めました。
遠浅のきれいな海を眺めながら、ヤシの木陰に置かれた砂の上のテーブルでいただいたグリルドチキン、ポークパッタイ、シュリンプ・トムヤム・フライドライスの地元料理は、どれもとても美味しかったです。

随分と遠く離れた所にノルウェージャン・サン号も見えました。とても遠浅なようなので、島にはそれ以上近づけなかったものと思われます。

大満足のランチでした。
遠浅の海でプカプカ
目の前の遠浅の海で泳ぐことにしました。砂州に渡って、写真の1番遠くに人が立っている辺りまで行っても、その先の海に入っても、なかなか水深が膝上まで来ません。

途中の砂州には、スナガニの巣穴と砂団子がありました。

水深が腰くらいになるまで沖へ歩いて行って、フローティングチェアでプカプカして過ごしました。

これまで経験した中で最も遠浅のビーチで、岸に向かうそよ風が吹き、波はほとんどなく、まだ夕方に向けてさらに潮が引くので、居眠りしようが安心して漂うことができ、途中のおやつタイムをはさんで、結局2時間ほど浮かんでいました。
その間、近くで地元の漁師が網を張って漁をしていましたが、魚が獲れた様子はありませんでした。

15時を過ぎて引き上げる時には、ランチを食べたお店の前の水路だったところも海底が出ていました。

買い食い街歩き
帰りはビーチ沿いではなく、街中の道を通ることにしたら、とっても生活感にあふれていました。

道路端にこんなのがあるのもタイらしいです。

市場を見つけて、マンゴーとフーミー寄港時に食べて美味しかったフルーツを買い、コンビニで持ち帰り用のお菓子や調味料を買って、残ったバーツを使い切りました。
生活道路からビーチに出た所で、フルーツをさっそくいただきました。

赤い果物は、後で調べるとウォーター・アップル(あるいはローズ・アップル、和名はレンブ)というそうで、水々しくさっぱりとした味で、手を汚さずにそのまま食べられる点も、スターフルーツに似ています。
桟橋まで戻って来ると、着いた時には何もなかった広場に美味しそうな屋台が並んでいましたが、もうお腹はいっぱい、お金はなしで、何も食べられず残念でした。

今日1日の過ごし方はとても楽しめたので、数日後に寄港予定のプーケットでも同様にビーチで過ごすことにして、予約しておいた寄港地ツアーはキャンセルしました。
女性スタッフ・キャプテン
東南アジア・クルーズは明後日のシンガポール入港で終わるので、夜のショーの後、船のスタッフがまたステージ上に勢揃いしましたが、島の近くを航行中なせいか、船長とスタッフ・キャプテンの姿は見えませんでした。

ちなみにスタッフ・キャプテンというのは、ナビゲーションやデッキ部門を統括する副船長的な役割ですが、ノルウェージャン・クルーズラインの全クルーズ船の船長・副船長の中で現時点で唯一の女性が、このノルウェージャン・サン号のスタッフ・キャプテンを務めています。
シンガポール時間に合わせるために、寝る前に今回の旅行では初めて時計を進める方向に1時間調整しました。