アフリカクルーズ15〜16日目:サントメ寄港〜ガボン、コンゴ沖終日航海

この記事は約5分でお読みいただけます。

サントメ上陸

赤道のわずかに北側にあるサントメ島には本船が接岸できる大きな港が無いため、今回のアフリカクルーズの寄港地の中で唯一テンダーで上陸します。

目立つ要塞跡の奥にある小さなサントメ港にテンダーが向かっていると、ボートに乗って出て来た人が手を振って歓迎してくれました。

港で唯一上陸できそうな場所に接岸したテンダーから、隙間もあり滑りやすそうな階段を登って上陸しました。

街から山へ

「バードウォッチングとサン・ニコラウ滝」という寄港地ツアーのミニバスに乗って港を出発すると、サントメ大聖堂や・・・

大統領宮殿の前を通りました。

サントメは、アフリカで2番目に小さな国サントメ・プリンシペの首都なのです。

街を出て山に向かって20分ほど進むと、サントメ最大の虐殺があったという場所がありました。

さらに30分ほど左右にプランテーションがある道を進み、所々に立てられた看板を見ると、中国資本が入っているようです。

コーヒーの実も見かけました。

港は蒸し暑くて汗をかいてたまりませんでしたが、少し高度が上がったおかげで凌ぎやすくなりました。

地味な鳥、鮮やかな植物

植物園のようなところに着き、途中の村からバスに乗って来た鳥の専門家と一緒にバードウォッチングが始まり、日本から持って来た双眼鏡を首に下げて、森の中や草地を歩きまわりました。

しかし、あまり鳥が出てこなくて不作です。写真に撮れたのはこの1枚だけで・・・

鳥の専門家が持っていた図鑑によるとSao Tome Grosbeak(和名:サントメマシコ)という種類のようです。

見かけた鳥は地味なのが多かったです。

逆に、植物の方は、色鮮やかなのをあちこちで見かけました。

結局バードウォッチングは30分くらいで切り上げて、最後の目的地の滝へ向かいました。

サントメ随一の滝

高さ30mほどのサンニコラウ滝は、サントメ島の最大の見どころなのか、他の寄港地ツアーのバスや観光タクシーが最後はここに一斉に集結してきたようで、滝への狭い道路で車同士が離合するのも大変でした。

そういう場所なので、滝の前の橋の欄干には土産物がずらりと並べてありました。

14時頃に船に戻り、カフェテリアで遅めのランチにしました。

赤道祭

16時半からプールデッキで赤道祭がありました。

タヒチ〜ハワイクルーズでの赤道祭とはかなり内容が違っていて、ここではリンボーダンスをやって失敗した人が頭から水をかけられていました。

その様子を1つ上のデッキのテーブルから夕食を食べながら眺めて楽しみました。

実際に船が赤道を越えたのは19時29分でした。船室のテレビの現在地を示す画面左下の緯度が、南緯0度0.02分(南緯0度0分1秒)になっています。

クリスマスツリー

明日はもう12月なので、アトリウムにはクリスマスツリーがもう飾られています。

ショーのキャスト達がそこで記念写真を撮っていました。

とても豪華で華やかに見える場所なので、我が家も後でパチリ。

終日航海日:2人の演奏家

翌日は、ガボン〜コンゴ沖を進む終日航海日です。

夜のショーでは、イタリア人ヴァイオリニストのこのクルーズ最後の演奏がありました。

明日ルアンダに寄港した際に下船するので、演奏後に観客皆でスタンディングオベーションを贈りました。

その後、またエド・ケリーさんのピアノ演奏を聴きに行きました。

数日前に『戦場のメリークリスマス』をリクエストしたらご存じなかったので、その楽譜を渡しておいたのですが、昨晩はそれを弾いてくれました。

日本の曲は、『上を向いて歩こう』や童謡などの古い歌はレパートリーにあるのですが、何か新しい日本の曲で良いのを教えて欲しいと言われ、中島美嘉の『雪の華』の楽譜を渡しておいたところ、今日はそれを弾いてくれて感激でした。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

Translate »