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スペイン最初の寄港地バルセロナは、5年ほど前に4泊してほぼ見尽くした感がありますが、その時に見落とし部分があるグエル公園を再訪し、未見のガウディ建築で郊外にあるコロニア・グエル教会を見に行くことにしました。どちらも世界遺産です。
カサ・バトリョのリベンジ
大人気のグエル公園は、10時半の日時指定の入園券を3日前に購入済みです。
船から港のシャトルバス(往復€4.5)で最寄りメトロ駅付近まで行き、メトロ・バス・近郊電車の1日券(€11.2)を買ってグエル公園に向かう途中、ちょうど時間調整にピッタリだったので、途中下車してガウディ建築の一つ、カサ・バトリョ(これも世界遺産)を外観だけ見に行きました。
2019年2月に来た時には、修復中でこんな姿だったのです。
リベンジできました。
グエル公園で落穂拾い
ちょうど指定時刻にグエル公園に着いて入園し、前に来た時には一部が工事中で囲われていた中央広場をまず目指しました。タイルのベンチが美しいので妻のお気に入りの場所です。
正面入り口から公園を見て右手奥の方は、前回見落としていたようなので、その上の方まで歩いて行きました。
さらに登って奥の方にあるトリアス邸まで行ってみました。元々の計画であった住宅地としての開発は失敗し、たったの3軒しか建てられなかった家の一つで、民家なのでその中には入れませんでした。
最後に、3本の十字架が立つ丘の上まで登って・・・
前回訪れたサグラダファミリアを遠望しました。
1時間あまりでグエル公園の落穂拾いを終えて、近くのお店でシーフードパエリャのランチにしました。
船のアルコールは高いので、久しぶりにビール付きです。
未完のコロニア・グエル教会
午後は、スペイン広場からカタルーニャ鉄道に乗って、郊外にあるコロニア・グエル教会に向かいました。
少し離れた所にある観光案内所でチケットを買って教会に入るのですが、その案内所に説明展示があり、完成形の立体模型もありました。
模型の反対側からは教会の中も見えますが、とてもガウディらしい建築でおもしろく美しいです。
実物を見に行くと、完成しているのは半地下の礼拝堂部分だけなので、遠目にはあまりパッとしませんが、礼拝堂の入り口付近まで来ると、天井や柱がガウディっぽいです。
礼拝堂の中に入ると、わーっと思うほど、さすがにガウディな感じで、素晴らしかったです。
今回の旅行はこれまでずっと暑いくらいの好天に恵まれていたところ、今日は初めて曇り空で長袖を着ないと肌寒いくらいでしたが、教会の見学を終えて駅に向かって歩く途中で本降りの雨となり、初めて傘を使いました。
競合クルーズ船が集結
電車を待っている間に雨は止み、バスを乗り継いで港に戻ると、手前からMSCファンタジア号(13.8万トン)、エクスプローラー・オブ・ザ・シーズ号(13.8万トン)、ノルウェージャン・ビバ号(14.4万トン)が並んで接岸していて壮観でした。
この3隻のクルーズ船は、ほぼ同じ大きさだし、クルーズ料金の価格帯もコスパの良い同じカジュアルクラスです。MSCクルーズ、ロイヤル・カリビアン・インターナショナル、ノルウェージャン・クルーズラインという競合する3社の船を並べて見比べられる良い機会でした。
実は、MSCファンタジア号は、今朝、レストランで朝食を食べている時に、目の前を後進で入港してきて、船の間の狭い隙間をタグボートが通り抜けたりして、目が釘付けでした。
エクスプローラー・オブ・ザ・シーズ号は、同じくレストランで夕食を食べている間に、すぐ横を通って出港していきました。
バルセロナも船好きにとって嬉しい港でした。