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地中海クルーズの最初の寄港地は、イタリア半島北西部にあるリヴォルノです。
リヴォルノ港の朝
6時入港予定でしたが、6時に起きた時には既に接岸していて、きれいな朝焼けの中、にぎやかな絵が描かれたフェリーが入港してきました。
コルシカ島が近いので、そこから来たフェリーかもしれません。
クルーズ最初の朝食には、我が家の定番メニュー(ヨーグルトパフェ、フルーツサラダ、スモークサーモンベーゲル、エッグベネディクトなど)を船のレストランでいただきました。
これらを食べるとノルウェージャンの船に戻って来たなあと実感します。
バス・電車でピサの斜塔へ
今回のクルーズでは、観光に便利な寄港地が多いので、船の寄港地ツアーは基本的に使わずに、個人で観光する方針です。
リヴォルノからは片道2時間ほどでフィレンツェ観光も可能ですが、私は学生時代に行った時に全然つまらなかった記憶があり、大人になって再訪すると違う印象になるのか興味はありましたが、今回は1時間以内で行けて私は未見(妻は再訪)のピサの斜塔に行くことにしました。
岸壁からリヴォルノ市街の中心まで港の有料シャトルバス(往復€7)、そこから路線バスでリヴォルノ駅まで行き、ピサ駅までの切符を買ってホームに行くと、なんとこんな所にもコスプレイヤーがいました。
ピサ駅からまた路線バスに乗って、ピサの斜塔があるドゥオモ広場(世界遺産)への門に10時半前に着きました。
ピサの斜塔に登るのはとても混雑するため今日の12時の日時指定チケットを日本出国前に購入済みなので、先に斜塔以外を見てまわることにします。
円筒形で目立つ洗礼堂
西側から広場に入ると、緑の草地と白い外壁のコントラストがとても良い感じです。
まず、すぐ左手にある洗礼堂(バッティステロ)を見ました。
中に入ると、洗礼槽や祭壇があり、階段を登って上から見ることもできました。
中庭が広い納骨堂
次に納骨堂(カンポサント)を見ました。中に入ると広い中庭があります。
回廊の壁に描かれたフレスコ画は、よく見ると物語的でおもしろいです。
カテドラルでユーモラスな像を発見
次は、洗礼堂の向かいに建つ外装が素敵なカテドラル(ドゥオモ)です。
中に入ると、緻密な彫刻がほどこされた説教壇がひときわ素晴らしかったです。
でも、同じ堂内にあったこれは何なんでしょう。
左側の人の表情は何ともユーモラスです。
斜塔の上からの眺め
最後にいよいよ斜塔(鐘楼)に登ります。スマホ以外の荷物は全部ロッカーに預けるようになっていました。
実は、妻は昨日の転倒で打った腰や頭の痛みがまだあり、今日はピサ観光の中止も考えたのですが、船からバス・電車を乗り継いでほとんど歩かずに来られたし、広場内の観光も平地をのんびり歩いてできました。
しかし、さすがにピサの斜塔の階段は登らない方がいいだろうと思いましたが、自分のペースで登れるなら様子を見ながらゆっくり登れるところまで行ってみると言うので、そうしたところ、結局思ったほど大変ではなくて、上まで登れちゃいました。
斜塔内の螺旋階段を登る間は、塔の傾きが感じられて面白かったです。
妻が学生時代に来た時には、一番上まで登って、そこが怖かった記憶があるそうです。
斜塔の上から一緒に素晴らしい景色を眺めることができました。
帰りにリヴォルノの街の薬局で、ローマでさんざん探して見つからなかった妻用の膝のサポーターを買うことができました。