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炭蕎麦と発芽蕎麦
涼しい北軽井沢に週末をはさんで3泊した後、月曜日に次の避暑地「安曇野」に向かいました。
道中のどこかでランチにするつもりが、田舎道なのでお店がほとんど無く、途中の小さな街にようやくあった中華で妥協しようかと思ったけど、どちらかと言えば蕎麦を食べたい気分だったので、もう少し我慢して行くと鹿教湯温泉の手前で「信州手打蕎道 十割蕎麦 奈賀井」と書かれた看板を見つけました。
ところが人気のお店なようで駐車場が満車です。諦めて車を出そうと思ったら、一番端の車に「この車の前に駐車可能」との張り紙があり駐めることができました。
順番待ちをしている間にお店の口コミを調べたら、当たりなお店のようで、お値段はちょっと高めでしたが、お店独自の炭を練り込んだ黒い蕎麦と発芽蕎麦(黒皮をつけたままの蕎麦の実を発芽させて仕立てた蕎麦)にサクサクで美味しいと評判の野菜天ぷらを付けて注文しました。
蕎麦と天ぷら以上に美味しいと思ったのは、最初に出てきた冷たい蕎麦茶と最後に飲んだトロットロの蕎麦湯でした。
私は元々うどん派で、あまり蕎麦を美味しいと思ったことがないとよく言っていたのですが、安曇野に前回行った時に作って食べた山菜天ぷら蕎麦がとても美味しかったので、それ以来、蕎麦も楽しみになりました。
アルプス公園でウォーキング
北軽井沢〜安曇野の道中で涼しくウォーキングできそうな場所として目星をつけたのは、小高い丘の上に広がる松本市アルプス公園です。
一番近い北入口からだと登りがきつそうだったので、東入口に車を駐めましたが、ここからもかなりの登り道で、最高地点でも標高750mくらいしかなく、気温も28℃あり、しっかり暑くてたっぷり汗をかきました。
北アルプスの稜線には雲がかかっていて、馴染みの山々の姿は望めず残念。
安曇野コテージ生活
月曜から安曇野の泉郷別荘地のコテージを借りて3連泊します。
夏休み中なせいか第1, 2希望のコテージは取れず、3年前に体験宿泊したコテージになりましたが、BBQができる広いベランダや景色が楽しめる温泉風呂があり、ここもなかなか良いです。
翌朝、安曇野コテージ生活の目的その1である桃とリンゴを馴染みの農園でたっぷり安く分けてもらいました。
一部は、コテージ滞在中に煮てコンポートにしました。
安曇野コテージ生活の目的その2は、いろいろな食材の燻製作りとBBQです。月曜に食材を買ってきて下味を付け、火曜はそのまま味をなじませ、水曜の午後に大量の燻製作りをしました。
大活躍したのが、ベランダ備え付けのBBQグリルと、家から持ってきたスモーカー(BBQグリルの上に載せてある円筒形のもの)です。
コテージは標高1000mくらいの所にあるので、朝晩は少し肌寒いくらいで、ここも良い避暑地でした。
美鈴湖一周ウォーキング
台風10号の接近にともなって滞在中の天気予報はずっと雨模様でしたが、水曜の午前中は大丈夫そうだったので、安曇野の街の反対側にある美鈴湖までウォーキングに出かけました。
よく行く蓼科の女神湖とほぼ同じ大きさの一周2kmの静かな湖で、簡単に一周歩けました。
女神湖には「釣り禁止」の立て札があちこちにありますが、美鈴湖には逆に「釣り人以外立ち入り禁止」の立て札があちこちにあって、釣り人に優しい湖のようです。
美ヶ原高原ハイキング
まだしばらく雨は降りそうにない空模様なので、雨雲レーダーやライブカメラで確認した上で、美ヶ原高原まで足をのばすことにしました。
美鈴湖から美ヶ原スカイラインを30分ほど登り、地図(↓)の左の方にある美ヶ原自然保護センターの駐車場に車を駐めました。有名な美ヶ原高原美術館は反対側(地図の右の方)にあり、その間は一般車では行けず、歩くと片道2時間ほどのハイキングになりますが、とりあえず王ヶ頭まで行ってみることにしました。
王ヶ頭は、テレビ局のアンテナなどが林立している美ヶ原の最高地点(標高2034m)です。
松本市街をはさんで反対側の北アルプスの稜線が今日はわりと良く見えていて、写真(↓)の右の方には尖った槍ヶ岳も写っています。
王ヶ頭まで遊歩道を登って来ると、その先にある美しの塔までよく見渡せました。
北アルプスに加えて、浅間山、蓼科山(写真↓左)、八ヶ岳(写真↓中央付近)、雲に隠れた妙高、諏訪湖の一部などの展望が楽しめました。
ここには王ヶ頭ホテル(写真↓左奥)という良く手入れされた感じの良いホテルがあり、一般車が入れない区間も送迎バスで歩かずに来て泊まれるようでした。
山道のハイキングが難しくなるくらいもっと年を取ったあかつきには、こういう所に泊まって標高2000m超の世界を楽しむのも良さそうです。
今回は、そのホテルのレストランで、絶景を眺めながらカレーライスのランチをいただきました。
気温は20℃くらいでとても涼しく、景色も抜群なので、美しの塔までさらにハイキングするのは楽しそうでしたが、今日はいつ雨が降り出すか分からないし、既に美鈴湖でも歩いたし、午後は燻製作りで忙しいので、ここで引き返すことにしました。