モーレア島(仏領ポリネシア)再寄港:オフロード・サファリ

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朝焼けのモーレア島

5時半に目覚めると、見事な朝焼けで、船は既に錨を降ろし、モーレア島に上陸するためのテンダーも海に浮かんでいました。

まだ7時前でちょうど気持ちの良い気温なので、朝食を外のテーブルで島を眺めながらいただきました。

バニラ農園

今日は船の寄港地ツアーの「オフロード・サファリ」に参加します。8人乗りの4WDに分乗してパプトエ港を出発しました。

最初に、オプノフ湾を回り込んだ対岸から未舗装路や急坂を登って、景色が良いバニラ農園に来ました。スピリット号も見えています。

ここのバニラは、ライアテア島で見たのと違って、木ではなく石材にツタを絡めて栽培していました。

農園の人が手に持っているのはニノの実で、匂いを嗅がせてもらうとブルーチーズのように臭かったです。

ここでは3種類のフルーツジャムを味見させてもらいました。

大ウナギ

次にオプノフ湾の最奥から川を少し遡った所でガイドが何かを川の中に撒くと、その匂いを辿ってか、下流から大ウナギが泳いできました。川の中に入って大ウナギに触れるツアー参加者もいました。

全部で5〜6匹の大ウナギが遡って来ましたが、大きなのは直径10cmくらいありそうでした。

そのすぐ横では、何かおもしろげな別のツアー客が通り過ぎて行きました。

この辺りでは何度か4WDで川を横切る所があり、まさにオフロード・サファリの雰囲気でした。

パイナップル畑

さらに谷の奥に進み、パイナップル畑に来ました。

アンモニア分が良い肥料になるので尿をかけるそうですが、聞かなければよかったです。

雑草は手でむしり取ってパイナップルの上に置いておくと乾燥して肥料になるし、全て手作業とのこと。

見かけたパイナップルの実はどれもまだ小さかったです。

ベルベデーレ展望台

次にまた坂道を登って、モーレア島で一番の景勝地、ベルベデーレ展望台に来ました。ここからは、ハート型をした島の北岸にある2つの深い湾、オプノフ湾(左)とクック湾(右)の両方を望むことができます。

両替したパシフィックフランを使い切るために、ここでパイナップルジュースを飲みました。

途中で氷を足してもらい、暑い中、冷たいジュースは美味しかったです。

ティティロアのマラエ

次に、ベルベデーレに登って来る途中にあったティティロアのマラエに寄りました。

マラエというのは、フランス領ポリネシアの宗教遺跡で、見た目は地味ですが、女性は入れないなどいろいろな決まり事がある神聖な場所です。

フルーツジュース工場

次は、フルーツジュース工場に寄って、3種類を試飲しました。

最初のフルーツのお酒が一番美味しく、次のショウガのお酒は強過ぎて妻が飲みきれなかった残りも飲み干し、最後のはアルコールなしの果汁で、全部楽しめました。

クック湾口からの景色

次にクック湾を回り込んで東岸の途中にある土産物店に寄りましたが、ざっと商品を眺めただけで、時間的にもそこから引き返すかと思っていたら、さらにクック湾東岸の出口付近まで行って、そこからの景色を楽しむ時間がありました。

独特の尖った山の頂上付近に穴が空いていることや、山が女性の顔の形をしていることを教えてもらいました。薄くギザギザになった岩山にも穴が開いているのは自分で見つけました。

そこから2つの湾をぐるりぐるりと走って20分足らずでパプトエ港に戻りました。とても見所たくさんの満足できるツアーで良かったです。

ハワイに向けて出航

船に戻り、出航の様子や、並走していたパイロットボートにパイロットが乗り移り島に戻っていくところを見た後で夕食にしました。

フランス領ポリネシアでは、6日間かけて4つの島に寄港しました。

船は、ここから連続4日間の終日航海日をはさんでひたすら北上し、昔タヒチからハワイへポリネシア人が移住した航路をたどって次の寄港地のハワイ島をめざします。

今夜のショー

19時からのトム・ワードというギタリストのショーに、少し遅れてあまり期待しないで行ったら、すっごく良い演奏でした。チェロのように足を付けたギターで立ったまま演奏するのもおもしろかったです。

今回は2つのクルーズに続けて乗っているので、ほとんどのショーは繰り返しになるのですが、このアーティストは初めてだったので、前半のクルーズには乗船していなかったのかもしれません。

2145からのピアノの弾き語りも聴きに行きました。しばらく寄港日が続いて早起きするため早寝していましたが、今夜からしばらくはその必要もありません。

スピリット号のアトリウムにはグランドピアノが置いてあるので、その生演奏を聴きたいとずっと思っていたのですが、これまでどうもタイミングが合わなかったところ、空いていた最前列の席でようやく聴くことができました。

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