安曇野2: 信州大町(高瀬渓谷、霊松寺、仁科三湖)で紅葉狩り

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安曇野3日目の朝、コテージの周りは紅葉が見頃です。

今日は天気も良いので、長野県大町市にある紅葉の名所めぐりをすることにしました。

高瀬渓谷

最初に目指したのは高瀬渓谷です。

渓谷には、下流から順番に大町ダム七倉ダム高瀬ダムの3つのダムがあるのですが、最初の大町ダムで堰き止められてできた龍神湖は、エメラルドグリーンの美しい色です。

大町ダム情報館の説明によると、湖がエメラルドグリーンなのは、高瀬渓谷に広く分布する花崗岩に含まれる長石の結晶が粘土化したものと、上流から流れてくる硫黄の細かな粒子が混じった水だからだそうです。

大町ダムの堰堤の上から龍神湖を眺めると、左奥に北アルプスの野口五郎岳(2924m)が見えています。

大町ダムの下流側を見おろすと、紅葉がまさに見頃です。

次の七倉ダムに向かう途中の高瀬トンネルの手前にある北葛沢も紅葉の名所なのですが、ここはもうすっかり葉が落ちた後でした。

しかし、その辺りから龍神湖の上流部分を振り返ると、エメラルド色の湖面の向こうに日に照らされた山肌の紅葉が見えてきれいです。

マイカーで行けるのは七倉ダムの少し先にある七倉山荘までで、そこからダムとダム湖を眺めても、やはり紅葉狩りには遅過ぎです。

食事メニューが美味しそうだった七倉山荘で、秋限定のきのこ豚汁定食のランチにしました。

実は、大学1年の時に北アルプスの鷲羽岳から湯俣温泉(高瀬ダムで堰き止められた高瀬湖のさらに上流)に降りてキャンプした後、そこからバス便がある葛温泉(七倉ダムの少し下流)まで高瀬渓谷を5〜6時間ひたすら歩いたことがあります。

当時はまだ高瀬ダムも七倉ダムも工事中で、ヘルメットを貸与され、リュックは車で運んでくれたのですが、いくつもの真っ暗なトンネルの中をヘッドランプを点けて延々と歩きました。

その懐かしい場所を再訪したかったのですが、ここからさらに上流の高瀬ダムまでは、タクシーでなら行けるものの、往復4千円もするし、紅葉狩りは期待できないので、今日はここで折り返すことにしました。

霊松寺

次に、大町市街の北東にある霊松寺を訪れました。

鐘楼(写真左奥)から参道を山門(写真右手前)まで歩いて来ると・・・

まさに紅葉が真っ盛りで、イチョウの葉っぱに埋め尽くされて真っ黄色になった地面が見事でした。

本堂には、日光東照宮にあるような鳴き龍が天井に描かれていて、その下で手を打つと龍が鳴きました。

期間限定の特別拝観をちょうどやっていたので、拝観料100円を支払って本堂の普段は見られない部分を歩いて行くと、まるで忍者屋敷のように、隠し扉があります。

このように壁の一部が回転して、その奥には隠し部屋があるのです。

紅葉狩り以外にも楽しめた霊松寺でした。

仁科三湖

最後に、仁科三湖の紅葉ぐあいを見に行きました。

1つ目の木崎湖は、特に紅葉がきれいという感じではありませんでした。

2つ目の中綱湖は、日が当たっている対岸(西岸)の紅葉がいい感じでした。

3つ目の青木湖は、紅葉した湖岸の奥に北アルプスの稜線が連なり、見応えがありました。

来年は、もっと早い時期に来て、山の上の方の紅葉を見たいものです。

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