米北西部12: セントヘレンズ火山に迫る

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はたして火山を見られるのか?

今日はセントヘレンズ火山(標高2574m)を見に行きます。

昨晩下調べをしていたら、行く予定にしていたジョンストン・リッジ展望台(地図①)への道が、なんと地滑りで閉鎖されていることが分かったので、代わりにウィンディ・リッジ(地図②)を目指すことにしました。

ところが、山に向かう25号線(地図↑右端沿いの道)に入ると、「◯マイル先で通行止め」との標識が立っています。行きたいウィンデイ・リッジより11マイルも手前までしか行けないことになります。

無駄足になってしまうのかもしれませんが、せめて一目だけでも山容を見たいと願いつつ、とにかく行ける所まで行ってみることにしました。

途中から右折して99号線に入ると、結局道路はずっと走れました。どうも25号線をそのまま真っ直ぐ行った先、おそらく上の地図で「Elk Pass」と書いてある辺りで通行止めになっていたようです。ホッ!

モニュメント・バウンダリィ(地図A)まで来ると、セントヘレンズ火山の姿を遠くに見ることができました。やったー!

枯木立と紅葉

さらに道を進むと、山の斜面に枯木立がたくさん立っていて・・・

紅葉も見頃で、とても良い景色になってきました。

ヘリコプターを見下ろす

カスケード・ピークス(地図B)まで来ると、ヘリコプターがすぐ近くを通り過ぎました。しばらく眺めていると、何か資材をロープで吊ってどこかに何度も運んでいるようです。

こちらも標高の高いところにいるので、ヘリコプターが眼下を飛ぶこともあり、おもしろかったです。

遠くの山と近くの湖

ハーモニー(地図C)からは、格好良く尖った山を雲海越しに遠望しました。オレゴン州のフッド山(標高3429m)で、これも火山です。

そのすぐ先のドニーブルック(地図D)から反対側を見ると、真っ青なスピリット湖が広がっていて、こちらも良い眺めです。

湖面の一部には、流木がぎっしりかたまって浮かんでいました。

絶景のランチ

スミス・クリーク(地図E)まで来ると、セントヘレンズ火山がずいぶん近くなりました。

谷の向こう側の斜面は、たくさんの小さなクリスマスツリーが立っているようで、おもしろいです。

ここが一番眺めが良く、ピクニックテーブルもあったので、絶景をおかずにランチにしました。

火山にさらに迫る

一般車の終点となるウィンディ・リッジ(地図F)から、さらにトレイルを1マイルほど歩いて、セントヘレンズ火山を間近に見られる所(地図G)まで来ました。

今朝は、果たして山の姿を見られるだろうかと心配していたのに、こんなに近くまで迫ることができて大満足です。

50kmほど東にそびえ立つアダムス山(標高3743m)もここから良く見えました。

ワシントン州ではレーニア山に次いで2番目に高い山です。

日の当たらない世界

帰りは、そのレーニア山に東側からアプローチするルートで戻ることにしました。

レーニア山国立公園に南東口(地図H)から入り、週末だけ通行可能なスティーブンス・キャニオン道路を西に進みます。

ボックス・キャニオン(地図I)がとても良い景色だったので、ここのトレイルを少し歩きました。

渓谷は驚くほど幅が狭くて深く、ほとんど日が当たらない世界になっていました。

週末だけ開通するこの道路(地図J)は、あちこちで補修工事中のため、2〜3度片側交互通行があり、通り抜けるのに随分と時間がかかりました。

この後まもなくこの道路は週末も含めて冬季閉鎖となるようです。

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