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はたして火山を見られるのか?
今日はセントヘレンズ火山(標高2574m)を見に行きます。
昨晩下調べをしていたら、行く予定にしていたジョンストン・リッジ展望台(地図①)への道が、なんと地滑りで閉鎖されていることが分かったので、代わりにウィンディ・リッジ(地図②)を目指すことにしました。
ところが、山に向かう25号線(地図↑右端沿いの道)に入ると、「◯マイル先で通行止め」との標識が立っています。行きたいウィンデイ・リッジより11マイルも手前までしか行けないことになります。
無駄足になってしまうのかもしれませんが、せめて一目だけでも山容を見たいと願いつつ、とにかく行ける所まで行ってみることにしました。
途中から右折して99号線に入ると、結局道路はずっと走れました。どうも25号線をそのまま真っ直ぐ行った先、おそらく上の地図で「Elk Pass」と書いてある辺りで通行止めになっていたようです。ホッ!
モニュメント・バウンダリィ(地図A)まで来ると、セントヘレンズ火山の姿を遠くに見ることができました。やったー!
枯木立と紅葉
さらに道を進むと、山の斜面に枯木立がたくさん立っていて・・・
紅葉も見頃で、とても良い景色になってきました。
ヘリコプターを見下ろす
カスケード・ピークス(地図B)まで来ると、ヘリコプターがすぐ近くを通り過ぎました。しばらく眺めていると、何か資材をロープで吊ってどこかに何度も運んでいるようです。
こちらも標高の高いところにいるので、ヘリコプターが眼下を飛ぶこともあり、おもしろかったです。
遠くの山と近くの湖
ハーモニー(地図C)からは、格好良く尖った山を雲海越しに遠望しました。オレゴン州のフッド山(標高3429m)で、これも火山です。
そのすぐ先のドニーブルック(地図D)から反対側を見ると、真っ青なスピリット湖が広がっていて、こちらも良い眺めです。
湖面の一部には、流木がぎっしりかたまって浮かんでいました。
絶景のランチ
スミス・クリーク(地図E)まで来ると、セントヘレンズ火山がずいぶん近くなりました。
谷の向こう側の斜面は、たくさんの小さなクリスマスツリーが立っているようで、おもしろいです。
ここが一番眺めが良く、ピクニックテーブルもあったので、絶景をおかずにランチにしました。
火山にさらに迫る
一般車の終点となるウィンディ・リッジ(地図F)から、さらにトレイルを1マイルほど歩いて、セントヘレンズ火山を間近に見られる所(地図G)まで来ました。
今朝は、果たして山の姿を見られるだろうかと心配していたのに、こんなに近くまで迫ることができて大満足です。
50kmほど東にそびえ立つアダムス山(標高3743m)もここから良く見えました。
ワシントン州ではレーニア山に次いで2番目に高い山です。
日の当たらない世界
帰りは、そのレーニア山に東側からアプローチするルートで戻ることにしました。
レーニア山国立公園に南東口(地図H)から入り、週末だけ通行可能なスティーブンス・キャニオン道路を西に進みます。
ボックス・キャニオン(地図I)がとても良い景色だったので、ここのトレイルを少し歩きました。
渓谷は驚くほど幅が狭くて深く、ほとんど日が当たらない世界になっていました。
週末だけ開通するこの道路(地図J)は、あちこちで補修工事中のため、2〜3度片側交互通行があり、通り抜けるのに随分と時間がかかりました。
この後まもなくこの道路は週末も含めて冬季閉鎖となるようです。