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今日から5日間かけて、世界初の国立公園であり、世界遺産でもあるイエローストーン国立公園をめぐります。
雪化粧したグランドティトン山
ビクターの宿を8時過ぎにチェックアウトして、またジャクソンのお気に入りスーパーでランチを仕入れ、昨日と同じくジャクソンホール・ハイウェイを北上していると、グランドティトン山の景色が昨日と違って見えます。
今日は曇り空で山頂は雲に隠れていますが、その違いだけではなく、上の方が昨日より白くなっていて、どうも昨晩の間に初雪が積もったようです。
同じ場所から同じ方向をほぼ同じ時刻に撮った今朝の写真(↑)と昨日の写真(↓)を比べると、岩肌だったところに雪が積もったのがよく分かりました。
昨日のうちに晴れて陽が当たっている美しいグランドティトン山を見ることができて良かったです。
湖畔で温泉めぐりウォーキング
グランドティトン国立公園を通り抜け、南口からイエローストーン国立公園に入り、工事渋滞で予定より遅れて最初の目的地のウェストサム(地図A)に正午頃に着きました。
ここでは、イエローストーン湖に面した一周1.6kmの遊歩道を30分ほどかけて歩きました。
運良く天気も晴れて、青いイエローストーン湖を背景に、あちこちで湧き出している温泉を見て周りました。
色とりどりのプールや噴気孔や間欠泉を巡り歩くのは、イエローストーンに来たなあと実感できてとても良かったです。
最後の方は雨が降り出しましたが満足しました。
しかし、かなり寒くて雨なので、ここでピクニックランチするのは諦めて先に進みます。
大陸分水嶺をまたぐ不思議な湖
次の目的地に向かって30分足らず走ったところで、大陸分水嶺がありました。
そこにあるアイザレイク(地図B)という小さな湖の水は、なんと、太平洋(コロンビア川経由)と大西洋(ミシシッピ川経由でカリブ海へ)の両方に流れ出しているそうです。
この不思議な湖を眺めながら車の中でランチにしました。
オールドフェイスフル間欠泉の噴出
いよいよイエローストーンのシンボルであり、世界一有名な間欠泉とも言えるオールドフェイスフル・ガイザーに来ました。
まずビジターセンターに行くと、次の噴出は14:23とのこと。それまで30分ほど、ビジターセンターの展示やロッジのギフトショップを見て時間待ちした後、撮影に良さそうな場所を確保して待機しました。
ほぼ時間通りに噴出が始まり、数十メートルの高さまで、数分間続きました。
また雨が降り出していたので青空ではないですが、無事に撮影できたので何となくホッとしました。
ガイザーだらけのトレイル歩き
噴出を見た後、雨は止んだので、アッパー・ガイザー・ベイスンのトレイルを歩くことにしました。
まずはファイヤーホール川を渡ります。水がきれいです。
ガイザーヒル(地図↓右下)からモーニング・グローリー・プール(地図↓左上)の方へ向かって、よく整備されたトレイルを歩き始めました。
アネモネ・ガイザーは、ブツブツしていて不気味でした。
小高くなったガイザーヒルからは、いたる所で噴気が上がっているのがよく見渡せました。
クロマティック・プールはきれいな色をしていました。
グロット・ガイザーはユニークな形です。
間欠泉の場合は、次の噴出予想時刻が書かれているものもありましたが、24時間も幅があるのに、そこに座って気長に待っている人もいました。
最も美しいモーニング・グローリー
一番奥のモーニング・グローリー・プールまで来ました。ここが一番美しかったです。
中の穴は吸い込まれるようですが、もちろんそうなると大火傷です。
戻り初めてすぐ、バイソンが目の前に現れてくれました。
オールドフェイスフルの駐車場からモーニング・グローリーまで往復するのに全部で7kmを2時間半かけて歩きましたが、ずっと素晴らしい景色の連続で大満足のハイキングになりました。
遠く離れたリーズナブルな宿へ
今日から3泊は、アイダホ州のセントアンソニーという街に泊まります。
国立公園内の宿は恐ろしく高く、公園に近い街のホテルやロッジもとても高いので、キッチン・洗濯機付きのAirbnbをイエローストーン周辺で探したところ、公園の西口(地図D)から車で1時間15分も離れたここになりました。
16時半にオールドフェイスフルの駐車場を出発して、公園内で野生動物出現渋滞や工事渋滞もあり、宿に着いたのは19時でした。
部屋には洗面台も椅子もなく、他の2部屋のゲストとトイレ・バス共用、キッチン・ダイニングも子だくさんのホストファミリーと共用でしたが、$69/泊はリーズナブルでした。
昨日までの宿にはワンちゃんがいましたが、この宿では2匹いる猫と遊びました。