滝川イベント2日目午後:グライダー編

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午前中ヨットに乗っている間に、グライダーが頭上を通過するのを見かけました。ポラリスさんが再度スカイミュージアムに電話してみると、今の天候であれば飛べるとのこと。そこで、グライダー組は、sugachanの8人乗りのレンタカーでスカイミュージアムに急ぎました。グライダーに乗らない組は、ポラリスさんの車で、おいしいパンが食べられるお店に向い、2台の車にぎりぎり全員が乗れて良かったです。

大学に入った時、探検部にするか航空部にするか少し迷った上で前者にしたのですが、もし逆だったらグライダーにはたっぷり乗っていたことでしょう。でも結局探検部にしたので、グライダーにはこれまで乗る機会もなく、今回が初体験です。

10分7000円はちょっと高いですが、ヨットと同様に自然の風の力だけで動くところが魅力だし、セスナに上空まで引っ張られた後に曳航索を切り離す時は、きっと機帆走していたヨットのエンジンを切って純粋な帆走に移る時の静けさと気分の良さに似た感じがするのではないかと想像し、とても楽しみ。

ARCからは7名が挑戦することになり、滑走路脇の管制室まで歩いて行きます。スタッフの方は皆とてもフレンドリーで、まずは順番を決めるように言われました。最初に私、最後にケルンさんが飛ぶことになり、図らずも強力晴れ男と晴れ女を前後に配置して皆が飛び終わるまで天候が保つことをねらったようになりました。

さっそくパラシュートを背負い、グライダーの後部座席に乗り込んで、左右の腰と肩の計4本のシートベルトをお腹の前で留めます。目の前に操縦桿もありますが、これは前部座席のパイロットが操作するので触ってはダメとのこと。

計器板には、高度計、速度計、昇降計などが並んでいます。これらのメーターは全て電気を使わずに動いているそうで、とことん自然の力だけで動くのがグライダーらしくて素晴らしいです。

停まっている間は左の主翼の先を地面に付けていましたが、セスナに引っ張られて滑走を始める前に、スタッフの1人がそれを持ち上げて、主翼が水平になるように支え、いよいよ出発です。

曳航索が延びきって滑走を始め、グライダーの方がセスナ機より先に滑走路を離れ、ぐいぐいと引っ張られて高度500mくらいまで上っていきました。今日の天気だと、少し雲の中に入るくらいです。ここで曳航索を離脱。

風だけの世界です。あ〜こんな音がするんだなあ。ヨットの船首波切の音に相当する、グライダーの翼が風を切る音が、とても心地良いです。文字通り、天に舞い上がったような気分(^^)。

ぐるぐると旋回する時は、一方の主翼の先を地面の一ヶ所に固定しているかのように、思ったより小さな半径で回っているような気がしましたが、後で地上から旋回しているグライダーを見上げると、ゆったりと大きく回っていました。乗ると見るとで一番感じが違っていたのは、この旋回半径です。

スカイミュージアムの上空を通過する時は、滑走路脇で手を振ってくれている仲間が見えました。徐々に高度が落ちて来ているし、今日はつかまえられる上昇気流も無いので、もう一回りすると着陸です。

自分が乗っている時には見損ないましたが、主翼の上から出て来る板で揚力を小さくして高度を下げ、草地の上に着陸し、そのまま惰性で滑走して、次に離陸しやすいぴったりの位置に停まりました。お見事!

短い時間でしたが大満足です。何度も飛んで自分でも操縦出来るようになれたら楽しいだろうなあと思いました。

2機のグライダーに順番に乗って、昼食を終えて来た組からもポラリスさんと航海士が追加で飛ぶことになって、合計9名が体験飛行をしました。最後まで天気も保ってくれて本当に良かったです。

皆が飛び終えた15時過ぎになってようやく昼食。夕食がごちそうなので、軽くパンを食べるだけにしておきました。その後、実際に飛ぶグライダーを多数展示してあるミュージアムをじっくり見学し、スタッフの方にもたくさん質問して、グライダーのことをいろいろ学ぶことができ、本当に充実した一日となりました。

コテージに戻り、温泉につかって、夕食はビールを飲みながらのジンギスカン。これがまた最高に美味しかったです。

実は今日はポラリスさんの誕生日。イベント前のケルンさんから呼びかけでケーキをプレゼントすることになり、朝から誰も「おめでとう」の一言も言わずにいたのは、食後のサプライズにするためです。前日お願いしておいた海賊マークもしっかり入れてもらえて、ポラリスさんにも喜んでもらえて、大成功でした。

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