遠泳大会ボランティア

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去年に引き続き、ビール艦長に誘われてNPさんと「パンプキン争奪マラソンスイミング大会」という遠泳大会のボランティアをしてきました。

実は去年の大会では、泳いでいる途中に体調を悪くした参加者の1人が、救助・手当の介無く亡くなられたという事故があり、当初は今年の大会の開催は危ぶまれていました。

その後、関係者のご尽力で今年も開催できることになったのですが、直前の金曜日に、

緊急事態発生です。大会会場横で行方不明者発生、明日も捜索とのこと。明後日のことはまだわかりませんが、捜索が続けば開催は無理ではないかと思います。

とのメール。さらに土曜日は全国的に大雨だし、当日の未明には大きな地震もあるし…、開催実施にこぎつけるまでなかなか大変な大会なのでした。

7時頃現地に着くと、開催中止となるほどではないですが、結構な風に、そこそこの波があります。去年はベックフット号(我が家の折りたたみ式カヤック)で参加したのですが、今年のボランティアはシットオン型の貸出艇を使って欲しいとのことで、会場から1kmくらい歩いてそれを受取に行きました。

P7310210背もたれとかなくて、平たい板の上にペタッと座って下半身は何度も波をかぶるような1人乗りのカヤックです。次々と押し寄せる波の中でビーチから漕ぎ出すのも結構緊張します。本部まで1kmほど漕いで行く間に多少慣れましたが、波風がある中で、定位置に留まるのはなかなか大変そうです。

P7310215まずは1km、次に5kmの遠泳。カヤッカーはそれぞれ自分の持ち場の定位置に付いて、泳者を見守り、コースをはずれて違う方向に泳いでる方には声をかけて、正しい方向を案内してあげます。時に1m近くの波もやってくるので、近くのカヤックでさえ、波の谷間にすっぽり艇が隠れて、水の上にカヤッカーの上半身だけが見えていることもありました。泳いでいる方も、方向を確認するのがいつも以上に難しかったことと思います。

定位置と言っても、じっとしているとすぐに風に流されてしまうので、ほとんど常に漕いでいないと一所に留まれないし、左右のカヤックとの間隔も、延びたり縮んだりしてしまいます。

去年よりもカヤックのスキルや体力が必要なボランティアでしたが、ずっと曇で時にパラパラと雨が降るくらいだったので、涼しくて毎日の暑さを忘れられました。

一番大変だったのが、大会が終わって借りたカヤックを1kmほど風上に向かって漕いで返しに行く時です。慣れないタイプのカヤックでかなり体力を使った状態で、ちょっとでも休むと風に押し戻されてしまう中、ゆっくりしか進まないカヤックを漕ぐのは、5年前の桧原湖キャンプ、北極遠征復路の恐怖の向かい風の再現でした。

そんなことも含めて、充実した楽しい一日でした。ビール艦長、NPさん、お疲れさまでした!

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コメント

  1. sataz より:

    すいません、コメント遅れました。サポートどうもありがとうございます。風と波は大変でしたね。私も5,6回目ですが、一番厳しい海況でした。
    ビール艦長

  2. COOT より:

    こちらこそ良い経験をさせていただき、ありがとうございました。それにしても泳ぐ人たちは、あの波風の中、すごいものですね。

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