NFJ 4.涸沼キャンプでヨット&カヌー

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Img_0616それほど寒くならず、7時頃起床しました。秋のキャンプは、寒さ対策さえしておけば、人も少なく静かで広々として、虫や汗とも縁のない、とても快適なものです。

Pb219082でも、夏はありがたい木陰にテーブルを並べたのは、葉っぱが落ちてくる秋には、ふさわしくなかったかも。せっかく日が照っているのに、何でわざわざ日陰で食べているんだと、お頭にも笑われました。

Pb219083Pb219085朝食を済ませて、ヨットに乗る準備をします。デッキや船底を洗い、セールにバテンを入れて、マストを立て、ブームを取り付け、艤装します。年に1〜2度するかしないかなので、毎回どうやるのだったか忘れたことを思い出しつつ、何度もやり直しながらの艤装です。

Dsc02393シーマーティンとシーホッパーの2艇の準備が出来上がる頃には、日も高くなり気温も上がり、水の上に出ても大丈夫なくらい暖かくなりました。

Dsc02409_2まずは、シーマーティンに、元ヨット部のモミ君と、ヨット初挑戦のビール艦長が乗って出発します。お2人は、ドライスーツとウェットスーツを着ているので、どんなに沈しても大丈夫。

Pb219094もう1艇には、Minnowさんと元ヨット部で毎回涸沼キャンプではヨットのご指導をしていただける支援隊のEさんが乗って出発。こちらは特別な服装ではないので、絶対に沈はしたくないところです。

Pb219097_3Pb219100私はベックフット号を出して、2艇を追いかけます。最初は風が弱くてカヤックの方が早かったですが、だんだん良い風が吹き出して、置いていかれました。

Pb219107戻ってきたシーマーティンに、今度はNPさんと私で乗って、湖に出ました。今日はいつもと違う、ヨット遊びには理想的な向きの風が吹いていて、浅瀬や竹竿や漁網などを気にせずに、広々とした水面で思う存分セーリングできます。タックを繰り返して湖の下の方に向かい、帰路は斜め後ろからの追い風で、ジャイブもタックもしないまま最後にキャンプ場の岸に着けられる風向きだったので、沈することもなく帆走を楽しめました。

Pb219112次は、ARC代表モミ君と、支援隊代表Eさんの、元ヨット部2人によるヨットレースです。12:10過ぎに、スタートラインを決めて、正式にスタート。風上に向かい、遠くにかろうじて見えるブイを回って、追い風で戻ってきて、最初のスタートラインがゴールラインです。

Pb219115途中までビール艦長とNPさんがカヤック2艇で追いかけてヨットレースを見物しています。レースの方は、ヒールする艇からハイクアウトしていて格好いいです。

Pb219120最初に戻ってきたのは、シーホッパーのモミ君でした。ARC組の勝ち〜! でも実は、2つの艇の性能の差が大きいので、最初のジャンケンで(これも延々とアイコが続いて、なかなか勝負がつかなかったのですが)、モミ君が勝ってシーホッパーを選んだ時点で、ほぼ勝負が見えていたようです。

Pb219131お焼きと豚汁のお昼を食べた後、午後も、ヨット、カナディアンカヌー、カヤックに、各自が思い思いで乗って楽しみました。

Pb219130Pb219132ビール艦長は、沈起こしを習った後、1人でヨットに乗って練習しました。ヨットは今日初めてなのに、素晴らしいチャレンジ精神です。何度も沈しましたが、すぐに艇を起こすことができて、さすがにベテランのカヤック乗りだけあって、水には慣れています。

Pb219133_2その様子をカヤックで観に行くのも楽しいです。こういう事が、自由にできるようになるなんて、やはり「日本のノーフォーク」イベントの進化を感じました。今回のキャンプには、カヤック乗りのビール艦長、ヨット乗り&登山家のモミ君というアウトドア仲間も増えて、今後がますます楽しみです。

それを象徴するような素敵なハプニングが起きました。果敢に1人でヨットに乗ったMinnowさんが、普通の服のまま、とうとう沈したのです。

Pb219136ベックフット号で出ていた私は、「あっ、ヤバ」と言いながら、急いで現場に向かいます。カナディアンカヌーで出ていた天文台さんとM君も、ご家族の救助に向かいます。シングルカヤックで出ていたNPさんも親友の救助に向かいます。

もう1つのヨットに1人で乗っていたビール艦長に声をかけて、急いで岸に戻ってもらい、ヨット部のEさんに救助に来ていただくようにします。今日初めてヨットに乗ったばかりなのに、それをやってのけたビール艦長さん、素晴らしいです。

現場に近づき、声をかけると、意外にも特に寒くはないとのこと。センターボードに乗って体重をかけて艇を起こすことは出来なさそうなので、Eさんの救助が来るまで船首につかまったまま待つことにします。

Pb219138Pb219141すぐにビール艦長の艇にEさんが乗ってやって来ました。カヤックからNPさんと私が見守る中、走るヨットで倒れたヨットに近づき、Eさんが水に濡れずに乗り移るタイミングを見計らいます。

Pb219142Eさんは無事に乗り移り、1人残されたビール艦長に、また走る方のヨットの操作がまかされますが、何と言っても今日乗ったばかり。そのまま横で沈をして、立ってるヨットと倒れたヨットが入れ替わりました。でもビール艦長は、すぐにヨットを起こします。

Pb219143Minnowさんも無事に艇に引き上げられて、すぐに岸に戻るのかと思いきや、またEさんと一緒にそのまましばらくセーリングを楽しんでいました。いやー、スゴイです。

おかげ様で、印象深く、充実した、素晴らしいキャンプになりました。

Pb219149Pb219155その後も時間いっぱいまで、水の上で、ヨット、カヌー、カヤックを楽しみます。

こちらは、ビール艦長が、カヤックでロールするところです。

Dsc02419
Dsc02424湖が夕陽に染まり、月明かりに照らされる頃まで、たっぷり遊んだ充実したキャンプでした。

楽しい、素晴らしい仲間の皆さん、ありがとうございました!

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コメント

  1. Eさん より:

    アホイ 。?こんな時使うのかな?
    皆さん先日のキャンプお疲れ様でした。私も久々にディンギーに乗ることが出来楽しかったです。実は、この「ナンシイの足跡」はたまに覗いておりました。それにしてもCOOTさんのアクティブさには頭が下がります。私ごとですが、最近お尻が重くなりつつあり(体重じゃありません^^;)、まずいかな~と思っています。そこで今年の冬は皆に習って、十数年ぶりにスキーにでも行こうかなと思っています。
    では、またお会いできる事を楽しみにしております。

  2. COOT より:

    Eさん、アホイ!(使い方正しいですよ〜)
    拙ブログにお越しいただきありがとうございます!
    毎年、ARCのナンシイ(おてんば娘)達を救助いただき、ありがとうございます(笑)。Eさんがいてくださるからこそ、安心して1人でヨットに乗ることが出来るので、本当に感謝しています。
    また来年もこちらこそ楽しみにしております。

  3. ビール艦長 より:

    すごく遅くなりましたが、楽しいイベントありがとうございました。また私のことをずいぶんよく書いてくださっているのも恐縮です。実際は沈しまくりで、思うとおりにはまったく進めずヒヤヒヤものでした。
    ��まあ、カヤックに長年乗っているので、沈慣れして、それくらいではへこたれないというのは事実ですが)

  4. COOT より:

    いえいえ、こちらこそイベントをいっそう楽しくしていただいてありがとうございました。今回は上流側の涸沼川に一緒に行く機会がなかったですが、のんびりカヤックでノーフォーク気分を味わうのに良いところです。ドライ/ウェットスーツが無くても沈しまくれる9月頃に涸沼キャンプをやりたいという話もあるので、来年はもっと早い時期になるかもしれませんが、またぜひご一緒に〜。

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