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T船長のご家族を乗せたトリマランも戻って来て、一緒にヤマネコ号船上でピクニック風に、航海士が焼いて来たブランデーケーキや海星メンバーの奥さんが買って来てくださったおにぎりでお昼にしました。
1点鐘(12時半)過ぎに錨を上げて、トプスルを除く5枚の帆で追い風を受けながら松崎を目指します。妻良から乗船した、海星メンバーのお子さん達も交替で舵を取りました。
最初はフォアスルだけジャイブして観音開きで走り、途中で他のセールもジャイブして、松崎を目指します。眠たくなりそうなのんびりした帆走で、15時前に松崎に入港。
さて、いよいよ、今回とても楽しみにしていた、カヤックによる堂ヶ島の海蝕洞窟「天窓洞」の探検です。堂ヶ島に近い仁科港まで車で移動して、我が家はベックフット号を組み立てて、ヤマネコ号クルーのお一人はマイシーカヤックで、他の仲間はカヤックをレンタルして、全部で9艇の艦隊を組み、17時に出航しました。
この時間になると、堂ヶ島の遊覧船も営業を終えているので、狭い天窓洞の中で危ない思いをすることなく、カヤックで思う存分探検できるわけです。早々に2つの穴が開いた岩をくぐり抜けて、探検気分が高まります。
崖の上にある露天風呂のそばから観光客が見おろす下を、きれいな地層を眺めながらパドリングして進みます。
岩と岩の間の水路を抜けて、堂ヶ島のビーチのある湾に進入します。
岩の間の狭い隙間を、どこにも触れることなくカヤックで通り抜けるゲームをします。ベックフット号は、見事にノータッチで通過しました(^^)。
中は暗いけど、まだ真っ暗ではないので、進路も分かるし、安心して漕ぐことができます。
奥まで行くと、天井にぽっかりと窓のように大きな穴が開いていて、そこから空が見えます。だから「天窓洞」。曇っているのが残念ですが、陽が差し込んで水の中を照らせば、きっともっと美しく、ナポリの青の洞窟のように見えるのかもしれません。
入り口の方を振り返るとこんな感じです。天窓の下から、枝分かれしている水路の先を探検して一旦外に出てまた戻ります。
そして、また違う穴から外に出ました。カヤックで探検するには絶好の場所で、言う事なし!
皆もカヤックにもう慣れて来て、波があってちょっと恐ろしげな岩の隙間も、誰1人リタイヤすることなく通り抜けました。
その後、真っ暗になった天窓洞に再度入って、今度はパドリングするたびに海が夜光虫で光る幻想的な光景を楽しみ、堂ヶ島探検を満喫した後、最後はヘッドランプを点けながら仁科港に18:40に戻りました。
コメント
天窓洞は、今月初めに観光船で行きました。
その時は快晴でしたが、青の洞窟ほどの青さ(写真しか知りませんが)はありませんでした。
それよりもカヤックで入って、暗くなってから夜光虫を見る方がずっとステキでしょう!!
そうか〜、晴れていても上の天窓から指す日が水面を照らすのではなくて、本物の青の洞窟みたいに、どこかから水中を日が照らしているのを暗い水面から見おろすようでないと、あの青さは出ないんでしょうね。
夜光虫は、今回は水がきれい過ぎてあまり数はいなかったのですが、それだけに、粒々の宝石1つ1つを見るみたいに輝いていました。