涸沼キャンプ1日目

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「日本のノーフォーク」やイグルー造りイベントでお世話になっている中川さんから、「カヌー、ディンギー、ダッチオーブンの大人のキャンプをしようと言う企画があります。」とのお知らせをいただき、11/1〜3の天気の良い3連休に茨城県の涸沼で、そんな魅力的なキャンプに参加してきました。

Pb012406土曜日のお昼頃にキャンプ場に着くと、もうNPさんはディンギーに乗っていました。かなりの風が吹いていましたが、これでも少しおさまってきたのでようやく乗れるようになったそうです。沈しそうな風だし泳ぐには水が冷た過ぎるので、まずは私はベックフット号(我が家の折りたたみ式カヤック)で、第2回「日本のノーフォーク」イベントで下った涸沼川が涸沼に注ぎ込む河口を目指すことにします。

2人乗り用に組み立てたベックフット号に1人で乗ったので、斜めから風を受けると船首がすぐ風下に流されてしまいます。涸沼の上流側は水深30センチ以下の浅瀬が広がっていて、パドルが湖底に当たります。その辺りはたくさんの水鳥がいましたが、まだそれほど近づかない内に皆飛び立ってしまいました。

Pb012410川に入ると、すっかりノーフォーク気分です。オオバンもたくさんいます。前のイベントの時に「スピーディ号」と呼んだ何かの残骸から少し上流に、前は気づかなかった掘割を発見しました。両側に立てられた竹竿の間の狭い水路に入って行くと、奥には隠すようにつながれたボートと水門がありました。Uターンするスペースはないので、そのまま後ろ向きに漕いで川に戻ります。

Pb012413さらに上流に向かい、1つ目の橋をくぐってしばらくで、これも前は気づかなかった支流を発見。普通にパドリングできるぎりぎりの狭さの水路がずーっと続いていて、ここも探検気分が盛り上がります。

Pb012417だんだん狭くなってくる水路を行けるところまで行って、すっかり満足して湖に戻りました。手前にはオオバンたち、その向こうの浅瀬にはまたたくさんの水鳥が戻ってきています。

風もおさまったので、午後の後半は私もディンギーに乗りました。物足りないくらいの風になってましたが、久しぶりに乗る最初はこれくらいの方が気楽です。日が暮れる頃まで乗って、キャンプ初日から充実した船遊びを楽しめました。

Pb012423暗くなる前にテントを張って、夕食は中川さんが用意してくださったチキンと野菜の蒸焼きと中華おこわのダッチオーブン料理にサンマの炭火焼です。私もサンマ用の大根おろしを大量に作ってお手伝い。

Pb012432かなり寒くなってきた中、どれもおいしくいただきました。キャンプテーブルに古いテントのフライシートをかぶせて、下に炭火を置いた即席こたつを囲んで皆で座ってのおしゃべりが楽しかったです。でもちょっと熱過ぎ。翌朝、テーブルの天板が変形しちゃっていました。

「日本のノーフォーク」イベントでおなじみのカナディアンカヌーでの湖上夜間航海に、中川さんに目印のランタンを持たされて、NPさんと出かけました。空は天の川が見えるくらいなので真っ暗な方が星も良く見えるのですが、岸からは、ランタンを灯したカヌーが水の上を滑っていくのを見るのはきっと幻想的なことでしょう。カヌーに乗りながら岸からも見てみたいと思いました。

Pb012436風もほとんどなく満点の星の下、どこまでもどこまでも漕いでいけそうな気分です。また河口まで行って、川も少し登って、昼間に探検した掘割まで行ってみました。夜の掘割はとっても不気味です。竹竿の上の方に何かぶらさがっていたり、行けるところまで行った先にはゴム手袋がニュッと竹竿の先に刺さっていたり、まるで肝試しでした(笑)。

夜のカヌーもすっかり満足してキャンプ場に戻る途中、ランタンが燃料切れで火が消えてしまいました。それでも湖上は意外に明るく、天の川のところだけは満点の星だけど、天の川の川岸?は、街灯りなのかボヤーッと明るくて星もあまり出ていません。これだけの明るさがあれば、第1回「日本のノーフォーク」イベントで下った涸沼から海の河口までの川もいつか夜間航海で下ってみたいと思いました。

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