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花火もほとんどシーズンの終わりですが、沼津の江ノ浦湾花火大会を洋上のヤマネコ号から見学してきました。
花火は夜ですが、張り切って朝から出かけました。9時に最寄り駅で真昼のふくろうさんをピックアップして、まずはおなじみの沼津漁港でお昼にします。久しぶりに「せきの」に行って、私はかさごの煮付け定食にしました。11時半前に入ったので空席がありましたが、店を出る頃にはもう外に行列が出来ていました。
花火大会のメイン会場に行くと、お目当ての「アジのつかみ取り」は、小学生向けとのことです。こじんまりしたスペースに、数軒のガレージセール風のお店とテキ屋が並んでいるだけの所なので、5分で全部見終わってしまいました。まだ13時で、ヤマネコ号に集合する16時半までまだまだ時間があります。そこで、淡島に行ってみることにしました。
島に渡るロープウェイは運休中で、渡し船で渡ると、ちょうどイルカのショーをやっていました。ショーの後は水族館を見学して、駿河湾でよく見られる魚の習性の説明(結構面白かったです)を聞いたり、行きてるナマコやウニやウミウシやサメに触ったり。
後からバスで来るTitmouseさんに花火大会会場から淡島に移動したことをメールしておいたのですが、無事に合流できて、皆で島を歩いて一周しました。
所々渋滞していましたが、16時頃に静浦漁港に戻ると、どこにもヤマネコ号が見当たりません。防波堤に登ると、ちょうど港に戻ってくるところでした。岸壁でもやい綱を受け取って係留するのを手伝います。日中のイベントのお客さんが下船した後、T船長がバウスプリットに乗ってゆるんだフライングジブ・ステーを締めるのを手伝いました。
花火見学のお客さんが続々と集まってきて、総勢19名+ワンちゃん1匹で17時過ぎに出港しました。まずはまっすぐ南下して、浮き桟橋に繋がれた漁船に横付けして、山源というお店で夕食です。去年の11月のヤマネコ号宝探しイベントの際に昼食をいただいた所ですが、今回も、地魚の刺身、焼き物、フライを含むご馳走を堪能しました。
19時頃、再出航して、昼間見学した淡島と本土の間の海峡を抜けて、花火大会の会場の江の浦湾に向かいます。今日は残念ながら帆走する機会はありませんが、舵を握らせてもらいました。
淡島の裏側にいる時に花火の打ち上げが始まったようです。夜の海を、左右に広がる生け簀(いけす)にぶつからないように操船します。島を回ると、花火が見えてきました。まだ、正面にも右にも左にも生け簀があるので、それらを避けるように操舵しながら船を花火に向かって進めます。注意の半分は操船に、半分は花火に向けて、操船も花火も楽しみながら夜の海を進みます。
花火の打ち上げ場所に近づくと、今度は見学に出て来ている漁船や他のヨットが何隻もいて、それらに近づき過ぎないように舵とエンジンの両方を調整します。前進微速、ニュートラル、後進微速を繰り返しながら船の位置と向きをキープしようとしますが、なかなか難しかったです。
花火が終わり、周りの船が続々と引き返していく間、まだしばらく船の位置と向きをキープして、船が減ってから微速で帰路につき、ケーキとコーヒー・ココアのおやつをいただきました。スピードを上げてそばを追い越して行く船があると、引き波で揺れ過ぎないようにまた船の向きを波に向けたり、クネクネした航跡を描きながら、静浦に向かい、入港して岸壁に近づいたところでT船長に舵を替わりました。
操舵に集中していたので残念ながら花火の写真は無しですが、とっても良い経験をさせていただきました。
真昼のふくろうさんとTitmouseさんを沼津駅まで送った後、我が家はその晩はヤマネコ号に泊めていただき、翌朝、シップベルの真鍮磨きをしました。あまり時間が無かったので、まだ光るところまで磨けませんでしたが、いつかピカピカの金色にしたいものです。
朝食にまた沼津港の丸天に寄って、市場で立派な太刀魚とメヒカリ、雑魚(カレイ、ヒラメ、赤い魚、?)を買って、午前中のうちに帰宅しました。今から太刀魚の刺身で夕食です。楽しみ、楽しみ。