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ラブの街に立つ4つの鐘楼
朝食前に再び釣り(写真↘︎)に出かけると、昨日と同じ魚が釣れたので、また唐揚げにして、リゾットやプレッツェルと一緒に、景色を楽しみながらベランダのテーブルで朝食にしました。
ラブの街には、中世に造られた4つの鐘楼(写真↑)が立っています。
その1つに登って、他の鐘楼を眺めてみました。
島に来て海辺を散歩していると、本当に海がきれいで、目も心も洗われるようです。
魚のカービングを作れるワークショップがあって、おもしろそうでしたが、先に進むことにしてフェリー乗り場に向かいました。
予定を変更して海岸沿いに北上
来る時とは逆に、タッチの差でフェリーが目の前を出港して行ってしまいました。ちょうどお昼時で、フェリーも1時間ばかり運航しないため、次の出港は13時頃です。
今日は気温が上がってピクニックをするには暑すぎるので、街のパン屋さんで買っておいたソーセージロールとチェリーパイを車内で食べてランチにしました。
15分ほどの短いフェリーに乗っている間に、今後の予定の重大な変更を決定しました。明日はザダルからコルナティ国立公園への遊覧船ツアーを予定していたのですが、天気が崩れてくるし、一番行きたい国立公園南部へは行かないツアーなので、コルナティは諦めて、海岸線をさらに北上することにします。
その海岸沿いの道は、たくさん浮かぶ島を眺めながらの絶景ドライブになりました。
リエカの城で格好いいドラゴンに会う
湾の一番奥にあるクロアチア最大の貿易港のリエカ(Rijeka)に15時頃に着き、大都市なので駐車場探しに苦労しましたが、ここの見どころであるトルサット城まで登って来ました。
お目当ては、この格好いいドラゴンです。
城から眺めるリエカの街と港の景色も良かったです。
天空の城モトブン
リエカからは海岸線を離れて、イストリア半島の内陸にあるモトブン(Motovun)を目指しました。ワインの産地なので、道中はブドウ畑が目立ちます。
アプローチするにつれて、丘の上に建物が建ち並ぶその特徴的な姿が見えてきました。素敵です。
18時過ぎなので、まず先に街の入り口近くのアパートに宿を決めてから、頂上に建つ聖ステパノ教会まで登って行きました。
モトブンは、ジブリ映画の『天空の城ラピュタ』のモデルになったという噂もあるそうですが、そのような雰囲気も感じます。
ちょうど職人さんたちが、屋根にオレンジ色の瓦を並べていました。
コスパの悪いトリュフ
イストリア半島は、ワインだけでなくトリュフの産地でもあるので、夕食は、頂上のホテルのレストランで、トリュフ入りペンネ(写真↓)とターキーのシュニッツェルを注文して、妻と半分ずつ食べてみました。
妻は、さすがに美味しいと言いながらトリュフを味わっていましたが、私は、元々嗅覚が鈍いせいか、あまりその香りや味わいが分かりませんでした。
少なくとも私にとっては、トリュフは非常にコスパの悪い食べ物だというのが結論です。
アパートへ戻ると宿のお母さんが出迎えてくれて、足の悪いご主人もいる部屋にお呼ばれし、ラキヤやレモネードを振る舞ってくれました。言葉はほとんど通じませんでしたが、70代のご夫婦で、話好きで優しい人柄が嬉しく、心和むひと時でした。