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滝を上から下から眺めながら歩く
新緑がきれいな窓辺のテーブルで朝食のビュフェをいただき、9時始発のボートを目指して桟橋に向かいました。今日は、ボートで湖の対岸に渡った後、遊歩道を歩いて公園の上流側半分を歩きます。
昨日は雨模様でしたが、今日はきれいに晴れ渡ったので、水の青さもひときわ美しく見えます。
足元から流れ落ちる滝のすぐ横を歩いたり・・・
頭上から降り注ぐような滝のそばを飛沫を浴びながら通り抜けたり・・・
遊歩道に従って歩いて行くだけで・・・
数々の滝をありとあらゆる角度から眺められるのが、この公園の魅力です。
見所の全てを歩き通した後、エコロジーバスで駐車場に戻り・・・
売店でハム＆チーズのサンドイッチを買ってピクニックランチにしました。
山岳ドライブとフェリーからの素晴らしい景色
午後は、昨日とは別の道で海岸線に出て、ラブ島（Rab）にフェリーで渡ることにしました。
ゴスピチ（Gospic）という街までの間、アーモンドの花が満開だったり、羊が草を食んでいたり、牧歌的な美しい田舎の風景が楽しめました。
ところが、その景色とは不釣り合いに、戦争で屋根をぶち抜かれた家がそのまま廃墟となって放置されているのが何軒もありました。戦後十数年も経っているのに、戦争の傷跡が生々しく残っています。
ゴスピチを過ぎて山岳地帯を登り、峠を過ぎてしばらくすると、突然視界がひらけて、アドリア海のブルーが目に飛び込んできました。素晴らしいドライブコースです。海岸線と並行に細長くのびるパグ島（Pag）がよく見えました。
パグ島の北隣りにあるラブ島へは、ヤブラナツ（Jablanac）と言う小さな街から車1台と大人2名で90クーナ（約2,100円）で渡れます。フェリーには運よくギリギリ最後から2台目で乗船できました。
わずか15分ほどの短い航路ですが、クロアチアで行きたいもう一つの国立公園であるコルナティの景色はこのようなものかと思えるような、石灰岩の白っぽい小さな島がたくさん浮かんでいるそばを通り抜けていきました。
天気も良くて、素晴らしいアドリア海のクルージングでした。
ラブ島で即席釣り道具を試す
港からラブの街まで30分ほどのドライブで、フヴァル島とはまた違った景観でした。
宿は、最初に見つけた海辺に近い€40のアパートに決めました。女将さんは、ドイツ語しか通じませんでしたが、感じの良い人です。
キッチンもしっかりあり、明るくて快適そうなアパートです。
今日はもう十分に歩いたので、後はのんびりとアパートの前の防波堤で釣りを楽しむことにしました。
ウォーキング用の杖を釣り竿代わりにして、プリモシュテンで拾った釣り糸を結びつけ、シベニクで買っておいた釣り針と重りを付けた即席の釣り道具です。
最初はパンを餌にしたら釣り針からすぐ外れてしまうので、おつまみの貝柱を小さくちぎって付けたところ、ハゼのような魚が1匹だけ釣れました。
夕食は、釣った魚のから揚げとパプリカのドルマ（バルカン半島一帯の料理）、カブ（日本では見かけない種類） 、生ハム、赤ワイン（アドリア海のどこかの島産）をいただきました。
