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前日の朝、天気予報はあまり良くなかったけど、土曜日は少なくとも晴れ、翌週末に延期しても3日間とも雨との予報なので、決行することにしました。
4時半に家を出て、近所のスーパーでバーベキュー用の肉を買出して、中央道・首都高経由で渋滞も無く東北道に乗り、途中のサービスエリアで朝食。ちょうど猪苗代のスーパーが開店する9時の数分前に着き、残りの買出しを済ませて、10時には小野川湖の庄助キャンプ場に到着しました。
水は思ったよりも濁っていましたが、ベックフット号を組み立ててキャンプ場の桟橋から湖上に漕ぎ出すと、たくさんの小さな無人島が浮かんでいるので、さっそく探検モードです。
最初に磐梯山の方に向かって行くと、ホテルと水門という人工物がドーンとあったのでUターン。そこ以外の小野川湖は、あまり観光開発もされてなく、桧原湖のように観光船やジェットボートの騒音もなく、とっても自然が残っている感じが良かったです。
たくさんの島に、それぞれの第1印象で名前をつけていきました。風に吹かれて木々の葉っぱがサラサラといい音を立てている「サラサラ島」、緑々した木で覆われている「グリーン・アイランド」、紅葉の橙色が目立つ「みかん島」、まだ紅葉していない楓の木がある「楓島」、4本の木が立っている「4本モミ島」、岩がピラミッド型に積み重なった「ピラミッド島」、木の生え方が寝起きのボサボサの髪を思わせる「寝癖アイランド」、大きな岩の斜面が滑り台のような「ズボン破り島」、王冠のような形の「クラウン島」・・・。
後で他の人に島の名前のリストを渡して、どの島がどの名前だか当ててもらうのも面白そうです。
お腹が空いたので、グリーン・アイランドに上陸して、キャンプ場の桟橋を見張りながら、お昼のお弁当を食べていたら、NP家も到着してカナディアンカヌー2艇で漕ぎ出したようです。
今日は、時刻も場所も特に決めずに、「小野川湖で会いましょう」としていたのですが、待ち伏せや不意打ちを企てる間もなく、合流できちゃいました。
一緒にお昼を食べた後は、艦隊を組んで、湖の奥の方へと漕ぎ進みます。やがて、左手に、白砂のビーチが見えてきました。上陸して、ここでしばらくのーんびりと過ごしました。水は運ばないといけませんが、キャンプをするにも楽しそうなところです。
辺りをベックフット号でさらに探検すると、深くて木々に覆われた入り江があったり、別のプライベートビーチがあったり、なかなか素敵です。
丸一日のんびりと小野川湖で過ごしてから、いつもの桧原湖のキャンプ場には17時頃到着しました。
な、なんと、キャンプ場の湾の中で、先発隊のヨットが水没しているではありませんか。いったい何が起こったのでしょう…?
晩ご飯は、定番の炭火バーベキューとビール。肉だけじゃなくて、イカや、秋の味の秋刀魚も焼いておいしかったです。
夜、暗くなってから、ディクソンおじさんのボートで湖上に出て、夏の星座を眺めました。人工の灯りにあまり邪魔されない湖の真ん中で、夜空を見上げると、サーッと流れ星がいきなり流れて、皆で盛り上がります。天の川もしっかりと見えました。ディクソンおじさんが星の名前を説明するのに場所を示すのに使う強力な懐中電灯は、まるでスターウォーズのライトセーバーのようです。
キャンプ場に戻り、明日のカンチェンジュンガ登山隊は、各自が自分の好きな具を好きなだけ入れる爆弾おにぎりを作りました。別名、自己責任おにぎり。何を入れようとどれだけ入れようと、食い合わせが悪いと言われるウナギと梅干を一緒に入れようと(私は入れました)自己責任です(笑)。作る人も、周りから具を提供する(押し付ける?)人も、見ている人も、大いに楽しめました。私は大中小3個の自己責任爆弾おにぎりを製作。
明日、山の上で食べるのが楽しみです。そう、昨日までは雨だと言っていた天気予報でしたが、明日は晴れとのこと。今までに何度も悪天候のために中止となって、今回もほとんど諦めていたカンチェンジュンガ登山が、いよいよ実現できそうです。