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レンタカーでチチェン・イッツァへ
朝8時になってレンタカーのカウンターへ行き、1日$50くらいで3日間、エアコン付き4ドアの車を借りることにしました。日産のTsuruという青い車で、オートマチックで、600kmくらいしか走っていないし、ガソリンもほぼ満タンで、予想以上にいい車でした。
さっそくチチェン・イッツァに向かいます。高速は、110km/h制限、2車線、途中のインターは1ヶ所くらい、料金所が途中と最後の出口の2ヶ所、サービスが1つだけありました。高速なのに自転車がよく逆走していて驚きます。
最後はメキシコらしい村の中を抜けて、世界遺産のチチェン・イッツァ遺跡に2時間くらいで着きました。
恐ろしく急傾斜のピラミッドに登る
暑いです。
少し並んで入場料を払い、まずはエルカスティージョのピラミッドに向かいました。
四方の階段は91段ずつあり、合わせて91 x 4 = 364段、これに頂上の1段を加えて、ピラミッド全体で1年365日のマヤの暦を表しています。
娘が描いたイラストですが、実際は2面の階段は崩落が激しくて使えず、片面の階段にだけロープが張られていて、ロープ無しで昇り降りするのは恐ろしいくらい急傾斜なので、我が家もここから登りました。
頂上に着いてから、登ってくる人を見おろすと、急傾斜具合がよく分かります。
ピラミッドの頂上から眺める戦士の神殿は素敵でした。
ゆっくり慎重に降りて、炎天下で20〜30分並んでピラミッド内に入りました。階段を登ると、赤いジャガー像のある間があり、たったそれだけの所でした。
石柱が立ち並ぶ戦士の神殿
しばし木陰で休憩すると、風が涼しく、ブラックバードのきれいな鳴き声を聞きながら、マンゴーを食べてリフレッシュしました。
次は、石柱がたくさん立っている「戦士の神殿」に向かいました。
子供たちは、さっそく石の上によじ登っています。
息子は「今日はバテるからね」と最初から言っていたのですが、ここで少し元気が出て良かったです。
生け贄が捧げられた泉と球技場
次に、聖なる泉(セノーテ)に向いました。娘は、授業で習ったばかりの所なので、実物を見るのを楽しみにしていました。すごく陥没していて、水は、きれいとは言えない緑色をしています。
水がもっときれいな泳げるセノーテもあるそうですが、昔は生け贄として若い女性が投げ込まれた所なので、とても泳ぐ気にはなりません。
次に、頭蓋骨の彫り物だらけの所を通って、球技場へ出ました。ここは、私が楽しみにしていた所です。
腰で打ったボールが壁の高い所にある石の輪を通り抜ければ得点になるという競技だったそうですが、実物を見ると、そんな難しいことが出来るのかと、にわかに信じがたいです。
しかも、これは娯楽ではなく宗教儀式で、勝ったチームのキャプテンは、生け贄として首をはねられたそうです。
旧チチェン・イッツァの天文台
入り口のレストランに一度戻ってランチにしました。子供たちは暑さで食欲がなく、バナナとアイスクリームのみです。
午前中見たのは10世紀以降の「新チチェン・イッツァ」ですが、午後は6世紀頃の「旧チチェン・イッツァ」のカラコル天文台の方をぐるりと歩きました。
旧チチェンの方が、遺跡らしくて好きでした。
旧道でカンクンへ向かう
地獄のように熱くなった車に戻り、帰路につきました。
標識に従って行くと、旧道のようなのでUターンして村に戻り、ジュース・水を買い、結局その道でカンクンに向かうと、やっぱり旧道でした。
貧しそうな小さな村をいくつか通り抜ける途中、子供たちが彫り物を売りに来たりしました。
どちらの道も「180号」だからよく分からなかったのですが、途中の大きな街から高速に乗れました。