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夜の便なのに、早起きして成田空港へ
午前3時20分にママと子供達は起きて、「ちびまるこちゃん」、「タートルズ」のアニメを見た。アメリカ行きに備えて毎日少しずつ早く起きるようにして、時差ボケを少なくするのだ。だからタ方のテレビも録画して夜明け前にキャーキャー言いながら見ている。パパは会社に昨日まで出ているのでいつも通りだけど、やっばり興奮していたのかあまり眠れなかった。
パパは今日から休暇、息子(年長)はもう幼稚園が終わっているけど、娘(小3)は今日も学校に出て、ちゃんと担任の先生にアメリカへ行くことを告げて、2時間で11時前に帰宅した。本当は24日が終業式だけど、通知表も今日もらった。何故か12月の欠席日数はゼロになっていた。娘は帰宅してすぐに冬休みの宿題の書初め「お正月」を仕上げて、上履き洗い、3学期の仕度まで全てやってから出発。
スーツケースが2つあるので、車で駅に皆を送って、パパが車を置きに戻ってまた歩いて駅に行くいつものパターンでちょうどお昼に出発。息子なんか随分早くから自分のリュックを背負って「もう僕チンいつでも行けるよ」「まだ行かないの〜」と言っていた。皆気ばかりあせって早め早めに用意、出発したので、結局、大船駅では寒いのに約45分も待った。その間、高くて乗れない特急「成田エクスプレス」の回送電車を眺めたり、ホームのハトと戯れて時間をつぶす。
ようやく1319発快速「エアポート成田」に乗り込みさっそくママと子供達は弁当の「タ食」に五目寿司、おにぎり、チキン、ブロッコリ、トマト、赤飯、他を食ベた。パパは時差ボケ対策を特にしていないので、機内食のタ食に期待しておにぎり1つ食ベただけだ。
3時間以上も前に成田空港に到着
約2時間乗って空港に1536着。ママと子供達は、マイレッジの無料航空券をすでにもらっているので、すぐにアメリカン航空(AA)カウンターでチェックイン。大きなスーツケース2個から解放されて楽になった。
パパは「産経トラベル」という会社で買った¥121,800の安売り航空券で、出発前に東京に発券してもらいに行く暇が無かったので、航空券引替え証を持って、まず別の場所にある団体専用カウンターで航空券に交換してもらった。ちゃんと用意されていて一安心だ。郵送されてくるはずの引替え証が出発までに届かなかったので、急遽、産経トラベルから会社に引替え証をファックスしてもらった経緯があったので少し心配だった。(結局帰国すると引替え証は届いていた。年末の郵便ラッシュで遅れたのだろう。)航空券を持ってまたAAカウンターに戻ってチェックイン。あらかじめ座席のリクエストも半年も前から入れておいたので、家族4人まとまって窓側の禁煙席(30AB, 31AB)だ。
1905の定刻出発時刻までまだ3時間近くもあるので、シャトルバスに乗って新しく出来た第2ターミナルの見学に行った。パパと子供達が巨大クリスマスツリーのそばで待っている間にママが探検に行った。今日は混んでいるので早めに出国手続きをするように言われていたので、さっと見ただけで第1ターミナルに戻った。
確かに出国手続きは今までで最長の行列だった。30分近く待たされただろう。こういう時は出張の時みたいにTCATでチェックインしておくと楽だ。手荷物検査はそれほどの行列では無かった。やっと出発ゲートに着いて、実家に電話した。
とにかく子供達は空港にいる間ずっと、ものすごく気分がハイだった。特に息子。少しもじっとせずに走り回ったりエスカレーターでも上ったり下ったりぶら下がったり。今からしばらくの間は同じ椅子に座ったまま身動き出来ないので、今のうちにと思って人の迷惑にならない限り好きにさせておいた。
ダラス便のトイレには、ビックリボタン?
出発ゲートのソファーで20〜30分待っただけで、パパがアメリカン航空のプラチナ会員なのでファーストクラスの人と一緒に他の人より先に機内に入れた(18時半頃)。満席で小学生も多数いる。定刻は1905だけど飛び立ったのは1935だった。その間、子供達は必死で外を見ていた。ママは銚子の岬がとても締麗に見えたと言っていた。
しばらく飛行機に乗っていなかった子供達はまるで初めて飛行機に乗るみたいで、2人の印象を間くと
- 娘「思ったより飛行機がデブでブスだった」
- 息子「思ったより椅子が小さかった」
- 娘「思ったより窓が小さかった」
- 息子「思ったより揺れて面白かった」(娘も)
息子は、飛行機の主翼の先端が上にピッと上がっているのが「格好良い」と気に入っていて、他の飛行機がそうなっていないのを見る度に自分が乗っている飛行機を自慢していた。
子供達はさっそくスチュワーデスからゲームが詰まった本と、後からバッジをもらった。機内が安定すると娘はすぐ眠ったけど、息子は最初の飲み物のサービスで牛乳をもらって(息子が「ミルク、プリーズ」と自分で言った)、おつまみもたいらげ、その後しばらくしてやっとくたばった。
夕食のメニューは、寿司とグリーンサラダの前薬に、メインはママは和風フィレミニョン、翡翠ライス、人参のヴィッシー風(なんのこっちゃ!)、パパはチキンカレー、アーモンドライス、ズッキーニ、それにデザートはハーゲンダッツのイチゴ・アイスクリーム。映画は「Sleepless in Seattle」(だったと思う)と、もう一つは何だったか見たのか見なかったのか忘れた。深夜の軽食に果物とミックスサンドイッチ。ママはブドウ一つ食べただけで、ダラスの空港まで残りを持っていって、その頃おなかが空いた子供達に上げることになった。
日本時間午前3時半頃、子供達も目覚めた。オレゴン州のセント・ヘレナらしい山が遠く左手に見えた。雪の積もった山や真っ青の湖、川、ピンク色の大地が見えてきれいだった。娘はずいぶん長いこと(2時間位?)外の景色を夢中で見ていた。息子は景色にはあまり関心が無いようだ。ママがユタ州の上を飛んでいるとスチュワードに教えてもらった。
飲み物に、娘はミルク・ティー、息子は牛乳を頼んで、しばらくして朝食。子供達はコーンフレーク。大人はオムレツ(メニューによると、新鮮な卵のオムレツ、じゃがいものくし形きり、カナダ風ベーコン)。どちらにもそれに「新鮮な果物」と「オートミルマフィンとバター」がついている。娘は食欲無し。そのわりには2人とも元気でまず一安心。
息子が最初に機内のトイレで用を足した時、ボタンを押すと真空に吸い込まれていくように流れていくすさまじい音に驚いていた。次にまた息子をトイレに連れていった時、「僕チンがビックリボタン押す」と言った。
ダラスに近づき降下が始まると娘は少し耳を痛がった。
ダラス空港で、遅れたオーランド便に乗り継ぎ
定刻1515に少々遅れてダラスに到着した。入国審査は家族4人まとめてやったせいか、何故か一緒の飛行機で着いた人の中でも最後の最後になった。荷物を受け取って、税関を通って、また荷物を預けた。
さっそく無人自動運転のトラムに乗ってオーランド便のゲートに向かった。予想通り息子はトラムが気に入ってもっと乗っていたがっていた。
ママは入国審査のおばちゃんが怖かったのと空港ターミナルの何もかもが広くて大きいというのが第一印象。
記録的?な寒波の為に朝まで雪があったらしくて、ダラス発着の全ての便に1時間程度の遅れが出ていた。オーランド便のゲートに着いても、別の便の表示が出ていて、それが出発してようやくオーランド便の表示が出た。
成田で別々にチェックインしたせいか、半年前に予約した通りの座席になっていないのに気付くのが遅れて、座席の変更をお願いしたけど満席で空いていなくて、パパだけ別の席になってしまった。
オーランド便の機内食で、メキシコ料理にはまる
定刻1720が遅れて1830に出発。飛行機に乗ってからまたスチュワーデスに座席の変更をお願いしたところ、離陸してじきに親切なアメリカ人が席を変わってくれて、通路をはさんだ席で一緒になれた。
機内食はメキシコ料理のチキン・ファヒータで、今までのアメリカン航空の機内食の中でも秀逸だった。息子でさえペロッと皮を2枚食べた。(これが今回の旅行で息子を除く皆が気に入って味を覚えたメキシコ料理のそもそもの始まりだった。)
オーランド空港に到着し、レンタカーを借りる
オーランドに定刻2054に1時間遅れて到着。空港はクリスマス色があちこちに出ていていろいろなテーマパークの出店もあって楽しそうだ。
時間を節約するために荷物が出る前にレンタカーを借りる手続きをハーツでした。安いクラスを会社の割引きを利用して予約していたけど、そのクラスでは2ドアの車しか残っていないということで、1日$5の追加料金でもっといい車にした。結局、会社の出張でよく使う車よりもいい車になった。
戻ると荷物もすぐに出て来て、車に向かった。この空港ではレンタカーはバスに乗らなくてもよくて、空港駐車場ビルの1階に停めてあるので便利だ。シルバー色でなかなか格好良いマツダの車だ。
深夜の道を迷いながらホテルへ
空港のいろいろな手続きで小1時間使って、2242に空港を出た。ハーツでもらった地図、教えてもらった道順でホテルに向かう。Beeline Expressway有料道路($1.25)からI-4 Westへ。夜も遅く真っ暗な中、派手なネオンや素晴らしいホテルが並んでいるのが見える。もちろん右側通行で道路がとにかく広い(ママの印象)。
I-4をExit26で降りてから今日から泊まるカリビアン・ビーチ・リゾートを見つけるまで、ちょっとあちこち迷った。本来は来るはずではない(と後で分かった)タイフーン・ラグーン、ディズニー・ビレッジの前を通って、これはどうもおかしいとUターンして、最後は突然現れたホテルにようやく午後11時15分に着いた。
カリビアン・ビーチ・リゾートにチェックイン
Helenaさんという人が気持ち良くチェックインしてくれて、部屋の鍵兼ディズニーのホテルに滞在中はディズニーの施設でクレジット・カード替わりに使えるカードを1人1人に計4枚くれた。
ここはホテルというよりもやはりリゾートで、広大な敷地の中、湖を囲むように6つのヴィラに分かれて建っている。受付けの建物からまた車に乗って、滞在者以外の人が入らないようにチェックしている守衛のいるゲートを通って、一番奥にある我々のヴィラ「トリニダード・サウス」まで運転していった。
部屋は3404号室。息子は部屋の入り口で靴を脱ごうとするので、「そのまま入ってもいいよ」と言っても何か抵抗があるようだった。いつも地ベたでもどこでも平気で座るのに息子らしくない。
部屋にはパイナップルのマークがベッド、タンス、鏡などあちこちについていて、2枚の絵も加えてカリブの雰囲気を出している。子供達はベッドでトランポリンを始めたり、ベッドからベッドへ飛び移るのが面白しいらしく、寝る支度はさせたけど、なかなか寝ようとしない。
「いい加減に寝なさい」というと、娘が「だってお布団がないんだもん」と言った。なるほど、シーツ、毛布、ベッドカバーしかないこちらのベッドは、子供が見るとお布団が無いということになるのか。0時半頃皆ベッドに入った。ママだけお風呂に入って、午前4時半になっても眠れなかったそうだ。