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高野山の宿坊は、朝6時の勤行(ごんぎょう)から始まります。本堂でお坊さんが上げるお経を宿泊客が正座して聞くのですが、私は正座が大の苦手なので、断って低い椅子に座らせていただいちゃいました。宿坊に泊まろうと思った時から、この朝のお勤めを楽しみにしていました。お寺に泊まったという気分が盛り上がります。
お経の後は、この寺院の第8世住職だった滝口入道にまつわる横笛との悲恋の話を聞き、本堂の内部も見学させていただきました。位牌があんなにたくさんずらーっと並べてあるものなんですね。普段は目にすることがない所を見れて、それだけでも宿坊に泊まった価値がありました。
午前中は、高野山の奥の院を見ました。約2kmの参道の両側には、新旧取り混ぜて実に多様なお墓が立ち広がっています。ここが、高野山の中で、一番面白かったところでした。
石田光成とか上杉謙信とかの戦国武将のお墓があると思えば、UCC上島珈琲とか日産自動車とかの現代企業のお墓もあり、ロケットの模型がどんとそびえるお墓まであるのです。昔と今ではなくて、昔からの時の流れが連続したものとして今につながっているのを感じます。
朝からたっぷりと歩いて、名物らしいやきもちを茶店でいただいてから、高野山を後にして龍神温泉という所に向かいました。
途中でスリル満点の吊橋を見つけたので渡ってみました。川の水が澄んでいてきれいです。明日はカヤックで川下りの予定なので楽しみです。
龍神温泉は曼荼羅美術館というところで、憧れのチベットの写真や曼荼羅を見て、お昼は道の駅で鮎の定食を食べて、日置川(ひきがわ)沿いの町営向平キャンプ場に到着です。
お盆休みですごくにぎわっていましたが、日陰のテントサイトを確保できました。家族連れやグループで大きなテントやタープを張っているのがほとんどで、我家も子供達が小さい時には家族4人でそのようなキャンプをしていました。しかし、去年頃からはまた昔の小さなテントでのこじんまりしたキャンプに戻っています。あまり道具を持たない分、設営・撤収がとっても楽です。
その晩は、テントの中じゃ暑過ぎなので、地面にマットを敷いて星空を眺めながら野宿することにしました。と思ったら、何と雨が降り出して、またテントの中へ。蒸し暑くてとっても寝苦しい一晩でした。
コメント
すごそ~~なつり橋ですねえ。感心しました。
最近つり橋が好きになってきたので。でも今年私が渡った3本は、COOTさんの旅で通ったものに比べたら、まるでおもちゃか模型のような軟弱モノです。
真ん中から下をながめられました?
渡り終える時に揺らすなんて、とんでもない、っていう本格派のようですね。
naruさんは、つり橋ハンティングをなさっているのですね。面白そう!
写真の右の方に写っている板5枚分が、橋の中央に敷いてあってその上を歩くので、手すりは無いけど、写真のイメージほどは怖くないんです。下も眺められますよ。でも、揺らすなんてとんでもない、って感じはあります。
すごいつり橋に出会ったら、ぜひ教えてください。
和歌山、わたしも行ったことがないんですよね〜
学生時代の文化地理の合宿で身延山の宿坊に泊ったことはありますが、高野山は雰囲気がありそうですね。
��OOT家の来年の夏休みにお勧めなのは、モンゴルの草原乗馬キャラバンですね!
lunaさん、和歌山って通りがかりで行けるところじゃないし、沖縄や北海道ほどメジャーな観光地じゃないから、つい残りがちですよね。
乗馬キャラバンは、娘が去年やってきました。私も一度経験してみたいものです。モンゴルの草原で見る星空、きれいでしょうねえ。