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キャンプ最終日は、朝から晴れ渡って良い(けど暑そうな)天気です。昨日は午前はどんより曇空で、日焼け止めなしで北極遠征に出発し、午後は晴れたので、油断した日焼けで腕や足がヒリヒリしています。
まだ皆が起きて来る前、静かな鏡のような湖面に航海士と虹号を出しました。湖の一部だけ湖面がざらざらしているところまでパドルで行って、そこだけ吹いている身体では感じられないくらいのほんのわずかの風をとらえて、ごくゆっくりと音を立てずに進む虹号。とても良い感じでした。
昨日の北極遠征で何時間も1人で小ツバメに乗って身体で覚えたのは、わずかな風でもノロノロと前に進むことで満足し、それを楽しむこの感覚です。
7時半を過ぎると、他の釣り船なども動き出して、エンジンの音や引き波で、魔法のような静けさが失われてしまいました。キャンプ場に戻ることにします。
午前中は、それぞれが好きなことをして過ごします。昨日の小ツバメの北極往復の成功で、いざとなっても車で搬送するには大き過ぎる虹号でも北極往復する見通しが立ちました。来年のキャンプではそれにチャレンジしたいと思い、その下調べに、Minnowさん、NPさん、このキャンプでまだ乗るチャンスがなかったSunriseさんが乗る虹号と、私の乗るベックフット号で、多島海の外側を通って弧鷹森を望む辺りまで行ってみることにしました。
岸辺の木陰から見ていると、虹号は最初はなかなか風上に切り上がることができずに、間切っても元の場所に戻って来たりしていましたが、もっとシートを引き込んで、多少ヒールしても耐えるようにして、うまく風上にも向かえるようになりました。
途中、大型観光船の航路からうまく避けることが出来ずに、船から怒られて課題を残しましたが、あらかじめ航路が狭いところを確認しておけば避けることができます。
虹号だけではなく、カヤックと一緒に北極遠征をする場合に、スピードの差が問題になりそうかの確認も今回の下調べの目的の1つでした。良い順風ではカヤックでは追いつけないものの、風が弱い時や間切っている時にはカヤックの方が早く、トータルすれば特に問題は無さそうでした。
虹号乗組員も自信を深め皆満足して、11時に進路を反転してキャンプ場に向かいます。帰りは順風で、虹号は先に行き、カヤックでも追いかけてリオ沖まで戻ると、ビール艦長は小ツバメで、アスリートさん、T君はシングルカヤックで遊んでいました。昼食までまだ時間があったので、しばらく広い水面で皆でのびのびと遊んで、12時頃、キャンプ場に戻りました。
お昼を食べて、炎天下で、小ツバメ、虹号の艤装を解き、ベックフット号を分解し、キャンプを撤収して車に荷物を積んだ後、文明のアイスを楽しみました。
15時半に桧原湖を発ち、途中で夕食を食べて、常磐道、首都高経由で、多少の渋滞はありましたが、順調に20時半に帰宅できました。
今回もぎっしり充実した大満足の3日間でした。一緒に遊んでいただいた皆さん、ありがとうございました。