マンガロール寄港:巨大石像、農園、千柱寺、モール

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入港時の手厚い歓迎

インド2番目の寄港地のニューマンガロール港は、昨日のコーチン港に比べるとずっとシンプルですが・・・

最後に左に90度転回する所は、あまりゆとりがなくておもしろかったです。

岸壁には、いつものようにたくさんのツアーバスが待機していましたが、いつも以上にたくさんの人がずらりと並んでいました。

昨日のコーチンに比べると寄港するクルーズ船の数はずっと少ないので、まだ珍しいのかもしれません。

下船すると、ここでも歓迎の演奏があり・・・

加えて、額にビンディと呼ばれる赤い印を付けてくれるサービス、フラワーシャワーのサービスまでありました。

さらに、すごい衣装で「ナマステ〜」までされて、手厚い歓迎を受けました。

衣装について後で調べると、この地方のヤクシャガーナという伝統芸能のもので、左の赤い衣装は悪役または戦士、右の緑の衣装は女神または高貴な女性を表しているようです。

カルカラの巨大石像

マンガロールでは、「カルカラとムードビドリ寺院(Karkala & Moodbidri Temple)」という寄港地ツアーに参加して、最初にカルカラにあるジャイナ教の聖地に立つ巨大石像を見に行きました。

この入り口から、石像までは200段以上の階段を登って行く必要があります。

登るに連れて周りの景色も開けてきて、思ったほど大変ではなかったです。

高さ13mのゴマテーシュワラ像は、一枚岩を掘って作った石像としては世界第2の高さだそうです。

ゴマテーシュワラというのは、ジャイナ教の理想的な修行者を象徴する伝説上の王子で、足元にツルが巻きつくほど一歩も動かず修行を続けたと言われていて、石像にもそれが反映されています。

石像の背後にも小さな像が並んでいました。

どの像も衣をまとっていませんが、これも完全なる解脱の象徴だそうです。

スパイスとフルーツの農園

次に、バスに20分ほど乗ってソーンズ農園(Soans Farm)を訪れました。

ここの名物のパイナップルジュースを飲んだ後、農園の人のガイドで、たくさんの種類のスパイスとフルーツの木を見てまわりました。

手に持っているのは、バルサの木の実が弾けて出てきた綿のようになもので、触るとフワフワでおもしろかったです。

これは、カシューアップルという実で、カシューナッツが実の下に付いています。実は、匂いは強いけど甘くて美味しいらしく、一度食べてみたいと思いました。

妻が、落ちていたカシューアップルを拾った時に手に付いた汁を舐めたら甘かったそうです。

大好きなジャックフルーツの大きな実がいくつもなっている木もありました。

たくさん写真を撮りましたが、後でどの木が何だったか分からなくなってしまったので、撮る度に名前もメモしておくべきでした。

千柱寺の謎の柱

最後に、ジャイナ教の聖地ムードビドリ千柱寺(Thousand Pillars Temple)を訪れました。

靴を脱いで寺院内を見てまわりました。

たくさんの柱には全て異なる彫刻がほどこされていて、柱の中には、掘られている猿が何匹か数えると、人によってその数が違ってしまうという柱や・・・

下に紙が通る隙間がある天井から吊り下がっている柱など、謎な柱があっておもしろいです。

ちなみに、猿の数が違ってしまうのは、1匹だけいる子猿を数える人、数えない人がいるせいみたいです。

床の模様も素敵でした。

寺院の奥深くには黄金の像が祀られていました。

境内には山車が置いてありました。お祭りの時にどのように使われるのか見てみたいものです。

寺院と直接関係はありませんが、近くの道路端で飲料水の給水機を見かけました。

ガラス窓の中に見えている浄水器を通った水が出てくるようですが、このような給水機は見たことがなかったので、興味をひかれました。

ダウンタウンのモール

ツアーを終えて港に戻った後、まだ時間があったので、有料シャトルバスでダウンタウンに出ることにしました。

ショッピングモールのフードコートで軽めのカレーを食べれそうなお店を見つけたのですが・・・

注文すると、海外発行カードは使えないとのことです。

モール内のATMでは手持ちのカードが2枚ともエラーになり、両替所はモールの外とのことです。いくら両替するか見当をつけるために、後で買い物をするつもりのモール内のスーパーに偵察に行くと、そこにあった別のATMでインド・ルピーが引き出せました。

1つ1つの場所がとても分かりにくくモール内を迷走していたので、結局、軽く食べて、専門店でカシューナッツを買って、スーパーで蜂蜜やスパイスなど買った後、船に戻ることにしました。

帰り道では、何かのお祭りで、写真の赤以外にもいろいろな色の服を着て行列しているのを見かけました。

アクロバット的出港

暗くなって出港する際、船は、最初は後進で堀割りを出て、港内の狭い所で90度左へ転回を始めました。

船首側は荷役中のコンテナ船まで10mもないくらいで、見ていてハラハラしました。

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