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6時起床。7時半からホテルの雰囲気の良い中庭で朝食。同席した若い社会人の日本人男性から、昨日ちょうど昼休み中で入れなかったナスィーロル・モルク寺院のステンドグラスは、朝一番が光線の具合が良いと聞き(「歩き方」にも書いてあった)、8時半にやって来たドライバーに最初にそこに寄ってもらうように頼んだ。
残念ながら曇り空で、ステンドグラスからの光線は床に色とりどりの模様を映すほどではなかったけど、建物内部のタイル模様も美しく見る価値はあった。
世界遺産のペルセポリス遺跡まで1時間強。道中何度か羊飼いを見かけた。
中近東の3P遺跡と言われるパルミラ(シリア)、ペトラ(ヨルダン)、ペルセポリス(イラン)をこれで全て見ることになるが、他の2つに比べるとペルセポリスはこじんまりしている。見学時間は11:45までの2時間。リュックを預けて入場し、大階段を登って最初に目に飛び込むのはクセルクセス門。
遺跡を反時計回りに歩くと、次は、アパダーナ(謁見の間)とタチャラ(ダレイオス1世の宮殿)。イランも地震国だけど、高い石柱が何本も立って残っている。
ゾロアスター教の最高神アフラ・マズダと牡牛を襲うライオンのレリーフは、あちこちで見かけた。痛そう。
一番印象的だったのは、王に贈り物を献上する23の属国の使者のレリーフ。それぞれの国の特徴がよく出ていて面白い。ここは「歩き方」の解説が使いやすくまとまっている。どこかの国の観光客が興味深そうに覗き込んできた。
その中から下の写真は、小アジアで流行していたという靴を履いて行進するリディアと、グリフィンをかたどったビンを持って登場するアルメニア。(「歩き方」より引用)
その東側に拡がる百柱の間(玉座の間)。
さらにその東側の山肌に刻まれたアルタクセルクセス2世王墓まで登ってみた。
最後に、空飛ぶ双頭鷲像(イラン航空のシンボルマーク)に見送られて遺跡を後にした。
次は、ペルセポリスから数キロのアケメネス朝歴代の大王が眠る墓(ナグシェ・ロスタム)。
その近くのサーサーン朝時代のレリーフ(ナグシェ・ラジャブ)を見て、シーラーズに戻った。