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金曜日はイスラムの休日で、観光施設もお店も休みや午前中だけの所が多い。まずは今日も開いているハンマーム博物館に行くのに、バスカードを道端のブースで買って市内バスを利用してみた。男性は前のドア、女性は後ろのドアを使い、車内も前後に座る場所が分かれている。1枚のカードを3人で使う要領が分からないまま乗ったが、結局は乗る時に人数分の回数だけ機械にタッチすれば良いようだ。
サファヴィー朝の共同風呂を復元したものだが、今でもそのまま楽しい温泉ランドになりそうで、なかなか面白かった。
迷路のように小部屋がたくさんあって、実際にちょっと迷った。
博物館を出て、バス停まで戻る途中、ゴミ収集車が集まっていた。
市内バスで街の中心となるエンゲラーブ広場まで行き、フレッシュジュースで喉を潤した。
ザーヤンデ川をまたぐスィー・オ・セ橋を歩いて渡った。旅行前に見たイラン映画のロケ地の一つだ。
橋の下も上の 側道も面白い。
橋では記念写真を撮っている人をよく見かけた。
次はタクシーで、アルメニア人居住区の午前中だけ開いているヴァーンク教会へ。
金色を多用した内部装飾はため息が出るほど。
壁一面の絵の中から聖書の有名な場面を探すのも面白い。
併設のアルメニア博物館では、聖書の言葉が記された髪の毛を顕微鏡で見た。世界最小の本とされる0.7gの聖書もあった。
ほぼ時間いっぱい見て、棒になった足を運び、近くのホテルのレストランで昼食にした。充実したサラダバーと青豆のライスが美味しかった。
またバスでアッバーシーホテルの近くまで戻った。ホテルのチャーイハーネでお茶にしようとおもったけど、開くのは夕方とのことで、中庭の散策のみ。
休日の午後だからか、公園にはピクニックするイラン人がたくさんいた。その中のトマトを焼いていた1家族からいただいた熱々の揚げ物がとっても美味しかった。
そのまま歩いて庭園博物館へ。ここもバラが咲き乱れていて、しばらくベンチに座ってのんびりした。
建物は天井の鏡が面白い。
サファヴィー朝の栄華を語る絵画は壁一面の大きさ。
雨が降り出したので、小止みになるまで雨宿りして、エマーム広場に行き、雨も上がったので、馬車に乗った。
コーヒーを飲みながら次の目的地を相談。
ちょっと郊外にあるメナーレ・ジョンバーン(揺れる尖塔)を目指すことにした。塔を揺らす時刻は決まっていて、「歩き方」によると次は17時半。タクシーで急いで10分前に着いた。
ところがいつまで待っても揺れない。切符売り場に戻って聞くと、今日は揺らさないとのこと。残念。そこに来ていたイラン人の家族が、すごく良いと勧めてくれた近くのアーテシュガー岩山へ、タクシーで行ってみた。
ササーン朝時代に建てられたゾロアスター教の神殿がある頂上まで登り、エスファハンの街並みを眺めた。
また雨が降り出したのでそうゆっくりと景色を眺める時間もなく降りた。大きな道路を車の途切れるのを数分間待ってやっと渡り、すぐやって来たバスに行き先も確かめず乗ったら、まっすぐ街の中心まで連れ帰ってくれて助かった。バスカードは既に残高がゼロのようで、ドライバーに言われて終点で買い足してから3人分タッチ。
アッバーシーホテルでお茶にしようと再度行くと、雨で中庭の野外席が使えず店内は大混雑なので諦めた。つくづく縁のないホテルだ。
夕食は、満室で泊まれなかったもう一つの伝統的なホテルに行って、そこの中庭で食べた。ここの料理はどれも美味しくて大満足。