リスボン生活6日目:凡ミスによりナザレ観光を完遂

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今日は、片道2時間半かけてリスボン北方にある漁師町のナザレを訪れます。

立派なバスにポンコツな私

ナザレ行きのバスが出るセッテリオス・バスターミナルに行くのに、なんとメトロの路線を間違えて乗ってしまい、すぐ気づいて引き返したので、9:30発の予約していた便に間に合いました。

しかも、てっきり電車だと思って昨日予約したのが、実はバスだと今朝になって気づくという連続凡ミスです。

バスターミナルとバス自体は立派で、定刻の11:45にナザレの街の中心に到着しました。

市場で鮮魚ゲット

今日からぐんと気温が下がって秋らしくなったので、Tシャツと長袖だけだと肌寒い中、数分歩いてまず市場に行きました。

中のお店は半分以上閉まっている感じで、最初は野菜、果物、肉しかないように見えましたが・・・

1段高くなっている所に2軒だけ魚屋が出ていて、その1つに数種類の魚の切り身が並べてあるのをいくつか選んで、食べやすいサイズに切って氷を付けてもらい、今日明日の夕食用の鮮魚が手に入りました。

漁師町ナザレでのミッションNo.1を達成です。

白サングリア+アンコウのリゾット

次に、ランチに良い店を探しながら街中を歩いて行き、名物のアンコウのリゾット(アローシュ・デ・タンボリール)が手頃な値段で出ていたお店を路地裏で見つけて入りました。

サングリアも安かったので付けると、赤か白か聞かれ、旅行中にSNS上でポルトガルのヴィーノ・ヴェルデという微発泡の白ワインの美味しさを聞いたばかりだったので白にしたのが大正解。本当に美味しくて気に入りました。(教えてくれたNさん、ありがとうございます!)

リゾットは、彩りはイマイチでしたが、大きなエビも含めて量はたっぷりあり、美味しく食べられました。

これでナザレでのミッションNo.2も達成です。

美しいアズレージョとステンドグラスの教会

ナザレの街は、ビーチ沿い、崖上、東の丘の3つの地区からなるのですが、ビーチ沿いからケーブルカーに乗って崖上地区へ行くと・・・

広場に面して、外観は地味なノッサ・セニョーラ・ダ・ナザレ教会がありました。

中に入ると、壁のアズレージョと、ステンドグラスを通して差し込む光が床に描いた模様がきれいです。

€1払うとさらに奥を見られるようなので、もっとアズレージョがあることを期待して入ってみると、アズレージョだけでなく、なかなかたくさんの見どころがあり・・・

鹿を馬で追いかけていたら、マリア様のご加護により、崖の縁ギリギリで馬が止まって助かったというナザレの崖にまつわる逸話の絵もありました。

崖上の礼拝堂

逸話に出てくるまさにその崖っぷちにメモリア礼拝堂がありました。

小さな礼拝堂の中もアズレージョで飾られ、地下に降りていくと、ひっそりとマリア像がありました。

岬の先端まで崖っぷちを歩く

礼拝堂の後ろが展望台になっていて、崖の上からナザレの街〜ビーチ〜海の本当に素晴らしい景色を見て、ナザレに来て良かったと思いました。

そこから岬の先端のサン・ミゲル要塞まで、柵無しの崖っぷちを景色を楽しみながら歩いて行きました。これも素晴らしい遊歩道でした。

岬の先端まで歩く間にかなり下ったのに、灯台のふもとから下をのぞくと、まだ崖の高さがかなりあってビックリです。

要塞から振り返って眺める街も素敵でした。

急いでバスターミナルへ

そろそろ時間が厳しくなってきたので、岬の先から上り坂をとっとこ歩いて戻り、14:45発のケーブルカーには間に合いましたが、もうお土産屋をのぞく時間はなく、それでも少し遠回りにはなるけどビーチ沿いを歩いて・・・

予約してある帰りの15:15発のバスの出発9分前にバスターミナルに戻れました。

ところがモニターを見ると、15:15発セッテリオス行きバスの到着予定時刻が16:55となっていて、なんと1時間40分も遅れているようです。ずっと北のポルトから来るバスなので、遅れが積み重なってこういうこともあるのでしょう。

ナザレ滞在時間が4時間だとちょっと足りなくて、もう1時間半くらい欲しかったなあと思っていたので、バスの遅れを利用して見残した場所にも行けそうです。

有意義な延長タイム

そこで、私は行きたかった東の丘にあるミゼリコルディア展望台まで歩いて登り、先ほど歩いた崖をバックに広がる街並みの景色を見ることができました。

その間、妻はビーチに戻って、いろいろな干物が売られているのを見たり、土産物屋で欲しかったものを探す時間ができました。

これで思い残すことなくナザレ観光のミッション完了です。

大チョンボに気づく

16時半頃にバスターミナルに戻ると、到着予想時刻16:55の表示に「遅延」の印が付いていました。まだ30分ほどあるので、市場の無料トイレを利用してから戻ってくると、今度はモニターから15:15発のバスの行が消えています。

窓口の人に翻訳アプリも使いながら聞くと、もうそのバスは出発済みで乗り遅れたのだから次の18:00発の切符を改めて買うように言われました。

その時、妻が「到着予想時刻はリスボン到着時刻のことじゃないの?」と正しいことを言い、ようやく自分のミスに気づきました。今日2回目の凡ミスだ。しかも、どうもたった今トイレに行っている間にバスが来て出て行ったような気がします。

ミスに不運が重なり、乗り遅れたバスの切符は払戻も変更も不可なので、窓口で1人€12の切符を改めて買いました。

まだ1時間以上あるので、近くの最初に見つけたお店でフィッシュハンバーガーとビールの夕食を済ませました。

アパートに戻ったのはほとんど21時でした。せっかくの鮮魚は明日までおあずけです。

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