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今日は丸一日かけて、今回の旅行の最初の目的地であるグランドティトン国立公園を見てまわります。
ジャクソン市街のスーパー比べ
アイダホ州ビクター(地図A)にある宿を9時前に出発したのですが、道路工事による大渋滞でワイオミング州ジャクソン(地図B)まで小1時間もかかりました。
ジャクソン市街で今日のランチ用の食料を買うのに、昨日寄ったスーパー「Target」は品揃えが良くなかったので、宿のホストに聞いたスーパー「Albertsons」に行ってみると、店外にはもうハロウィーン用のカボチャがずらりと並んでいました。
このお店は品揃えも良く、ピクニックランチにぴったりな美味しそうなサンドイッチもあって気に入りました。
早々にヘラジカを発見
グランドティトン国立公園に入り、最初にCraig Thomasビジターセンター(地図C)に寄って、この辺りで見られる野生動物の種類や特徴などの基礎知識を得ました。
次に、見晴らしが良い脇道のAntelope Flats Road(地図D)に入って行くと、突然たくさんの車が路肩に停まって渋滞している所がありました。
車を降りた人が双眼鏡や望遠レンズを向けている方を見ると、立派な角を生やしたMoose(ヘラジカ)が、草原の中を悠然と歩いています。
旅行中にぜひ見たいと思っていたヘラジカに早々に出会えてラッキーでした。
ジャクソンホール・ハイウェイ沿いの見所
午前中は、ジャクソンホール・ハイウェイをMooseからMoranまで北上しながら、いくつもある展望ポイントに立ち寄りました。
Glacier View Turnout(地図E)では、グランドティトン山(標高4199m)とその周りの氷河が良く見えました。
温暖化により過去50年間で氷河の面積の1/4が失われたそうです。
Snake River Overlook(地図F)では、平らに広がるジャクソンホール盆地の中を蛇行して流れるスネーク川の向こうにティトン山群が見えて、この公園の地形的な特徴がよく分かる景色を楽しめました。
カニンガム・キャビン(地図G)は、19世紀末の開拓当時の暮らしを今に伝える建物で、周りを歩くと、まさに「シェーン! カムバーック!」の世界でした。
ここまでもずっと素晴らしい景色の連続でしたが、ようやく国立公園のゲート(Moran Entrance)があり、全米の国立公園等に1年間何度でも入れる$80の年間パスを購入しました。今回の旅行でこの後いくつも国立公園を訪れるので、個別に入場料を支払うよりずっとお得になります。
水辺でピクニックランチ
Oxbow Bend Turnout(地図H)は、ここで大きく蛇行するスネーク川の岸辺に花や紅葉もある景色の良い所で、正面に見えるモラン山(標高3844m)も素敵でした。
11時半頃にジャクソン湖畔にあるコルターベイ・ビジターセンター(地図I)に着きました。
この辺りにいくつもあるトレイルの中で手頃なLakeshore Trailを歩き、途中、ジャクソン湖とモラン山を望むベンチでピクニックランチにしました。
アメリカサイズの巨大サンドイッチを食べ終えた後、岬を回り込むように岸辺を歩いて、湖越しに見る山々の景色を楽しみました。
シグナルマウンテンからの展望
次に、狭い山道をクネクネと車で登ってシグナルマウンテン(地図J)の山頂展望台まで来ました。
ここからは、真っ平に広がるジャクソンホールの盆地がよく見渡せました。
今から向かうグランドティトン山の方を望むと、かなり雲が出てきていて、雨が降っている所もあるようです。
ジェニー湖畔ハイキング
グランドティトン山に近いジェニー湖ビジターセンター(地図K)まで来ると、風がビュービュー吹いていました。
湖の対岸まで行けるボートもあるのですが、それには乗らずに、湖畔沿いのトレイルを歩くことにしました。
雨もパラつきだしたので、ムース池(写真↓)まで歩いた所で引き返すことにしました。
帰り道では、野生のシカに出会えました。
雨は本降りにはならず、虹も出てきて、ジェニー湖畔のハイキングを楽しめました。
16時過ぎにジェニー湖を出発し、朝のスーパーに帰りも寄りましたが、ジャクソン市街の前後で大渋滞していたため、宿に着いたのはほとんど19時でした。
グランドティトン国立公園は、そのすぐ北側にあるより有名なイエローストーン国立公園への通り道としてついでに見るような位置付けでしたが、広々とした真っ平らな草原から急に山々が聳え立つ景色がユニークで素晴らしくて、期待を大きく上回りました。