最後の終日航海、基隆入港、台北市街観光

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最後の終日航海日

最後の終日航海日にノルウェージャン・サンは、台湾海峡を香港から台湾に向かっています。

昨日から船内はクリスマスのデコレーションがなされて華やかです。

午前中、定番の「ケーキマスターズ対決」を見ました。バルバドス人のエグゼクティブ・シェフ(右)、ハワイ在住の船客代表(中央)、フィリピン人のクルーズ・ディレクター(左)の3人がそれぞれ作ったケーキの出来栄えを比べます。

シェフが愉快なキャラなので、いつも以上に笑えることが多くて楽しめました。

その後、明日の下船に備えてパスポートを受け取り、ビュフェでランチを済ませ、13時からは特典の世界のワイン試飲会に参加しました。

飲んだすぐ後でしたが、オープンデッキを5周ウォーキングすると、左舷側からすごい強風で、海が荒れていて時々飛沫も浴びました。船も結構揺れています。

船室でおやつにした後、15時からクルーズ目的地トリビアに参加し、「ジョン・レノンが気に入ったカリブ海の場所」の正解は「バミューダ」なのを「バハマ」と答えたのを除き全て正解で、単独1位でしたが、賞品は無くスタッフのインド人男性のハグだけでした。

下船に備えて荷物をスーツケースに詰めて廊下に出し、レストランで最後の夕食をいただき、19時からの新作プロダクションショー「ザ・ワイルド・カード」を観にシアターへ行きました。

早めに行ったのが正解で、前座とは思えないほど立派なショーが観客席の照明が明るいまま始まり、本番のショー自体も素晴らしく見応えがありました。

ショーに続いて船のスタッフがステージに勢揃いするいつものフェアウェルがありましたが・・・

突然、すぐ後ろの列に座っていた太った男性が椅子から床に倒れ、メディカル・エマージェンシーを表す「コード・アルファ」が船内にアナウンスされ、AEDや担架を持ったスタッフが急いでやってきて、その場で心臓マッサージが始まりました。

ステージ上のクルーズ・ディレクターも少し動揺した様子でしたが、残り数分のショーをそのまま最後まで進めて、医療対応の邪魔にならないように左舷側から全員が退出するように促していました。

その後、その方がどうなったのかは分からないままですが、無事を祈るばかりです。


ケリーさんのピアノ弾き語りを聴くのも今晩が最後です。3つのセッションに続けて参加して、たくさんリクエストに応えてもらいました。

実は、来年9月にノルウェージャン・スカイスエズ運河を通るクルーズを予約済みなのですが、なんとケリーさんもそのクルーズにピアニストとして乗船することになっているそうで、お互いに再会を楽しみにしてお別れしました。

基隆入港〜下船

夜中の2時半頃にはもう入港が始まっていたものの、景色を見たいのを我慢して何とか寝ようとしましたが、眠りが浅いまま6時に起きた時には既に基隆港に接岸していました。

小雨が降っている港を眺めながら船尾窓際のテーブルで最後の朝食です。

クルーズターミナルでの入国審査に時間がかかっているようで、下船客の列が長く延びてきました。

待っている間に台北と周辺の交通機関が3日間乗り放題、多くの施設の入場料も無料になる「台北無限周遊パス」をKKdayというサイトからネット購入しようとしたら、海外旅行中はメインで使っているドル建てのデビットカードも、日本で主に使っている楽天カードも、予備に持ってきたクレジットカードも全てエラーになってしまいました。

しかも、楽天カードは不正利用のチェックに引っかかってしまい、日本に電話しないと解除できず、海外からでも無料で通話できるアプリから電話すると発信者番号が非通知となり受け付けてくれません。楽天カードの海外使用は、今夏の旅行でもトラブったし、今後はやめようと思います。

ようやく列が動き出し、入国審査でまた並んで待たされましたが、スーツケースはすぐに見つかって受け取れました。

幸い雨は止んでいて、開店時刻の9時を過ぎているので、近くの郵便局へ行き、お札が本物かを入念にチェックされてかなり時間はかかりましたが、残った香港ドルとUS$90を悪くないレートで台湾ドルに両替しました。

ノルウェージャン・サンにお別れして、歩いてすぐの基隆駅へ行き、台北へ行く列車に乗りました。

車内でもう1枚予備で持ってきていたクレジットカードで再度トライすると、ようやく決済が成功しました。

台北市街観光

1時間ほどで台北駅に着きました。

台北駅北側に隣接するショッピングモールの上にあるワンルームマンションをAirbnbで予約してあるのですが、チェックインは15時からなので、モールの1階にあるコインロッカーにスーツケースを入れました。

駅に戻り、ツーリストインフォメーションで台北無限周遊パスを受け取り、早速それを使ってMRT(メトロ)に乗り、西門駅へ行きました。

西門町は、とても賑わっていましたが、期待するようなランチに良いお店は見つかりません。

ここは、日本好きの台湾の若い女性が集まる街らしく、特に見るものもないので、次の目的地のお寺を目指して歩いて行くことにしました。

途中で良さそうなお店がちらほら出てきた中、とてもローカルな小さなお店に入り、壁の漢字のメニューの丼と麺と豆腐を指さして注文し、全部でTW$85(425円)の安上がりで、量は少ないけど味は結構良かったランチになりました。

台湾で一番有名な寺院らしい龍山寺に着きました。

思った以上に見応えがあり、屋根のゴテゴテの装飾も素晴らしいです。大勢の台湾人がお参りに来ていました。台北は、駅でも寺院でも、とにかく人が多いのにはビックリです。

すぐ近くにある剥皮寮歴史街区の赤煉瓦の古い街並みも、とても雰囲気があって良かったです。

そこからMRT駅に歩く道は、狭い市場の中を通り抜けるのがおもしろかったです。

タケノコ入り饅頭を買おうとしたら売り切れで、唯一店先に並んでいた饅頭を買ったら、具が何も入ってない白饅頭でした。味は侘しかったですが、細かすぎる小銭を処理できました。

台湾無限周遊カードには、いくつか特典の記念品がついているのですが、その1つの台湾龍虎夜市グラスを受け取るために、2度手間になりましたがMRTで西門駅に戻りました。

もう1つ廟を見に行くつもりでしたが、今日は十分に歩いたので、コインロッカーが3時間を過ぎて追加料金がかかる前に台北駅に戻ることにしました。

ところが迷路のような台北駅で手間取ってしまい、2分前にコインロッカーに戻れたものの、前の人がパネルを操作中だったのをヤキモキしながら待って、その人が終わるや否や暗証番号を入れてスーツケースを出してギリギリセーフでした。

まだ15時まで40分ありましたが、宿のホストにメッセージするとすぐに来てアーリーチェックインさせてくれました。日本語を話せる男性で、ちょっと複雑な部屋への行き方、鍵の使い方、室内の設備など一通りの説明があり、食器が足りない分は後で持ってきてくれて、とても親切でした。

いつものようにキッチン付きを借りて自炊の予定でしたが、台湾は美味しいものがそこそこの値段で食べられるし、キッチンの備品がとても限定的だったので、結局、滞在中はほとんど料理をしませんでした。

さっそくクルーズ終盤の洗濯物を入れた洗濯機を回し、荷物を片付けました。

台北101

洗濯物を干した後、台湾で一番高い建物である台北101に向かいました。

台北無限周遊カードで入場は無料ですが、エレベーター待ちの行列にしばらく並びました。

ようやく順番が来て展望台に登ると、ちょうど数分で日没でした。

既に窓にはたくさんの人が張り付いていましたが、後ろから手を延ばしてiPhoneを窓にくっつけて日没の写真を撮れました。

もっとゆっくりして暗くなってからの夜景も見たかったですが、下りエレベーターの待ち行列がどんどん長くなりそうだったので、夜景の始まりかけの写真を撮るだけで我慢して降りることにしました。

夕食は、夜市に行くつもりでしたが、疲れていることだし、台北101のビル内のフードコートで済ませました。

台湾には賞味期限が18日間しかないビールがあると旅行前に友人に聞いていたのですが、台北101のスーパーで見つけたのを買って、宿に戻ってから飲んでみました。

私好みのあっさりした味で、とても美味しく、結局、台北滞在中は毎晩このビールを飲んでいました。

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