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再びガーデンズ・バイ・ザ・ベイ
ホテル階下のフードコートは10時開店なので、チェックアウトして荷物を預け、観光に出発して途中で朝食にすることにしました。
再びガーデンズ・バイ・ザ・ベイへ行くのに、2階建てバスの2階最前列に座れたので、正面のマリーナベイ・サンズや、右手のDNAのらせん構造を模した歩道橋「ヘリックス・ブリッジ」など、景色を楽しめました。

今日は、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの中にある2つのドームを見学します。ドームまで歩く途中にあったいろいろな国の庭園は、今回は見る時間がありませんでしたが、マリーナベイ・サンズに数日泊まって毎日このガーデンパークを散歩できたらなんて素敵なことでしょう。
桜が見頃のフラワードーム
結局、途中で朝食に良いお店はなかったので、お腹を空かせたままフラワードームに着きました。
ドーム内は広大でたくさんの樹木が生えているのに、エアコンが効いていて快適に歩けるのが嬉しいです。

日本をフィーチャーした一角が、ちょうどいろいろな種類の桜が満開で、1番人気の見どころでした。今年は桜が見られないと思っていましたが、こんな所で花見ができて良かったです。

桜だけでなく、日本の文化を紹介するいろいろな展示もありました。

サボテンを集めたゾーンも見応えがありました。

見かけはモフモフな感じですが、サボテンだから触ったら痛いのだと思います。

中には入れませんでしたが、ドーム内にある建物の中の何かのアートが気になりました。

滝が流れ落ちるクラウドフォレスト
続けて隣のドーム、クラウドフォレストに入ると、目の前に大きな滝が流れ落ちていました。

滝の上までエレベーターで上がって、空中回廊を歩いて降ります。

最上部のロストワールドは、アーサー・コナン・ドイルの冒険小説『失われた世界』のイメージ(恐竜が生息し独自の進化が起きていた)を期待していたのですが、何となく桃源郷を思わせるような池の上の白い造花などがあったものの、普通な感じでした。

でも、滝を裏側から見るのはおもしろかったです。

ここからのスーパーツリー・グローブの眺めもシュールでした。

空中回廊をぐるぐる歩いて降りて行くのも楽しめました。

下から見上げるとこんな感じです。

まだまだおもしろい展示が続きましたが、朝食を食べないままドームを2つ見てフラフラになってきたので、最後の方はかなり端折ってしまいました。

出口近くで見た木の猛禽類の顔は印象的でした。

ドームを出た所の売店にあったスナック菓子をとりあえず食べて、一息つきました。
シンガポールの味
昨日夕食を食べたフードコートまで少し歩いて、昨晩は売切れだったラクサというシンガポール料理の麺汁をブランチにいただきました。

最初は全部モヤシかと思ったほど白くて太めで短い麺は箸でつまみにくかったですが、味はとても美味しかったです。
デザートに、ホテルに戻ってモールのスーパーで買ったジャックフルーツをいただきました。

ドリアンも好きですが、ドリアンに似た味でドリアンほど臭くないので気軽に食べられて、お気に入りの果物です。
インド洋クルーズにチェックイン
ホテルに預けた荷物を受け取り、Grab(Uberの東南アジア版)でマリーナベイ・クルーズセンターに行くと、大勢の船客がチェックインのために行列していました。

今日からカタールのドーハまで14泊のインド洋クルーズが始まります。

ロイヤルティがプラチナ以上の優先チェックイン特典で我が家はあまり並ばずに済みましたが、国籍に応じて必要なビザが取得済みかのチェックから始まり、パスポートとスリランカ・ビザ、インド・ビザの記載内容に矛盾がないか1項目ずつチェックし、パスポートとビザの写真を撮って、とても時間がかかり、これで船客全員を出港までにさばけるのだろうかと心配になりました。
ノルウェージャン・スカイ号に乗船
チェックインが終わると後はスムーズで、13時半過ぎにノルウェージャン・スカイ号(7.7万トン)に乗船しました。

昨日まで乗っていたノルウェージャン・サン号の姉妹船なので基本的な構造は同じだし、4ヶ月前にアフリカクルーズで乗ったばかりなので、船の探検は省略です。
14時半頃に船室の準備ができたとのアナウンスがあり、10階右舷船尾の0262号室に行きました。今回は、バルコニー付きへのアップグレードに競り負けたので、5年前に初めてノルウェージャンでクルーズをした時以来のバルコニーが無いオーシャンビューの船室です。
収納場所が、昨日までの船室に比べてかなり少なくなってしまいました。
荷物で大失敗!
昨日の入港後はすぐに下船したので、改めて船から周りの景色を眺めて楽しみました。

船室に戻る時、チェックイン前にクルーズターミナルで預けた荷物が各船室に配られ始めていて、廊下のあちこちに置かれていました。
それらの荷物に付けられた荷札は全てピンク色なのに、我が家の荷物に付けた荷札は黄色でした。あれっ? 荷札の色は、ノルウェージャンのクルーズ船毎に決まっていて、黄色は昨日まで乗っていたノルウェージャン・サン号の荷札の色です。
昨日わざわざホテルの近くのプリントショップで印刷してもらったのは1つ前のクルーズ用の荷札で、それに気づかず間違った荷札を付けた荷物をクルーズターミナルで預けてしまいました。
最悪の場合、ターミナルで荷物の仕分けをする人が、荷札の色から昨日の下船客の荷物だと思ってこの船には積み込まず、荷物を置き去りにして出港してしまう可能性があります。
間違った荷札に書かれた番号の船室(8階の8253号室)に行ってみると、まだその前には1つも荷物は置かれていません。
預けた4つの荷物の内3つにはAirTagを入れてあるので、iPhoneからそれぞれの現在地を確認すると、妻のスーツケースは船内に、他の2つはまだターミナルビルにあるように見えるものの微妙です。
ゲストサービスに電話して事情を伝えると、荷物を扱っている部門に伝えておくとのことですが、それだけでは心配です。
もう一度8階の廊下を偵察に行くと、これから配達する荷物の塊の中に妻のスーツケースが置いてあったので、近くのスタッフにことわって自分で船室まで運びました。
もう一度行くと、今度はボストンバッグがあり、近くにいた別のスタッフに後2つ探していることを伝えてから船室に運びました。
次に行くとなかったので、ちょっと時間を置いてから行くと、嬉しいことに残りの2つの荷物も見つかり一件落着です。
今回のクルーズ旅行中で最もヒヤヒヤした出来事でした。
シンガポール出港
チェックインの行列をさばくのに時間がかかったせいかどうは分かりませんが、予定の17時より1時間以上遅れて出港しました。

船首のデッキから、シンガポール海峡の航路に出て西へ進むところをずっと眺めていました。

夜の間にマラッカ海峡を通過する予定です。