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今日は、リスボン近郊では一番の見どころで街全体が世界遺産のシントラへ日帰り旅行です。
シントラの見どころへまっしぐら
リスボンのロッシオ駅から8:41発のシントラ行き電車に乗り込みました。
いろいろと調べ物などしていたら40分はあっという間でシントラ駅に到着です。
調べておいたバス停に急ぎ、9:30発のバスに乗ると、狭くて急な道をちょっと心配になるほど遠回りして、後で訪れる王宮、ムーアの城跡を経て、9:50にペーナ宮殿のチケット売り場に着きました。
行列だらけのペーナ宮殿
ペーナ宮殿が、シントラで一番観たい所であり、一番混雑する所でもあるので、ここを最初に片付けようと思って来ました。朝一番に来ても夕方の入場になった話もありましたが、11月の平日なので、30分後の10:30宮殿入場のチケットが買えました。大成功です。
チケットは並ばずに買えましたが、事前にチケット購入済みの人の方が逆に長い行列ができていて、チケット売り場から宮殿入口までバスに乗りたい人はさらにまた行列です。
我が家はどちらにも並ばずに坂道を15分ほど歩いて登って行くと、楽しみにしていたカラフルで奇抜な宮殿が見えてきました。
さらに門をくぐって登って行き、10:30入場者の列に並んで宮殿内に入ると、見学順路が渋滞していて少しずつしか進みません。
宮殿は山のてっぺんに築かれているので、バルコニーからは、遠く大西洋まで望めました。
見学者が多くてゆっくりしか進まないので、いつもより時間をかけて、宮殿内の装飾や展示物をじっくり見れました。
城壁も景色も抜群なムーアの城跡
次に、バスで来た道を歩いて戻り、ムーアの城跡に入って行くと、狭い石の道がクネクネと城壁の上に続き、所々で石段を登って見張り台に出られるようになっていて、実におもしろいです。
さらに城壁を伝って一番高い所まで登れるようになっていて、景色も良いし、せっかくなので、全部歩いてみることにしました。
ぐんぐんと登って行く間、これから訪れる王宮が、足元によく見えていました。
上からの360度の眺めは抜群でした。
アズレージョが素晴らしい王宮
城跡のショップで買ったサンドイッチでお昼を済ませ、30分ほど下り坂を歩き、王宮前の広場で名物スイーツをおやつにいただいた後、白い円錐形の2本の煙突が特徴的な王宮を見学しました。
終わりの方にあった壁一面にアズレージョの装飾がある部屋がとても素晴らしくて、期待以上の王宮となりました。
天井の細かな細工にも目を奪われました。
冒険心くすぐるレガレイラ宮殿
上り坂を15分ほど歩いて着いたレガレイラ宮殿は、装飾が緻密な建物も良かったですが、庭園が広大で坂道だらけの迷路のようで、どこに見どころがあり、どこをどう歩けばそこに行けるのか、分かりにくくて苦労しました。
一番の見どころの螺旋階段に何とかたどり着き、少し並んでから深い井戸の底まで歩いて降りて行きました。
井戸の底からは洞窟が延びていて、その途中で分岐があり、1つは滝の裏側へ、1つは別の井戸の底へつながっていて、冒険心がくすぐられる場所です。
ようやく外に出て、まずどこに出たのかを地図で確認しないと分からないのもおもしろかったです。
既にたっぷり歩いたし、時間的にも厳しかったので、できれば行きたかったモンセラーテ宮殿とロカ岬は、今日はパスすることにしました。