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リスボンに一目惚れ
地中海クルーズ最終日の朝、4時半に目覚めると、リスボンの夜景がきれいです。
ノルウェージャン・ビバ号は、ちょうど発見のモニュメントを通り過ぎるところでした。
船は、さらにテージョ川を遡って、4月25日橋をくぐり抜け、リスボン港に入港しました。
最後の朝食を船のレストランで済ませ、船室をすっからかんにして、18階のデッキからすっかり明るくなったリスボン市街を眺めました。
港が街の中心に近いので、目の前にこんなに素晴らしい景色が広がっていて、これからしばらく滞在するリスボンの街が、一発で好きになりました。
超便利なクルーズターミナル
リスボンは、クルーズターミナルも素晴らしくて、メトロ駅やバス停が歩いてすぐのところにあり、超便利です。
でも、荷物が多いので、Uberで宿まで行くことにしましたが、その送迎場所も広くて分かりやすかったです。
まだ朝9時なので、チェックインはできませんが、宿の荷物保管室にスーツケースなど入れて、リスボンのバイロ・アルト地区(「高い地区」という意味)の市街観光に出発です。
リスボン・カードの“わな”
まず、リスボンの“へそ”となるロシオ広場を目指して歩いて行きましたが、予想以上に坂道だらけで、登ったり下ったりがかなり大変でした。
そんなリスボンを歩き過ぎないように、今朝ネット購入しておいた3日間メトロ・バス・トラム乗り放題の「リスボン・カード」を受け取りに、ロシオ広場の近くの観光案内所に行くと、なんと建物全体が改修中で閉鎖されていました。
メトロ2駅分歩いて写真のコメルシオ広場の近くの別の観光案内所で受け取れましたが、そこはクルーズターミナルのすぐそばで、今朝Uberで港から宿まで移動した分をまた歩いて戻ってきたことになります。
できるだけ歩かなくて済むようにと買ったリスボン・カードを手に入れるために、無駄にたくさん歩いちゃいました。
可愛いケーブルカー
やっと手に入った乗り放題カードを使って、歩いた2駅分をメトロで戻り、リスボンに3ヶ所あるケーブルカーの1つ、グロリア線に乗りました。
レトロで小さくて狭いけど、それが可愛いです。
ケーブルカーで坂を登る途中、ウォールアート(壁の落書き)をいくつも見ました。
登り切った終点の先も階段になっていて、そこを登った先の・・・
サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台からは、丘の上のサン・ジョルジェ城がよく見えて、素晴らしい眺めでした。
この展望台の屋台で生ハムのサンドイッチを買ってお昼にしましたが、1つで2人分あり、安くて美味しかったです。
印象的な修道院の廃墟
次に、すぐ近くのサン・ロケ教会を見ました。外観は地味ですが・・・
中の装飾は見応えありました。
この教会に、天草からローマに派遣された天正遣欧少年使節が滞在していたそうです。昨年末に天草の博物館でこの使節についての展示を見たばかりだったので、リスボンでゆかりの地をまた見れたのは良かったです。
次に、カルモ修道院を見ました。
中に入ると、思わずワッと声が出たくらい、壁と柱の上に天井がない印象的な光景でした。
ユニークなエレベーター
カルモ修道院の辺りの地形は起伏が激しくて、その高低差を克服するためのユニークな仕組みがありました。
とてもクラシックなサンタ・ジュスタのエレベーターです。
下りは並ばずに乗れましたが、上りは長い行列ができていました。
アパート暮らし開始
まだ13時半ですが、今日予定していた観光は終わったので、スーパーで買い出しをして、15時に宿にチェックインしました。
Airbnbで見つけたアパートで、ここで8泊する間、リスボン生活を楽しむ拠点となります。
さっそくクルーズ中の服を2〜3回に分けて洗濯機をまわしました。