鴨川3: 日蓮の誕生寺と清澄寺、謎の鯛の浦

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謎の鯛

鴨川は、日蓮の生誕地で、その生家があった所に建てられた誕生寺に行きました。元々は関東屈指の大きな寺だったのが、大地震大津波で流出し、今の場所に移ったそうです。

日蓮が生まれた時に鯛が飛び跳ねて誕生を祝ったという伝説にちなんで、堂内には張子の鯛がいました。

この辺りの鯛の浦と呼ばれる海では、本来はもっと深いところで回遊するマダイが、昔から浅いところで群泳していて、どうしてそうなのかはまだ解明されておらず、国の特別天然記念物になっているそうです。

大小の弁天島

そのマダイを見に行く遊覧船もありましたが、それには乗らず、鯛の浦遊歩道を歩きました。

遊歩道の終点付近は、潮が引くと岩場が広がり、赤い鳥居が目を引く小弁天島と奥には大弁天島も見えて、良い景色でした。

どうやって渡ったのだろうと思えるような岩場で釣りをしている人や、潜って何か獲っている海女さんらしき人も見かけました。

トンネル水族館

宿への帰り道、入り口に「とんねる すいぞくかん」と書かれたトンネルが気になって、寄り道しました。

トンネルの中に入ると、まずこの辺りの風景が描かれています。

さらに奥へと歩いて行くと、たくさんの魚たちが泳いでいました。

ユニークな楽しい水族館でした。

宿への帰り道の途中から海岸沿いの旧道に入って行くと、ロシア人が日本に初上陸した場所に石碑が建てられていました。

1739年(江戸時代の中頃)のことだったそうです。

関東大震災 vs 日蓮像

宿に戻ってランチを済ませ、午後は、山の中にあるもう1つの日蓮ゆかりの寺、清澄寺を訪れました。

日蓮が日蓮宗を立教開宗した寺で、午前に見た誕生寺よりずっと大きく、年季も入っていました。

坂道を登った丘の上に日蓮の銅像がありましたが、完成2日後に見舞われた関東大震災でも何ら損傷を受けなかったのだとか。

境内のはずれの方まで歩いて行くと、仏舎利塔がありました。

一人ここで静かに祈りを捧げている方がいたのが印象的でした。

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