ハワイ島北部めぐり〜帰国、旅の総括

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カイルア・コナの朝

昨日、妻がコテージに置いてあった鳥の餌を見つけて、バードフィーダーに入れたり庭に撒いたりしたので、ラナイ(バルコニー)で朝食を食べる間、たくさんの野鳥がやって来て目を楽しませてくれました。中でも野生化した文鳥が一番多かったです。

宿のホストがお勧めの土曜のみ開催される朝市に行くと、パパイヤが1個$1で安いし、他にもオレンジ、名前はわからないけど美味しかった果物、バナナを買いました。ここも楽しめました。

神殿に祈りの歌

今日は、ハワイ島北部の見どころをめぐります。

真っ青な海を眺めながら海岸沿いの溶岩台地を突っ切るハイウェイを北に向かいました。

最初にプウコホラ・ヘイアウ国立歴史公園に立ち寄りました。

昨日訪れたプウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園より小さく、見どころも少なく、無料でしたが、カメハメハ大王がハワイ統一のための戦いに赴く前に祈願するために造ったハワイ最大規模の神殿の遺跡です。

神殿の中には入れないので外から見てビジターセンターに戻ると、学校のフィールドトリップで来ていた生徒たちが一斉に神殿に向かって祈りの歌を歌ったのが印象的でした。

ビジターセンターの一角では、鳥の羽を使った刺繍のデモが行われていました。

ホーン岬の海底を見て来たオリジナル大王像

次に、ハワイ島北端に近いカパアウの街中に立つカメハメハ大王像を見に行きました。

この像は、1880年代にパリで作られハワイに輸送される途中、ホーン岬付近で船と共に沈没してしまいました。急遽作られた代わりの像(3日前に見ました)がホノルルに設置されたのですが、その後沈んだ像が引き上げられ、もうホノルルでは不要なので、王の生誕地のカパアウに設置されることになったオリジナルの像です。

ちょうどお昼頃だったので、大王像の向かいにあるお店でハワイらしいパイナップル・ピザをいただきました。

牧場を通る景勝路

カパアウから内陸部にあるワイメアに向かう道路は、緑の草原が美しい牧場の中を通る景色の良い道でした。

少し高い所を通るので、カイルア・コナに続く海岸が見渡せて絶景でした。

牧場と共に発展したワイメアの街が見えてきました。

世界一の急坂の先の聖地

ワイメアの街は通り抜けて、今日一番の目的地、ワイピオ渓谷を望む展望台まで来ました。

この渓谷はかつての首都で、多くの王が葬られている聖地であり、幼少のカメハメハ大王が育ったところです。谷底へ降りて行く狭い1本道は、平均斜度25%、最大なんと45%という世界一の急坂で、4WDしか通れないし、レンタカーの進入は禁止されているし、降り口に見張りの人もいました。

最後の夕焼け

16時頃宿に戻り、朝市で買ったフルーツを味わいました。

ハワイ最後の晩もきれいな夕焼けが見れて良かったです。

ホノルル乗継便

翌朝5時起きで早めにコナ空港に向かいました。

ここは空港のほとんどの施設が屋外にありますが、日陰は微風もあって涼しいし、ハワイならではの気候を利用したとてもエコで快適な空港でした。

今回の旅行で訪れた太平洋の島々の気候を比べると、フィジーやフランス領ポリネシア(タヒチなど)は、とても蒸し暑かったのに対して、ハワイは、常に吹いている貿易風のおかげもあって爽やかな暑さでした。気候が良いというのがハワイの印象です。

最初は、コナから羽田行きハワイアン航空の直通便を予約していたのですが、その便が無くなって自動的にホノルル乗継の便に変更となりました。

ホノルル空港の正式名はダニエル・K・イノウエ国際空港ですが、そこでの1時間半の乗継の間に、空港名にもなっているハワイ州出身で日系アメリカ人初の連邦上院議員だったイノウエ氏の執務室を再現した展示を見ました。

ホノルル離陸後、またワイキキビーチダイアモンド・ヘッドを最後に一目見ることができました。

東京都心遊覧飛行

8時間ほどのフライトの後、日本の海岸が見えてきて、何となくいつもの成田にアプローチする時の景色だと思っていたら、羽田に向かうのに房総半島を横断しているようです。

その後、東京スカイツリー(写真↓右上)を反時計回りに回るように都心の遊覧飛行になりました。

皇居、東京ドーム、東京タワー(写真↓)なども見て・・・

最後は東京国際クルーズターミナルを間近に見た後、定刻に羽田空港に着陸して、40日間の旅行が無事に終わりました。

旅の総括

今回は、25日間の太平洋クルーズを中心に前後に1週間ずつのシドニー・ウルルとハワイの観光を付け加えた旅でした。

クルーズの目的地としての太平洋の島々は、とても楽しめました。ビーチで過ごすことが多い点でよく似たカリブ海のクルーズと比べても、珊瑚礁がより豊富だし、エイやサメと一緒に泳げたりする点でベターでした。

南太平洋の島々とハワイ諸島を続けて見たことで、その文化的なつながりを具体的に感じられたのは、想定外の良い点でした。例えば、フィジーで体験したカヴァの儀式は、ハワイにもよく似たアヴァの儀式としてあります。

初めて2つのクルーズを続けて乗船(バック・トゥ・バック)してみましたが、多くのショーやイベントが重複することになるので、船を乗り換える方がより楽しめると思いました。

物価高は覚悟の上でしたが、食費は自炊でしのいだものの、宿泊費は前回・前々回の海外旅行と比べて1泊当たり$50ほど高くなってしまいました。

今回訪れた地域の中で、またいずれ行きたいと思ったのは、意外にもハワイでした。気候の良さがその魅力です。ハワイは、クルーズで訪れても、そうでなくても、どちらでも楽しめそうです。

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