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今日は、天草下島を本渡(東海岸)から下田温泉(西海岸)まで反時計回りに半周します。
日の出を見て温泉露天風呂を独占
ホテルの朝食バイキング後にバルコニーに出ると、ちょうど太陽が天草上島から昇ってきました。
少し食休みした後で別棟の温泉大浴場に行くと、後20分で閉まるとのことです。
そのせいか、露天風呂には1人しかいなくて、一段下のテラスにある壺湯は4つとも空いていたので、ジャバーとお湯をあふれさせながら4つ全てに順番に入り、上に戻ると先ほどの人も出たようで、最後は広い露天風呂全てを独占状態でした。
キリシタン館を見て、山頂から島々を眺める
最初に天草キリシタン館に行き、明日訪れる予定の3館を含むセット券で見学しました。
館内は撮影禁止でしたが、目玉展示は、天草・島原の乱でキリシタンを率いた天草四郎の陣中旗で、踏み絵の実物などもありました。
キリシタン館は高台にあるので、ここからの本渡市街の眺めも良かったですが、さらに高い所にある十万山公園展望台まで車で登って行くと、南の方の島々までよく見えました。
360度の景色をゆっくり楽しんだ後、海岸沿いの道路を走って・・・
大満足のタコ飯ランチ
目星をつけておいた海鮮蔵というお店で早めのランチにしました。
母は魚フライ定食、妻はよくばり海鮮丼、私は熊本産の地蛸料理が楽しめるタコ飯定食(写真↑)にしましたが、どれも見栄えも味も良くて大満足でした。
おっぱい岩は水没中
次に、そういう形をしているおっぱい岩を見に行きましたが、干潮時にしかアクセスできない海の中(写真↓左上の鳥居の近く)にあるようです。
この日に見られるのは8〜10時だけで、間に合いませんでした。
富岡城跡で股のぞき
天草下島の北西端の砂州が延びた半島の先にある富岡城跡まで来ました。
天草・島原の乱の激戦地の一つで、キリシタン関連遺産を見てまわっていると、何となくキリシタン側に肩入れしたい気持ちになりますが、ここは幕府側が城を守り切りました。
予想以上に立派なお城で、上へ上へと歩いて行く道中も素晴らしく、最後はお城の中がビジターセンターになっていました。
その受付におられた方と最後に長話をしたところ、復元費用11億円を捻出するために国立公園の案内をする施設ということで環境庁からお金が出たそうです。
天橋立のような砂州が近くに延びていたので、「股のぞき」をしてみました。
『五足の靴』文学遊歩道を歩く
天草下島の西海岸を南下して、今晩泊まる下田温泉を少し通り過ぎたところにある鬼海ヶ浦展望所まで来ました。
この辺りは荒々しい海岸線が美しく、遊歩道を海岸まで降りてみました。
近くに「五足のくつ」というユニークな高級宿があるとのことで、見学しに行ってみると、中には入れませんでしたが、親切な宿の方が、下田温泉まで文学遊歩道があり、車道を戻ってくれば小1時間だと教えてくれたので、そのように歩いてみることにしました。
明治40年の夏に与謝野鉄幹や北原白秋ら5人が九州西部を旅した紀行文『五足の靴』にちなんだ遊歩道で、距離的にも時間的にもちょうど良いウォーキングができました。
日没時に彩雲現る
今晩泊まる下田温泉の望洋閣というホテルまではすぐなので、母と妻はそのまま歩いて宿に向かい、私だけ車道を歩いて車を取りに戻りました。
水平線に沈む日没を楽しみにしていたのですが、太陽は雲に沈んでいきました。
しかし、少し上の方の雲が、ちょっと緑っぽいきれいな色に染まっていて、珍しい「彩雲」を見ることができてラッキーでした。
今日も夕食はスタンダードな会席料理でしたが、いろいろなシーフードが出てきて楽しめました。