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アーサー・ランサム・クラブ(ARC)から6名でヤマネコ号(帆船Ami)に乗船し、江ノ島から逗子まで相模湾を帆走しました。
江ノ島ヨットハーバーへ
快晴の良い天気で、空気も澄んでいるのか、江ノ島に渡る弁天橋からは富士山がくっきり見えています。
1年ぶりに乗船するヤマネコ号は、ポンツーン(浮桟橋)の先端に係留されていました。
おや、隣のポンツーンにも2本マストの帆船(写真↑右端)がつながれています。
帆船“やまゆり”見学
見に行ってみると、やまゆりと言う木造帆船でした。スクーナー型のヤマネコ号とは逆に後ろのマストの方が低いので、ケッチ型かヨール型です。
写真(↓)では分かりにくいですが、後ろのマストが舵軸より後ろにあるので、めずらしいヨール型のようです。
デッキもハル(船体)も木造で、ビーム(船幅)が大きくコックピットが広々としているのが印象的です。
その後、やまゆり関係者の方が来られたので、乗船して中を見学させてもらいました。
これから体験セーリングに出航するそうで、舵輪のカバーも取りはずされ、現れたいろいろな計器が気になります。
船室は、驚くほど高さも幅もあって広々していました。
一般の人も2千円で帆走体験ができるそうで、今日は4回出るようです。
ヤマネコ号には3日後に乗船予定で今日は見送りに来たARCのTさんは、空きがあったので10時出航のやまゆり体験セーリングに急遽参加することになりました。
フルセイルで帆走
10時過ぎ、帆船やまゆりに続いてヤマネコ号も出航しました。
ヨットハーバーを出て、さっそくセイルを次々と上げていきます。今日は総勢18名乗っているので、人手はたっぷりです。
8枚の帆を全部上げたフルセイルで、エンジンを切って帆走を楽しみました。
海賊旗も上げました。本当はARCの旗も上げる予定だったのですが、私がうっかり家に忘れてきてしまいました。
18名いると、全ての左右のシートに人が付いて一気にタッキングができました。
ヨットレース観戦
今日はスナイプ級と470級のディンギーのレースが行われていて、間近で邪魔にはならないように観戦しました。ヤマネコ号に大学ヨット部のOBと現役が数名一緒に乗船していたので、レースの説明を聞きながら眺めるのはおもしろかったです。
その後、風が強まりうねりも出てきたので、セイルを半分下ろしましたが、弁当を飛ばされないように食べるのも大変なくらいでした。
逗子マリーナ入港
それでも15時頃まで皆で舵を交代しながら風上に向かってタッキングを繰り返す帆走を楽んだ後、追い風を受けて逗子マリーナに向かい残りのセイルも全て下ろして入港しました。
無事に接岸です。お疲れ様でした。
クルーズの振り返り
今日の航跡を見てみると、最初の方はいい感じで風上に向かって間切っていますが、ヨットレースを観戦している辺りではグチャグチャで、最後の方はあまり風上に上れていませんでした。
今日は江ノ島〜逗子の短い航程だったので、たっぷり帆走を楽しむ時間のゆとりがあって良かったです。
帆船やまゆりの体験セーリングに参加したTさんのブログ記事には、やまゆりから見たヤマネコ号の写真や、陸から両船を撮った写真もあります。