ウシュアイア寄港と氷河クルーズ

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南米クルーズ8日目は、世界の果ての街ウシュアイアに寄港後、ビーグル水道を西に向かいながら、次々と現れる氷河を眺めました。

世界最南端の街ウシュアイアに入港

船は、昨日ホーン岬に接近した後、世界最南の海峡であるビーグル水道に東側(大西洋側)から入りました。

朝5時頃目を覚ますと、前方にもうウシュアイアの街明かりが見えています。

デッキに出て、久しぶりにつながったネットでメールやSNSをチェックしながら、接岸する様子を眺めていました。

ウシュアイアは、世界最南端の都市で、アルゼンチンとチリにまたがるフエゴ島の南岸にあり、“世界の果て”と呼ばれています。

世界の果ての街を歩く

この世界の果ての街には、南米クルーズ終了後にまた戻ってくる予定なので、今日は寄港地ツアーには参加せず、自分たちで街歩きをすることにしました。

海岸沿いの公園を歩いていると、マルビナス戦争(フォークランド紛争)の慰霊モニュメントがありました。一昨日訪れた英領フォークランド諸島のことをアルゼンチンはマルビナス諸島と呼び、今でも領有権を主張しています。

世界の果てにあるウシュアイアには、昔、数多くの囚人が送り込まれていました。今は博物館になっている元監獄を見学しました。

両側に独房がずらりと並んだ建物が数棟建っていて、展示物やその説明があり過ぎるくらいあるので、あまり丁寧には見ませんでした。

その中で一番目を引かれたのは、監獄とは全く関係ないのですが、この辺りの海図です。

左下の赤い印がたくさん並んでいるのは、魔のホーン岬で力尽きた難破船の数々です。合掌。

賑やかなホーン岬セレモニー

そのホーン岬を昨日無事に過ぎたことを祝うセレモニーが、15時から船のプールサイドでありました。

希望者は、頭から氷水をかけてもらっていて、その悲鳴と歓声で、とてもにぎやかでした。

ちなみに、氷水を裸の男性にかけている左側の女性は、クルーズディレクターのジェイミーで、毎晩のショーの司会役もしています。

スペイン語と英語を交互に切れ目なくユーモアたっぷりに快活に話す様子が素晴らしくて、クルーズ中にどんどんファンが増えていきました。

若くて美人なので、男性ファンが多いのは当然ですが、私の妻も大ファンになり、ジェイミーの人形が欲しいなんて言っていました。

息を飲む氷河クルーズ

船は、ウシュアイアを出港し、ビーグル水道をさらに西へ(太平洋側へ)と進みます。ここは、ダーウィンがビーグル号で世界一周した際に通った水路です。

やがて水路は2つに分かれ、船は、小島が浮かんでいる右の方に入って行きました。

ここからは、次々と氷河が連続して現れてきて、息つく暇もありません。

1つ1つの氷河には、イタリア、ドイツ、スペインなどの国の名前がついています。

これはすごいと思った氷河の次に、もっとすごい氷河が現れる、その繰り返しでした。

氷河がそのまま海に落ち込むものもあれば、最後が滝になっているものもありました。

昨日のホーン岬に引続き、今日も快晴の良い天気に恵まれたので、これ以上ない素晴らしい景色の氷河クルーズを堪能できました。

気温も高く日射しも強いので、Tシャツと長袖だけでも暑いくらいでした。


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