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パイネ国立公園を丸一日かけて巡るバスツアーに参加しました。
トーレス・デル・パイネ岩峰を望む
プエルト・ナタレスの街から約2時間のドライブで、パイネ国立公園を象徴するトーレス・デル・パイネ岩峰と、その左に最高峰のパイネ・グランデ山が見えて来ました。
ガイドは、分かりやすい英語を話してくれるお兄さんで、当たりでした。
次々と現れるワイルドライフ
空には数羽のコンドルが滑空していました。翼長が3mほどもある大きな鳥です。
羽ばたくのは飛び立つ時くらいで、屍肉しか食べないのに、昔は、家畜を襲うと誤解した人間にたくさん狩られてしまったそうです。
突然「フラメンコ、フラメンコ!」との声が上がり、何事かと思ったら、湖にフラミンゴがいました。
スペイン語でフラメンコとはフラミンゴのことだと、初めて知りました。
湖畔には、数匹のキツネも現れました。近くに何かの動物の骨もころがっています。
キツネたちは、走り回ったり、じゃれあったりしていました。
絶景のオンパレード
氷河色をした川沿いの道をしばらく進んで、大きな滝のある所に来ました。ここの景色も抜群です。
もうこの時点で今日のツアーは大正解大満足の気分でしたが、ようやく次が国立公園の入り口です。
一番景色が良いという展望台に来ました。遠くに見えていた岩峰や氷河が、ここからだとすぐ近くで、迫力のある景色です。
次のサルト・グランデという滝は、湖の対岸にあるのを遠望するので、「大滝」を意味する名前ほどではないものの、素晴らしい景色です。
すさまじい形をした岩峰が連なっていて、目が大喜びしています。
何かを運んだ後でしょうか、ヘリコプターが山の合間を飛んで行きました。
公園の奥へと向かう途中、メスの鹿が現れたので、また写真ストップです。
グレイ湖に浮かぶ青い氷山
国立公園の一番奥のグレイ湖に近い所で大休止です。まず持って来たランチを食べて、残り1時間の自由時間で、急ぎめにグレイ湖へのトレイルを歩きました。
一度に最大6名しか渡れない入り口の吊り橋は大渋滞していました。
橋を渡って、しばらく森の中を歩くと、湖岸に出て、遠くに素晴らしく青い氷山が浮いているのが見えました。感動的な景色です。
すごい強風の中、湖岸沿いに時間が許す限り、氷山に向かって歩きました。
もう引き返す時刻になりましたが、ここまで来れて良かったです。
その後、集合時刻に間に合うようにバスに戻りましたが、40分も遅れて戻って来た乗客もいて、待たされた乗客皆でその人を拍手で迎えました。
ミロドンの洞窟
国立公園からの帰りに、ミロドンの洞窟という所に立ち寄りました。
ここで、約1万年前に絶滅した巨大なナマケモノのような動物ミロドンの骨が発見されたそうです。
ここでは、野生のウサギが現れました。
100点満点中300点あげたいような素晴らしいツアーでした。
プエルト・ナタレスの街に戻り、ボートでセラノ氷河・バルマセラ氷河を訪れる明日のツアーを予約しましたが、天気予報どおりの強風ならキャンセルになるだろうとのことでした。