北海道01: 新潟→小樽フェリーで北海道に渡り、廃線レール上をトロッコで自走する

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北海道〜東北を、帰宅日を決めず、旅行ガイドブックは使わず、現地の人からの情報をもとに行き先を決めながら、旅行しました。

新潟→小樽フェリーから日没を眺める

娘が小学生だった6年間、毎年夏のキャンプに北海道に行く際、いろいろなフェリーを試してみたのですが、一番気に入っていた新潟〜小樽航路で北海道に渡ることにしました。

朝5時に自宅を出発して、関越道を走り、正午に新潟港を出港です。ちょうど佐渡島から帰ってきた水中翼船とすれ違いました。

20年以上ぶりに乗る新日本海フェリーは、2等船室でさえ全て個室になっていて、露天風呂もあり、船内クイズラリーとビンゴ大会にも参加して、快適で退屈しない船旅でした。

男鹿半島沖で、水平線に沈む太陽もばっちり見ることができました。日本海航路ならではの光景です。

道北に向かう途中、石狩川の舟の難所に立ち寄る

朝4時半に小樽港に着き、延々と一般道を道北へとドライブする途中、神居古潭(かむいこたん)と言う魅力的な地名があったので、立ち寄ってみました。

そこは、石狩川の両岸の岩が迫り、川幅が狭くなる昔の舟の難所で、なかなか良い景色です。

格好いい橋を渡ると、廃線となった駅の古い駅舎や蒸気機関車の展示もあって、少し“鉄”な(鉄道好きな)私は楽しめました。

トロッコを運転して、日本一赤字で廃線となった鉄路を走る

小樽港から5時間半のドライブで、最初の目的地のトロッコ王国に着きました。ここは、札幌在住の友人Pさんに教えてもらった所で、エンジン付きのトロッコを自分で運転してレールの上を走れるのです。少し“鉄”な私にはたまりません。

最初に一通りの説明があり、踏切では通常とは逆に、線路を横切る車や人の方に優先権があるので注意するように言われましたが、実際は誰も通りそうもない踏切ばかりでした。

いくつか鉄橋も渡りますが、柵など無いので、ちょっとスリリングで楽しめます。

最初は、恐る恐るゆっくりめに運転していましたが、段々と慣れてきて、アクセルを踏み込むと結構迫力のあるスピードが出ました。ガタゴトという振動が、レールから身体に直接伝わってきます。

ゆっくり走って景色を楽しんだり、スピードを出して迫力を楽しんだりを繰り返しながら、爽やかな林の中を駆け抜けました。

終点のループ状になった線路でぐるりと反転している時に、ちょうど飛び出してきたキタキツネにも会えました。

日本一の赤字ローカル線(1974年度)で廃線となった旧国鉄の美幸線が、トロッコ王国として蘇った鉄路で、とてもユニークな体験ができました。

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