この記事は約5分でお読みいただけます。
ヴィラヌフ宮殿へ行き、ロシアっぽさを感じる
今日もアパートで朝食を食べながら、今晩のショパンコンサートをチェックすると、旧市街の博物館の中で演奏されるThe Best of Chopin Live Concertsと言うのが良さそうです。昨日の様子から考えて、今日は予約なしで行くことにしました。
9時前にアパートを出て、中央駅北側のバスターミナルから、ヴィラヌフ宮殿へ行くバスに乗りました。
バスは、昨日1回乗って様子が分かっているし、英語表示を選べてクレジットカードで切符を買える券売機が車内に備え付けられていて、モニターに先々の停留所名まで常に表示されているので、安心して使えました。
最初に、バロック様式の宮殿の中を見ました。17世紀末に当時のポーランド王が建てた夏の離宮とのことです。
外観も内装もロシア的で、サンクトペテルブルグで見たペテルゴフ宮殿のスケールを小さくしたような感じです。
次に、フランス式庭園のあちこちをのんびり歩いて見てまわりました。奥には池や森もありました。この散歩は気持ちよかったです。
まだ12時前で、それほどお腹は空いてないけど、ここでお昼を済ませておく方が後の行動が楽なので、私はハンバーガー、妻はケーキをテイクアウトして、ちょうど何かの映画のロケ撮影をしているのを眺めながら、ベンチに座って食べました。
広大なワジェンキ公園を歩く
またバスに乗って、ワジェンキ公園へ移動しました。ヨーロッパで最も美しい公園の1つとのことです。
最初にショパン像を見ました。これで見たかったショパンにちなんだ見所を全て訪れることができました。
思っていたよりもずっと広い公園で、奥へ奥へと歩いて行った先にワジェンキ宮殿(別名、水上宮殿)がありましたが、月曜は休館で中には入れませんでした。
宮殿が浮かぶ池の周りをぐるりと歩いた後、まだ歩いていない道を選びながら、公園の出入り口に戻りました。
ワジェンキ公園は、美しいだけでなく、広大であちこちに見所が点在する散歩に良い公園でした。
文化科学宮殿の展望台から街を見渡す
バスで中央駅の近くまで戻り、ワルシャワ到着直後から気になっていた文化科学宮殿に向かいました。
一昨日、ワルシャワ中央駅に着いて、アパートに向かって歩き出した途端に、目の錯覚かと思えるほど巨大な建物が、まさに威風堂々という感じでそびえ立っていたのが、この建物でした。
その展望台にエレベーターで登りました。上から四方の景色を眺めていると、ビスワ川も見えました。その下流をクルーズしてきた川です。借りているアパートも見えました。
びしょ濡れになって、ショパンコンサートを聴く
アパートに戻り、今日はちゃんとコンサートの前に夕食を済ませました。
コンサート会場のある旧市街にトラムで向かおうと思ったら、バスと違って車内に券売機が無く、運転手から買うのもダメと言われて、歩くことにしました。
途中から雨が降り出して、段々ひどくなって、ずぶ濡れでコンサートが開かれる博物館(Warsaw Archidiocese Museum)に着きました。
朝食の時にウェブで調べておいたコンサートと場所は同じでも、開始時刻、演奏者、曲、料金がなぜか違っていたけど、上山真美子さんという日本人ピアニストで、曲もいいのでここにしました。
待つ間に服は乾いたけど、靴の中は濡れたままで気持ち悪いです。
でも、昨日より座り心地が良い椅子で、曲もいくつかは昨日と同じだったので、演奏の違いを比べられて楽しめました。
雨も上がり、夕陽が美しい中、アパートまで歩いて帰りました。