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雪、雪、雪の中の露天風呂。日本一の硫黄濃度でお湯も白い。
気合を入れて、氷点下の空気の中、足首までもぐる雪の上を、裸で急いで歩いて、お湯につかる。ちょうど良い湯加減。
テレビで紹介されていた温泉宿が良さげだったので、もう満室だろうなと思いつつ電話したら、運良く空きがあったのだ。
寝る前に二度目の露天風呂に一人。雲一つなく、風もなく、冴え渡った空に、またたきもしない星々と、月が凛と輝いて、荘厳な雰囲気。
翌朝は吹雪。バスターミナルまでの送迎のミニバンは、視界が1mをきる度にしばらく停まる。どこが道路かもよく分からない。ほんの数百mが随分遠かった。それでもバスは定刻に来て、国道は除雪されている。すごいものだ。
若い頃は、一度は北海道に住んでみたい、雪国での生活も体験してみたいと思っていたけど、その厳しさをしっかりと実感した。