チュニジア12: 再びクサールを巡り、ダース・ベイダーの幼少期の家を見る

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情報交換して再びクサール巡りに出かける

ホテルの朝食で若い日本人女性に出会いました。彼女は1週間の予定でクサール巡りが目的だそうです。タクシーを1日ずつ雇って回っているとのこと。お互い情報交換をしました。今日これから行こうとしているクサール・ハッダダが印象的だったそうです。

朝食は、パン、チョコチップ入りクロワッサン、バター、ジャム、カフェオレ、甘いだけの粉末フルーツジュースでした。

早々にチェックアウトして、午前中はクサール巡りの続きを楽しみます。小さな村々を地図を頼りに走るのもだいぶ慣れてきました。

ベルベル人のおばさんが車に乗せてもらいたくてヒッチハイクをしていたけれど、先を急ぐのでそのまま進みました。数キロ先で大きなスークがあったので、多分ここまで乗せてもらいたかったのでしょう。車を停めて見学したら面白そうだったけれど、午後に長距離ドライブが控えているので、今日はとにかく先を急ぎます。

スークを抜けたあたりにゴムラッセンのクサールが山肌にあるはずなので目を凝らして探すけれど見つけることは出来ませんでした。まるで宝探しのようです。今朝は朝一番からハズレでちょっとがっかり。

クサール・ハッダダでダース・ベイダーの幼少期の家を見る

次に目指すは、今朝日本人女性がお勧めしていたクサール・ハッダダです。町の中をしばらく彷徨いましたが、山頂のモスクの隣にありました。先ほど見つけられなかったゴムラッセンのクサールもモスクを探せば見つかったのかもしれません。何しろ大地と同じ土色の保護色なので見つけにくいのです。

入り口に感じの良いお兄さんがいて、ガイドは必要ないと断りながらも、分かりやすい英語で丁寧な説明をしてくれました。見学も我が家のペースに合わせてくれて、気兼ねなくゆったり見学できました。

この写真を見てピンとくる人はなかなかのツワモノです。

ここも映画「スター・ウォーズ」の撮影で使われた場所で、エピソードIでアナキン・スカイウォーカーが母親と暮らしていた奴隷居住区の家のロケ地です。

案内してくれたお兄さんの人柄が良かったので、土産物屋で何か買おうと思ったけれど、欲しいものが無くて絵葉書だけ5枚1ディナール(73円)で買いました。

壁一面に描かれているのはベルベル人のアルファベットで、ボランティアで案内してくれているお兄さんが一文字ずつ発音してくれました。言語好きには面白い!

クサールの一部をホテルに改装しているそうです。日が昇って暑いのに修復作業をしてる職人さんが何人かいました。

クサールハッダダは想像以上に広くて見ごたえもありました。案内してくれたお兄さんも紳士的だったので、今でもとても印象に残っています。

クサールを出て広場のカフェでアイスクリーム休憩。2つで2.5ディナールは観光値段だったけれど、冷たいものがとっても嬉しいです。(昨日のタタウィンのスーパーでは、1つ0.4ディナールでした。)

最後にクサール・ジュムアから眺望を楽しむ

クサール・ハッダダの町を抜けるとダイナミックな渓谷が広がる絶景ロードでした。

最後のクサール・ジュムアはあやうく見落とすところでした。保護色で実に見つけ難いのだけれど、ふと見上げた山頂にあるではないですか。

ここも目の前に見えているのに入り口がなかなか分からず、未舗装の細い危なっかしい道を走って引き返したり、行き着くまで一苦労でした。正しい道が分かるとクサールの入り口まで車で乗り付けられました。

暑さが厳しいけれど、今回最後のクサールなので頑張って歩きます。それにしてもとってもユニークなクサールは見飽きません。

ここは一時は宿舎として使われていた形跡がありました。今はガイド1人いない寂れた所だけれど、そこがまたいいのです。

山岳地帯はここまでで、再び一気に山を下ります。素晴らしい眺めです。

カーブの多い一本道をひたすら下ると、昨日通ったメドニンという大きな町へ出ました。

午後は地中海沿いにひたすら北上します。

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