チュニジア05: 羊焼きに挑戦し、オアシスのリゾートに泊まる

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新鮮すぎる羊のバーベキューに挑戦し、大満足する

大平原の中にポツンと建った小屋に羊がぶら下がっていて、家族連れが食事をしています。そのような、どうにも気になるお店をスベイトラ前後の道でいくつか見かけました。

ここは皮だけになっていたけど、午前中はまだほとんど肉がついたままのお店が多かったです。

そういうお店の一つに立ち寄り、身振り手振りでこれが食べたい、バーベキュー OK? と聞くと、OKさ! こっちにおいでと、小屋の前にひとつだけあるテーブルに座りました。

ここではリブとモモ肉がショーケースに入っていて、リブを指差してコレくらいと合図して、切ってもらいました。

  • トントンとダイナミックに肉の塊に包丁を入れて、

肉のなんとおいしいこと!

こんなに新しい肉を食べたのは初めてのことで、全然獣臭くないです。今まで食べたラムの中で、ここのが一番!

テーブルに座ってる間中、店の脇に繋がれた生きてる子羊がず~っとメェメェ鳴いていたのが可哀想でした。

この子羊に触ろうとしたら怖がっていやがっていました。そうだよね、人間、怖いよね。一部始終を見てるんだから・・・。

ランチ代は全部で17ディナール(1,240円)でした。多少ぼられていたとしても、とってもおいしかったので満足です。

日本人旅行客には訳のわからないお店だけれど、挑戦してみて良かったです。

喉が乾く荒涼とした大地をひた走り、タメルザを目指す

午後はひたすらタメルザへ向かって走り続けます。

乾燥した荒涼とした風景が広がり、一本の木もない世界です。

塩味の肉を食べたこともあって、スポーツ飲料を飲んでも飲んでものどが渇きます。

悲しいかな、午後になると、あんなにあったスイカ売りはいなくなってしまいました。

小さな町に入る度に地図と道路標識とのにらめっこ。町を外れると人っ子一人いません。

山がちな道路でアップダウンを繰り返しているうちに、突然濃い緑のナツメヤシのオアシスが目に飛び込んできました。

アルジェリアとの国境に近い山岳オアシスの街タメルザに到着です。

タメルザのリゾートホテルで贅沢にくつろぐ

今夜の宿は、4つ星のタメルザ・パレス・ホテル。我が家にしては珍しいリゾートです。周囲と同じ土色が自然にうまく溶け込んでいました。

一番安い2人部屋で夕食、朝食付き293ディナール(21,400円)でした。

  • ワクワクするような扉を開けて、

冷蔵庫で明日に備えて氷を作り、飲み物類を冷やしました。今回の旅行で冷蔵庫があるのはここだけです。

まずはプールでひと泳ぎ。砂漠の中で泳ぐなんてホント贅沢!

水を大事に使っている地元の人々の生活を思うと、申し訳ないような気分です。

タメルザ渓谷のオアシスと旧村を散策する

ひと泳ぎした後、散歩に出かけました。

ホテルの目の前は渓谷になっていて、谷間にはナツメヤシが一面青々と茂っています。

谷底へ降りるとホテル全体が一望できました。

1969年の大洪水でベルベル人の村が流され廃墟となってしまった旧村の中を歩きました。

午前中に見たローマ遺跡とは違って、この廃墟にはつい最近まで人が住んでいたわけです。

コース料理のディナーに舌鼓を打つ

ここタメルザは、今はオフ・シーズンで、ホテルのレストランでの夕食は、我々を含めて3組だけでした。

ほとんどのチュニジアのレストランで前菜として出されるオリーブとハリッサ(赤い唐辛子系のペースト)には、特別に野菜のピクルスも付いていてGOOD!

次は、サラダと、冷たいものが食べたかった妻はメロン。
メイン料理を選ぶのに、メニューはフランス語しかなくて、ほとんどチンプンカンプン!

妻は、一番長ったらしい一番上に書かれていたのを指差してオーダーしたら、苦手な内臓系でした。

これまたわけも分からず私がオーダーしたのがステーキだったので、妻と交換して食べました。

内臓料理、とてもおいしかったです。めでたし、めでたし!
デザートにフルーツ(スイカ&メロン)、タルトで大満足。

食事中に素晴らしいサービスがありました。なんとホテル側から旧村に強烈なライトが当てられたのです。ライトアップされた旧村もなかなか見ごたえがありました。

今日の走行ルートです。

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