ヤマネコ号セイルトレーニング(強風編)

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昼食場所の浮き桟橋に着艇後、ヘッドスルのガスケットの仕方がよくないとのことで、もう一度きれいにNPさんがまとめ直しました。これは、強風の時、出航後にほどけてしまうと、波をかぶるバウスプリットの上でやり直す危険な作業になるので、きっちりとジブをまとめてしっかりと留めておく必要があります。

P1122692お昼をいただきながらも、溜船長のお話を聴いたり、午前中のセーリングでよく分からなかったところやうまく行かなかったところを確かめたりできました。船に戻って、トップスルを降ろした時に失敗したところを直して、午後のセーリングに備えます。

P1122696午前中は雲がかかっていた富士山も姿を現しました。午後は、さらに風が強まっているので、メインスル、フォアスル、ロワーステイスルの3枚だけ上げて、エンジンも軽くかけたままでの帆走となりました。帆を減らしているので、午前中よりはずっとヒールも少なく、船も操りやすいです。

それでも、クローズホールドで効率の良い進路を保つのはなかなか難しいです。11月のセイルトレーニングの際、どりすけさんがGPSで記録した航跡を後で見ると、ほとんど風上に切り上がっていなくて、同じところを何度も行ったり来たりタックしていたようになっていました。そこで、今回のセイルトレーニングの1つのテーマは、どん欲に少しでも風上に切り上がることです。

でも、つい上り過ぎてしまい、帆がばたついたり、スピードが落ちたりします。と思うと、風下に落ち過ぎていて、いつの間にか真横から波を受けていたりします。波がやってくる方向を気にしていると、大きく進路をそらしてしまうことが減るようです。

冬でも陽が当たると結構暖かく、快適なセイリングを満喫しました。

また強風の中で、帆を下ろし、溜船長いわく、今日一日の作業の中で最も難しい着艇です。港の中でぐるぐる周りながら着艇の手順の説明を皆で聴いて、ボートフックを握って用意して、そろそろと岸壁に向かってデッドスローで進むヤマネコ号から風で艇が流される前にブイロープをつかまえて、無事に着艇しました。

強風の方がいろいろ失敗するし、失敗する方がいろいろ覚えるし、覚えたことを忘れないうちに来月のセイルトレーニングが今からとても楽しみです。

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