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去年からずっとやりたかったイベントがとうとう実現です。朝4:45に自宅を出発し、8時前に松崎に到着して、ベックフット号を組み立て開始。9時には他の参加者も全員到着して、10時にシーカヤックのイントロ講習の開始です。
午前中は、港内で一通りの基本的な進む・止まる・曲がるの講習を受けました。インストラクターの村田さんは、シーカヤックでの日本縦断の経験もあってこの道のプロですが、明るく楽しいキャラで、天性のアウトドアガイドという感じです。
沈した後に艇を起こして戻るセルフレスキューの練習をしたかったのですが、沈をしたい人(NPさん、アスリートさん、COOT)は、全て2人乗り艇で沈をしたくない人と一緒に乗っていたので(^^;、結局村田さんのお手本を見せてもらいました。
各自のお弁当やスノーケルセットを積んで、いよいよシーカヤックによる洞窟探検に出発しました。1人乗りシーカヤックに真昼のふくろうさん、Yさん、Titmouseさん、どりすけさん。タンデムのシットオンカヤック2艇にNPさん一家4人。ファルトボートのベックフット号に航海士とCOOT。村田さんともう1人のインストラクターの2艇を加えて、9艇の大艦隊です。
いくつか洞窟に入りました。狭いところは順番に入ります。トンネルになったところは一列になって抜けました。大潮の満潮時にしか抜けられないというトンネルもありましたが、今回は通過できず、残念。水がとっても澄んでいて、きれいな魚が泳いでいるのも見えます。
小さなビーチに上陸して昼食にしました。食後はスノーケリングです。たっぷりと泳いで潜って魚を眺めて、のんびりと岩の上で休んで身体を日光で温めました。
帰りは沖の方から真っ直ぐ松崎港に戻るコースです。後ろから波高1.5mくらいの波が追いかけてきて追い抜いていきます。2度ほど、波がばさーっと艇の中に入りました。本格的にベックフット号で海をツーリングするには、スプレースカートが必要そうです。
ちょうど安良里からツバメを回航してきてくださったO船長を迎えて、ツバメを係留した後、大急ぎで、車で10分くらいのところの道の駅にある温泉露天風呂に入り、また大急ぎで「さくら」で夕食(O船長も合流)をいただきました。先週、KIKIさんが注文しておいしそうだった「まぐろのまご茶漬け定食」は品切れだったので、よく似た「あじのまご茶漬け定食」にしましたが、魚のスープをかけて食べるのがとてもおいしかったです。
19:15の集合で、夜はシーカヤックによる夜光虫ツァーです。これもまたずーっと楽しみにしていた探検です。ちょうど満月なので、海上は結構明るくて、他の艇の位置もだいたい分かります。でも、黒々とした海岸の崖のどこに洞窟が開いているかは、ガイド無しではとても見つけられそうにありません。その真っ暗な中に、シーカヤックで突っ込んでいくのは、かなり勇気が要ります。でも、それだけのことはあって、真っ暗な洞窟の中で、パドルで水をかいた所が青白く光るのは本当に幻想的。
またいくつか洞窟に入りました。1艇ずつ順番だったり、一緒に入ったり。時々ガツーンと岩に艇が衝突する音が聞こえてきます。ヘッドランプを点ければ進路が見えますが、そうすると夜光虫が光るのが見えなくなるので、ちょっと点けて、その先の地形をある程度覚えた後、また真っ暗にしてカヤックを進ませるのです。
最後に、昼間は入れなかった満潮時だけ通過できるトンネルを、夜は通過できました。パドリングするスペースもないほど狭いトンネルで、探検ムード満点です。大満足して夜光虫ツァーを終了しました。
その後、ベックフット号は海水を洗い流すのが大変でしたが、皆さんお手伝いいただきありがとうございました。
ベックフット号を運んでツバメに戻ると、何と、隣に停泊している素敵な2本マストの帆船の船長は、ランサマイトで、「もしかしてツバメというのはアーサー・ランサムの・・・」とお声がけいただいて、盛り上がっていました。ヤマネコ号と同じスクーナー型で、本当はAmi号というのですが、ヤマネコ号だと思っていらっしゃるそうです。話がはずみ、ヤマネコ号とツバメは同盟しましょうということになりました。
長い一日が終わり、ようやくビールを一杯飲んでくつろいで、お休みなさいとなりました。