ツバメ合宿1日目: 安良里→松崎

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日曜は雨の予報でしたが、土曜は何とか天気がもちそうなので、11月でもう寒いけどツバメ合宿を決行です。KIKIさん(ツバメ初乗船)、航海士、COOTは、最寄駅を朝7時半に出発し、11時頃に安良里港に到着し、O船長と合流しました。

Pict7737今日の目的地は1~2時間で行ける松崎なので、ゆっくり昼食を食べて、ブイにびっしり付いているムール貝を夕食用に航海士が採ってから、12時半に出航しました。港を出ると、先々月・先月はもやで見えなかった富士山が、期待に応えて姿を現してくれました。

ツバメでは、なぜかいつも目的地は風上にあるというジンクスがあります。今回も、松崎のある南の方から弱々しい風が吹いています。機走で真っ直ぐ南に向かうとメンスルがバタバタとシバーするので、メンスルが風をはらむくらいに斜めの方向にツバメを向けて、風下に向かって間切りながらの機帆走となりました。

なので、いつまで経っても、安良里港外にある田子島の近くをウロウロしながら、田子島やその周辺の岩に捨て置きされた釣り人達を眺めていました。ちょうど渡し舟が釣り人を救助、じゃなくて迎えに来たところを見たのですが、船の船首にタイヤの防舷物をたくさんぶらさげて、前進微速にしたままそれを岩に押し付けるようにしている間に、人が岩から船に乗り込んでいて、なかなかうまく出来ているものだなあと思いました。

ツバメでも何か釣れないかなと期待して、トローリングのタックルを船尾の両側から2本流しましたが、今回は残念ながら釣果なし。

松崎に近づくにつれ山が低くなり東風が吹きぬけるようになって少し風が出てきたので、エンジンを切ってジブを上げ、ツバメ初乗船のKIKIさんに、静かな帆走を楽しんだり、舵取りを経験していただくことができて良かったです。

家を出て安良里に向かう間は晴れ、航海中は曇りでまずまずだった天気は、松崎に入港する頃には気温も下がってかなり寒くなり、気にならないほどですが雨も時々パラパラとしてきました。

Pict775015時半頃に松崎港に着岸。セールを片付けたり夕食の下準備をした後、温泉が17時までなので先にお風呂にすることにしました。港に面して堂々と建っている旧プリンスホテル(現在は伊藤園ホテル、写真右)の隣に新しく建ったホテル(写真中央)の最上階の展望風呂です。ちょっと高いけど、景色は抜群でした。

ツバメに戻ると、電車・バスで松崎までやってきた天文台さん・Minnowさん・Mくん・Tちゃん一家が到着していて、まずは、安良里港で採ってきたムール貝の海水茹でを船内で一緒にいただきました。子供達も貝の味が気に入ったようです。

次に、船長差し入れの“くさや”の登場です。これは、去年の夏のツバメ合宿で大島に行った時に私は初体験した食べ物で、とっても臭いのですが、一度食べるとやみつきになってしまい、また大島に行った時にはぜひ食べたいものだと思っていました。それが松崎で食べられるとは感激!

Pict7755船室より風下側になるコックピットの床で魚をあぶっていたのですが、なぜか逆流する風があるのか、臭いがたまらないと言って船室から外に飛び出して来る人もいます。まあまあ、おいしいんだからもうちょっとガマン、ガマン。

やっぱり臭いがスゴイらしいドリアン羊羹なるものの話をKIKIさんから聞きながら“くさや”をていねいにあぶって、ようやく出来上がり。ビールを飲みながらこれを手で裂いて食べるのがおいしいんだ、これが。でも、しばらく後まで指先が臭くなります(笑)。味は、さすがに大島で“くさや”製造元から直接買ったものと一度真空パックになって流通したものの差はありましたが、懐かしい味でした。

Pict7766Minnowさん一家は宿で食事が出るので一旦お別れし、ツバメ宿泊組4人は、夕食に海鮮+新鮮自給野菜たっぷりポカポカ暖っか鍋をたらふくいただきました。それとご飯粒が立っていていかにもおいしそうに炊けたご飯。明日の朝食のおじやも楽しみです。

秋の夜長でしたが、話もはずみ、23時近くなってから、ポカポカの寝袋にもぐりこんで、お休みなさい!

天気:曇
風向:南→東
風力:1

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