フロリダ家族旅行15: ディズニー・ヴィレッジ、パパ出発

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パパはラスベガスへの出張で、先に出発する日を迎える

いよいよパパの出発の日だ。6時に起きて朝食はマフィン、コーヒー、いちご、オレンジ、コーンフレーク。外は寒い。

8時半に出発して、タッパーウェアの本社に見学に行った。池、オレンジの木、緑に囲まれた大きな建物だ。ところが受付に行くと、一般の人の見学ツァーは、1年以上も前に中止したそうで、残念だけどタッパーのカタログをもらっただけで、そこを出た。でもアメリカの会社の雰囲気を味わえて、ママは満足していた。

パパの思い付きで、ディズニー・ワールドの中のディズニー・ヴィレッジに行って、いろいろなショップが集まった「マーケット・プレイス」と、夜は有料でナイトクラブや映画で賑やかで大人しか入れないけど、昼間はタダで子供もOKだけどお店以外は何もやっていない「プレジャー・アイランド」に行くことにした。

プレジャー・アイランド

「エンプレス・リリー号」という、ミシシッピー川を行き交うような大きな外輪船が、プレジャー・アイランドの入り口に繋いである。入り口にいた人に、船のデッキを歩いて見学していいか聞くと、本当は今はミッキーと一緒にレストランで朝食を食べる予約をした人しか入れないようだったけど、まあいいだろうという感じで船に入れてもらえた。

船のデッキの階段を登って2階、3階まで行って、景色を眺めた。船内には入れなかったけど、外側は全部ただで見ることができた。

プレジャー・アイランドの中も一通り歩いた。いくつかお店ものぞくと、超巨大なミッキーのぬいぐるみや、信じられないくらい値段が高いディズニー・アニメの原画のセルがあった。どんな物にも値段をつけてオークションをするという、イギリスのサザビーが出している、ディズニー・アニメの作品毎・場面毎の値段がついたカタログまであるのには驚いた。

アイランドを出る前に、パパは1つだけ「乗り物?」に乗った。NASAで宇宙飛行士が訓練に使う機械のような物で、3つのリングを組み合わせた中心に立ったまま乗って、足と腰を固定して、手はしっかりと棒を握る。

準備が整うと、そのリングがそれぞれ好き勝手な方向に回転するために、乗っているパパは、360度くるくる回る。頭が下になったり上になったり横になったり、自分でもどっちを向いているのか良く分からないし、思う方向に自分で回すこともできない。そういう状態で2〜3分乗って、降りるとしばらく真っ直ぐ歩けなかった。

マーケット・プレースに戻る時に、茂みの中にいる野ウサギを見つけた。リスはもうそれ程珍しくなくなったけど、こういう人通りも多い所でウサギを見たのには驚いた。

チャイニーズ・ビュフェの昼食

お昼は、元旦に行った時には閉まっていた中華料理の店にまた行って、食ベ放題のランチにした。「チャイニーズ・ビュフェ」というアメリカの中華の食べ放題のランチは、安くていろいろな物が食ベられておいしい。

3種類あるスープ(ワンタン、エッグドロップ、スイート&サワー)、いろいろな具やドレッシングを選べるサラダ・バー、餃子、春巻、から揚げ、肉と野菜を使った料理だけでも数種類、デザートはフルーツ、ゼリー。

どれもおいしい。ママも大満足。これだけ食ベて大人$4.99子供$3.99は安い。おまけにチップなし。こういう店は、チップを置くのか置かなくていいのか、パパも何度も出張で来ていてもいまだによく分からなくて、今まではずっと置いていたけど、最近は置かないこともある。

出張に発つパパを見送りに空港へ

さあ、いよいよママの運転で空港へ向かった。まず、最後の日にママが1人で空港に来てレンタカーを返す練習をした。返す場所に車を停めると、レンタカー会社の人が近寄ってきたので、「道を間違えた」と言って、すぐにまたそこを出て、今度はちゃんと駐車場に駐めた。

パパのチェック・インが済んで、まだ早いので空港の中のショップを1つ1つのぞいた。ディズニー、ユニバーサル・スタジオ、シー・ワールド(ここは行っていないけど、オーランドの観光の目玉の1つ)が、それぞれのギフトショップを空港の中に持っている。ママ達の最後の日は、朝の出発時刻が早くてまだ店が開いていないだろうから、今日でないとゆっくり見られない。

ディズニー・ショップで、今週のエプコットセンターやマジック・キングダムのショーのスケジュールのパンフレットがもらえたのはラッキーだった。ママと子供達だけでもう1回行く予定なので、あらかじめスケジュールが立てられる。

ところが1つがっかりしたことがあった。実は、おおみそかにマジック・キングダムに行った時に、最大の楽しみの1つだった夜のパレードの「スペクトロ・マジック」が、その日だけ無かったのだ。クリスマスの期間中は毎日のようにやっているのに、おおみそかだけないのは、多分その日は混雑し過ぎるからだろうか。それ以来、年が明けてもう1回エプコットセンターにママと子供達で行く日には、「スペクトロ・マジック」の時間だけマジック・キングダムに行って、それを見るのを楽しみにしていた。ディズニーの入場券(パスポート)は、同じ日ならマジック・キングダム、エプコットセンター、MGMスタジオの全てに何回出入りしても同じ料金になっている。ところが、年も明けてアメリカ人のクリスマス休暇も終わってまたオフシーズン扱いになったせいで、「スペクトロ・マジック」は週末しかやっていないことが、そのパンフレットで分かった。ディズニー最大のショーの1つが、結局見られないままで残念だ。

さて、いよいよパパが出発する時間が近づいた。駐車場の車の所までまたパパも一緒に行って、そこでバイバイすることにした。車を駐めた場所をしっかり覚えておいたはずなのに、ちょっと間違って少し探した。やっと車を見つけて、そこでママと子供達は車に乗って出発。パパは空港に残ってバイバイ。

ママの試練の運転

パパと分かれて、まず駐車場を出る時に駐車料金が$4と言われて、「えーっ」と声を出して驚いてしまった。アメリカの物価感覚では、$1〜2くらいと思っていた。

お金を払って出ると、いきなり空港から出る道がNorthとSouthに分かれている。Westに行くと頭に叩き込んでいたのに、Westが無い。さっそくパニックだ。とりあえず考えるために、Arrivalに向かって、車を停めて地図を見た。ホテルは西南西なので、どちらかというとSouthだから、そちらに向かった。

段々道が細くなってきて、心細くなってきた。これは間違ったようだ。そういえばNorthの方が車線の数も多かった。Uターンする場所を探しながら行くと、道端のちょっと奥まった所にパトカーが停まっている。そこに入って警官に聞こうかと思ったけど、アメリカの警官はピストルをすぐ撃つ感じがして怖くて、そのまま行った。

そのうちにディズニー・ワールドへの標識が見えて、その大きな道路に入るとすぐに料金所があった。そこの太った黒人のおばさんに、「これはビーライン・エクスプレス(本当はこの道路に乗ろうとしていた)じゃないよね」と聞くと、どこに行きたいのか聞かれて、ホテルの名前を言っても分からないだろうから、「ディズニー・ワールドに行きたい」と言うと、このまま真っ直ぐ行くように言われた。2回も料金所があって、しばらく行くと、今朝パパと通った大きな交差点でパパがその時「野球場が1つ入るくらい広い交差点だ」と言っていた所に出て一安心した。子供達もこの交差点は覚えていた。

I-4Westには無事に乗れて、見覚えある所に来たので、安心してうっかり、もうホテルのあるUS-192に乗ったと勘違いしていた。US-192に乗ると、右3車線がディズニー・ワールド行きなので、すぐに一番左の車線に乗らなくてはならない。ところがI-4WestからUS-192に乗り換えるには、一番右の車線にいなくてはならない。あっと気が付いた時にはすでに遅くて、US-192に乗り損ねて、I-4Westをそのまま次のインターチェンジのあるハイネス・シティーまで、オレンジ畑を見ながら行ってしまった。

今度はハイネス・シティーで無事にUターンできるか心配だったけど、運良くオーランドこちらの標識があって、なんとか戻れた。

これで無事に戻れるはずが、今度はI-4EastからUS-192に乗る時に、Westに行くベき所をEastに行ってしまって、自分でも呆れてしまった。曲がる所は、今の所、全て間違えている。

でもこれはすぐに気が付いて、Uターンもすぐに出来て、ホテルのすぐそばのおみやげ屋と小さなスーパーに寄って、お菓子を買ってから、ホテルに4時10分頃無事戻った。

ふと見ると、車のヘッドライトがついている。パニック状態で方向指示機と間違ってワイパーを左折の度に動かしたりしているうちに、ライトもついてしまったようだ。あーーーっ、疲れた。

タ食に食べる肉が無かったので、子供達を留守番させて、また車を出してスーパーのパブリックスまで買い物に行った。これは1時間で行って帰って来れた。

タ食は、息子はカレーライス、ママと娘はローストチキン、インゲン、タマネギ、ごはん、梅干し、4色ゼリー。ローストチキンは、巨大なのが2本でたったの$1.52だ。タ食に食べ切れなかった分は、日本に持って帰った。

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