ロンボク島寄港2:先住民族の機織り・菓子作り・伝統家屋・陶芸を体験

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懐かしいフェリーに再会

一昨日寄港したばかりのロンボク島レンバル港には、今日もたくさんのフェリーが錨泊していました。

多くは日本から払い下げられたフェリーなので、1隻くらい乗ったことがあるのはないかと期待していたところ、写真の右端のフェリーが、1978年3月24日に隠岐の西郷港から松江の七類港まで乗った「フェリーおき」でした。(ヨット乗りの友人Pさんが、元のフェリー名を同定してくださいました。)

何十年も経った後に遠く離れた異国で再会するなんて、何かとても嬉しい気分です。

今日も歓迎の演奏と踊りが、前回とは別の衣装でありました。

一昨日は、港から北方向の見どころを貸切タクシーでめぐりましたが、今日は、クルーズ船客向けの現地ツアーでロンボク島南部の見どころをまわります。

機織りとお菓子作り体験

45分ほどで最初の目的地のスカララ村に着きました。

ロンボク島の先住民族であるササック族の文化では、女性は機織りを習得していることが結婚の条件となっていて、子供の頃から教わるそうです。

ここでは、妻が実際に機織りを指導してもらいながら体験しました。

さらに、米粉とココナッツミルクで作るセラビというお菓子を焼かせてもらって、なかなか楽しめました。

焼けたセラビはココナツの粉を振ってパームシュガーシロップをかけて食べるのですが、とても美味しくて、おかわりしました。

伝統家屋探訪

次に、伝統的な家が立ち並ぶササック族のエンデ村を見学しました。

若いお父さんが村の中を案内してくれましたが、そのお住まいの隣のお祖母さんの家の中を見せてもらえたし、後で村の工芸品を並べたショップでは小さくて可愛い娘さんにも会えました。

床は牛の糞でできていて、それをいつも何度も塗りこんでメンテするし、屋根や壁も自然のものでできていて、定期的に葺き替えているそうです。

村の広場の一角で子供たちがトランプに興じていました。

正面奥の小屋では牛が飼われていました。

最後に急に雨が降り出しましたが、ギリギリセーフでした。見たかった茅葺の家が見れて満足です。

バスで移動中もガイドがササック族の風習についていろいろな話をしてくれましたが、初めてのデートで男性が女性の家を訪問した際、女性の親がこいつはダメだという場合、台所で食器を叩いて大きな音を出すそうです。

完食ランチ

次に、ロンボク島南部のリゾート地マンダリカに来て・・・

地元の料理のランチをいただきました。

かなりたくさんの種類のおかずが出てきましたが、ほぼ完食したのを見てお店の人も喜んでました。

見るだけの素敵なビーチ

次に、近くのクタ・ビーチに行きました。白い砂浜と青い海で人気のビーチリゾートです。

波はちょっと荒いけど、素晴らしく美しいビーチで、一昨日のスンギギ・ビーチより桁違いに良く、ここで泳ぎたいと思える場所でしたが、今日はそこまでの時間は無くて見るだけです。

ろくろを回して陶芸体験

最後に、伝統的な陶器作りで有名なバニュムレック村を訪れました。

陶芸の作品自体は、色合いがあまり自分の好みではありませんでしたが・・・

ろくろを回しながら作る体験をさせてくれたので、来た甲斐はありました。

先住民族の文化と風習についていろいろと学べた良いツアーでした。

港の様子

レストランで夕食中、錨泊しているフェリーの出入りがあったり、地元の小舟が窓のすぐ近くまで来て手を振り合ったりして楽しめました。

次の寄港地ではインドネシアの中部時間から西部時間に変わるので、寝る前に時計を1時間戻して時差の調整をしました。

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