天草3: 下島南部周遊(大江、崎津、コレジヨ館)、道の駅めぐり

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下田温泉の宿を出発して南に進むと、工事中のトンネルと橋があり、その辺りだけ道が狭くて曲がりくねっていましたが、逆に、これまで走ってきた天草下島の道路が予想以上に整備されていて走りやすかったことに改めて驚きました。

天草ロザリオ館と大江天主堂

今日の最初の目的地は、天草ロザリオ館です。

ここも撮影禁止でしたが、キリスト教が禁じられていた江戸時代に潜伏して信仰を密かに続けたキリシタンたちに焦点を当てた展示で、再現された「かくれ部屋」などは見るとジーンときます。

そこから遊歩道を登って行くと、十字架を乗せた墓石が並ぶお墓の横に大江天主堂が建っていました。

教会の中を見学した後、周辺を歩くと、この教会を建て、天草弁で説教をしていたというガルニエ神父の銅像やお墓がありました。

昨日「五足の靴文学遊歩道」を歩きましたが、その元になる与謝野鉄幹北原白秋ら5人の天草旅行のハイライトは、この大江天主堂にガルニエ神父を訪ねたことでした。

世界遺産の崎津集落

次に、「潜伏キリシタン関連遺産」として世界遺産に登録されている崎津集落を訪れました。天草の中で、九州本土から一番離れた所にあるので、行くだけでも大変な所です。

道の駅に車を駐めて、まずここのシンボルとも言える崎津教会まで集落の中を歩いて行きました。

教会内は撮影禁止でしたが、床に畳が敷いてあるのがとてもユニークでした。

教会のすぐそばの崎津資料館みなと屋(写真↓右の建物)は、セット券で入れる4つのキリシタン資料館の中では展示物が一番おもしろかったです。

ここの名物のサツマイモで作られたこっぱ餅(写真↑)を食べながら、集落のはずれにある海上マリア像が見える所まで歩いて行きました。

写真(↑)の左上の岩の先っぽに立っている小さな白い像がマリア像です。

天草コレジヨ館

天草のキリシタン遺産めぐりの締めくくりに天草コレジヨ館を見学しました。

日本人宣教師を養成するために設けられた天草コレジヨで学び、ヨーロッパに渡った天正遣欧四少年(伊東マンショ、千々石ミゲル、原マルチノ、中浦ジュリアン)をフィーチャーした展示でしたが、撮影可能な展示物の中には、南蛮船模型と・・・

少年たちが持ち帰ったグーテンベルク印刷機の複製がありました。

かかしに占領された小学校

天草下島のほぼど真ん中にある道の駅 宮地岳かかしの里でランチにしました。

ここは、廃校となった小学校を再活用してあり、校舎や校庭のいたる所にかかしがいる楽しい道の駅でした。

写真(↑)に写っている人は、卓球をしている親子以外は全てかかしです。

美味しいミカンの道の駅

帰路の途中で、有明、上天草さんぱーる、不知火の3つの道の駅にも寄りました。

特に道の駅 不知火の辺りは、みかん農園がたくさんあり、道の駅でも美味しそうな柑橘類がたくさん売られていました。

今回の旅行で天草観光は卒業したとしても、今後も福岡に帰省する機会に、いろいろな種類の美味しい柑橘類を安く手に入れるために、この道の駅まで来ることはありそうです。

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