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カリブ海クルーズ選び
昨年夏に今回の旅行を計画した際、何度も渡米しなくていいように、パナマ運河クルーズに続けていつかはやりたかったカリブ海クルーズもすることを決めました。
2/11にマイアミで終わるパナマ運河クルーズのすぐ後に出港するノルウェージャンクルーズライン社のカリブ海クルーズとして以下の候補がありました。(料金が安い順、料金はバルコニー付き船室の検討時点での1人当たりクルーズ料金)
- マイアミ発、2/11-18 ($876) or 2/18-25 ($701):ブリス号(16.8万トン)
- ロアタン島、ベイ諸島(ホンジュラス)
- ハーベストケイ(ベリーズ)
- コスタマヤ(メキシコ)
- コスメル(メキシコ)
- ポート・カナベラル発、2/11-18 ($739) or 2/18-25 ($729):エスケープ号(16.5万トン)
- プエルトプラタ(ドミニカ共和国)
- セントトーマス島(米領ヴァージン諸島)
- トルトラ島(英領ヴァージン諸島)
- グレートスターラップケイ(バハマ)
- マイアミ発、2/12-19 ($811) or 2/19-26 ($811):アンコール号(16.8万トン)
- 寄港地は2に同じ
- タンパ発、2/19-26 ($949):ドーン号(9.2万トン)
- 寄港地は1に同じ
- ポート・カナベラル発、2/12-19 ($1624) or 2/19-26 ($1596):プリマ号(14.4万トン)
- コスメル(メキシコ)
- ジョージタウン(グランドケイマン)
- オチョ・リオス(ジャマイカ)
- グレートスターラップケイ(バハマ)
3., 4.は同じ寄港地の2., 1.の方が安いので没、5.は新造船のため料金が高いので没、1.のメキシコの寄港地は前にカンクン旅行をした際に行った場所に近いので、全く行ったことがない寄港地ばかりの2.にすることにしました。
また、パナマ運河クルーズ中の毎日の食べ放題で疲れた胃を一度休めるために、1週間はさんで2/18出港の便にしました。
ガス欠の危機
1週間滞在したオーランドのコンドミニアムを朝9時過ぎに出発して、64マイル離れたポート・カナベラルのBudgetレンタカーに向かいました。
実は、マイアミ空港でレンタカーを借り出した際、うっかりFuel Purchase Option(満タンのガソリンを買い取ることで返却前に給油不要)を選んでしまったため、タンクをほぼ空にした状態で返すのがお得なので、ぎりぎり足りるはずのガソリンしかありません。
ところが走っている間に、ナビが示す目的地までの残距離を上回るペースでインパネが示す到達可能距離が減っていき、このままではガス欠して最悪クルーズ船の出港に間に合わなくなってしまうかもしれません。
さらに悪いことに、広大な原野の中の高速道路を走っていて当面は街などありません。
Google Mapで一番近いガソリンスタンドを検索して新たな目的地に設定すると、ガソリンのゆとりはたったの2マイルしかありません。これがマイナスだったらこの時点で万事休すでしたが、望みは出てきました。
燃費を節約するためにエアコンを切り、スピードを落とし、上り勾配でもアクセルを踏み込まずに、後続車には迷惑な運転を続けたところ、ゆとりの2マイルをそのままキープできているようです。
昨日、1ガロン入れたらと言う妻に対して、計算して大丈夫だからと言って0.5ガロンしか給油しなかった手前、助手席の妻に怒られながら、ハラハラドキドキしながら、何とかガソリンスタンドまでたどり着き、1ガロン給油しました。ホッ。
また高速道路に乗りなおして、エアコンもつけて快適なドライブでレンタカーオフィスに着き、シャトルバスで送ってもらって10時頃にクルーズターミナルに着きました。
ノルウェージャン・エスケープ号に乗船
パナマ運河クルーズの出発港だったロサンゼルスとは比べ物にならないほど立派なクルーズターミナルがポート・カナベラルにはあり、そのすぐ隣につながれたノルウェージャン・エスケープ号(Norwegian Escape)は、大き過ぎて全体を見渡せません。
パスポートを見せて手荷物検査ゲートを通り、まだ早いので行列なしで乗船手続きが済みました。パナマ運河クルーズに比べると、マスクをしている人や東洋人の割合がずっと少ないようです。
椅子に座って何時間か待つかと思ったら、11時前に長いボーディング・ブリッジを歩いて乗船することができました。
エスケープ号を探検
まずは15階のカフェテリアに行って、窓際のテーブルでディズニーのクルーズ船を眺めながら早めのランチにしました。シュリンプカクテルが大盤振る舞いで美味しかったです。
船内の探検に出かけましたが、先週まで乗っていたブリス号とほとんど同じ大きさ、造りなので、よく似た感じです。
大きな違いとしては、ブリス号にはゴーカートのレーストラックがあった代わりに、エスケープ号にはロープワークがあって、こちらの方がおもしろそうです。
エスケープ号の船室
15時頃に船室に入れるとのアナウンスがありました。今回もバルコニー付き船室で、広さも造りもブリス号とほぼ同じです。
バルコニーだけは、ブリス号より少し狭くなりましたが、これが標準サイズです。ブリス号では9階の船室でしたが、9階だけバルコニーがほぼ倍のサイズになっていました。10階以上は標準サイズで、今回の船室は12階にあります。
今回は船首側の船室なので、船尾側だったブリス号では200m以上遠くに見えていたブリッジウィングがすぐそこです。
ポート・カナベラルを出港
ポート・カナベラルは、一度にたくさんの大型クルーズ船が接岸できるようになっています。
ターミナル10のエスケープ号から、隣のターミナル8のディズニー・ファンタジー号(Disney Fantasy、13万トン)、ターミナル6のカーニバル・フリーダム号(Carnival Freedom、11万トン)を望むと壮観でした。
15時半の避難訓練に参加した後、定刻16時に出航し、ターミナル1のマリナー・オブ・ザ・シーズ(Mariner of the Seas、14万トン)の横を通って海に出ました。
狭い港内で180度転回して港外に出るまで、バルコニーから出港の様子をずっと眺められるのは、船好きにはたまりませんでした。
スパ見学
夕食後に船内のマンダラ・スパという有料施設を見学させてもらいました。
室内温水プール、ジャグジー、サウナに加えて、サウナとは逆のアイスルームや・・・
ソルトルームというのもあって、何かよく分かりませんがソルトセラピーなるものを体験できるようです。
海の景色を眺めながら温めた石の上に寝そべってリラックスできるようなところもあり、終日航海日にこんなところで過ごすのも良いかもしれませんが、お値段ほどの価値はないかなあと思いました。