レムチャバン(バンコク外港)寄港:エンシャント・シティでタイを擬似旅行

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レムチャバン入港

ベトナムフーミー港からタイレムチャバン港まで、1日の終日航海日をはさんでタイランド湾の奥深くに入ったノルウェージャン・サン号は、1時間ほど先行していた姉妹船のノルウェージャン・スカイ号の後ろに接岸しました。

レムチャバン港は、タイ最大の国際貿易港で、首都バンコクの外港でもあります。

下船すると、港の職員が鳴物入りで歓迎してくれました。

寄港地ツアー選び

レムチャバン港からバンコク中心部までバスで送迎してくれて後は自由という寄港地ツアーがあり、妻はそれを希望しましたが、バンコクは既に2回(妻は3回)訪問してほぼ見尽くしているし、片道2時間はかかります。

バンコク郊外のエンシャント・シティ(正式名称:ムアン・ボーラン)というタイ各地の歴史建築を原寸や縮小で再現した世界最大級の野外博物館を訪れる寄港地ツアーもあり、私はそれを希望し、珍しく意見が割れました。

結局、少しばかり強引に後者に決めたので、1ヶ月以上経ってこのブログ記事を執筆している今でも時々恨み言を言われています。

エンシャント・シティ観光

ツアーバスは予定より30分ほど早く港を出発しました。

ガイドは中国系タイ人の女性で英語も分かりやすいし話も良いし統率力もあるのですが、ドライバーはちょっと頼りなくて道を間違ったのか、中央分離帯のある道路で無理やりUターンして逆走しながら来た道を戻ることもあり、結局2時間半もかかってエンシャント・シティに着きました。

全体を見渡したような写真が入り口にありましたが、とても広大で、まだ新しく建設中のエリアもあります。

歩くには広過ぎるし暑過ぎるので、園内をめぐるトラムに乗って主な見どころをまわりました。

トラムが最初に停まったエリアには、見応えのある建物や像がたくさん立ち並んでいて、全部見てやろうと急ぎ足でまわりました。

写真↓の左奥の像は、バンコクの有名なエメラルド仏を模したものかと思われます。

これは、バンコクのワット・ポー(ねはん寺)の涅槃像の縮小版のようです。

大きな建物内に靴を脱いで上がると、ずらりと並んだ黄金の仏像が壮観でした。

またトラムに乗って、主な見どころでは写真ストップをしながら園内をめぐりました。

池の中に建てられた金と緑の建物は、中には入れませんでしたが、外観はとても見栄えがしました。

この金色の像は、奇跡を起こす観世音菩薩だそうです。

園内の水面には、王室御座船(ロイヤルバージ)の複製が浮かんでいました。

池の中の建物は、古代インドの世界観の中心にそびえるスメール山を象徴していて、それを巨大な怪魚がぐるりと取り囲んでいます。

ちょっとおもしろい物も見ました。新しい展示物にふさわしい場所として、なんと一つの山を丸ごと建設中でした。

これは何のレプリカか分かりませんが、目を惹く建物でした。

これらもなかなか本物っぽいです。

最後にこの大きな建物に入りました。崩壊したアユタヤサンペット・プラサート宮殿の復元だそうです。

中はとても煌びやかで見応えがありました。

園内には象もいました。見かけはピンクっぽい色でしたが、ホワイト・エレファントという神聖な象だそうです。

まだまだ見切れないほどいろいろな建物がありましたが、見た分だけでもとてもバラエティに富んでいて楽しめました。

どたばたランチ

帰路の途中、いろいろなファーストフード店が建ち並ぶ所に寄って、35分のランチ休憩がありました。

我が家は、タイ風ヌードルのお店に入って注文した後で、カードか米ドルで払えるか確認するとどちらもダメ。謝って店を出て、結局セブンイレブンでタイ風料理の弁当とシュウマイみたいなのを買おうとすると、カードは200バーツ以上じゃないとダメ。菓子パンを加えたけどまだ足りず、マンゴーを加えてようやく206バーツになったものの、カードでの支払いがエラー。もう1枚持っていたカードは大丈夫だったので、既に弁当は温めてもらっていただけにホッとしました。

店内のレジは混雑して行列ができていましたが、客の1人が日本語で世話をやいてくれるし、レジの人も辛抱強く待ってくれて皆親切でありがたかったです。

バスに戻って弁当を食べると、ピリカラな味が絶妙でした。

ガイドからも1人1本笹の葉に包んだ地元の餅菓子が配られ、これもまたとても美味しかったです。

レムチャバン出港

20時頃になって出港の様子を眺めるために船首のオープンデッキに行くと、隣のノルウェージャン・スカイ号のイルミネーションがきれいでした。

船の舫い綱がはずれ、スラスターで岸壁から離れ、後進で船溜りを出て、反時計回りに90度転回し、ゆっくり左に曲がりながら港を出ていくまで、ずっと港の夜景を楽しみました。

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